鍛冶師助手メール 33週間目

229日目
ウルベクは見かけよりも賢い。彼は文字付きの金属の薄板を打ち延ばしており、確実に金属加工の腕と読み書きの能力を上げている。ようやくラウモント家の能力が受け継がれつつある。

230日目
うるべくだ。うるべくはあなたのために打ち込んだ他のものと一緒に、この手紙をあなたに打ち込む。これらは頑丈だ。

231日目
うるべくはあなたに新しいものを打ち込む。これらはうるべくが打ち込まなければ砕けない。小さな親方のらうもんとは、見事なものだと言っている。

232日目
うるべくはただの文字の代わりに単語を打ち込む方法を考え出した。書くのが速くなって、手際が良くなった。うるべくはあなたへの仕事が終わったら、くらんに文字を打ち出すつもりだ。うるべくが文字を打ち出すのを学ぶ前は、書くことが楽しいとはまったく思わなかった。

233日目
許してくれ、良き鍛冶屋よ。ウルベクがやっとあなたに手紙を書いていると言った時、文字どおり金属板に不作法な「言葉」を叩き込んでいるとは気付かなかった。材料の注文から手紙の余計な重量は引かれていないと保証する。もちろん、溶かして役立ててもらっても構わない。

234日目
ウルベクはもともとおしゃべりではなかったが、読み書きの勉強に在庫品を使わないよう命じると、一言も口を利かなくなった。厳しくしすぎたかも知れない。

235日目
私は慎重に考慮した上でウルベクに妥協案を提示すると、折り合いがついた。ユニークな複写法は続けても良いが、自分の材料を用いることが条件だ。もし彼の手紙が煩わしくなれば、遠慮なくその件で連絡してほしい。