鍛冶師助手メール 42週間目

292日目
私は去ることにします。あなたには伝えておかねばと思いました。世界には他に何があるのか見なければなりません。私の道が正しかったと分かるのかもしれませんが、別の道が正しかったと分かるのかもしれませんが、別の道を試したらどうなっていたのか、思いを巡らしたくありません。今夜、ロスガーへ出発します。ウルベクがまだそこにいると良いのですが。短い間とはいえ、お仕えできたのは光栄なことでした。

293日目
良き鍛冶屋よ、本当に申し訳ない。今朝、ファロークが見習いを辞退した。あなたは、批判と取られるかも知れないことを言わなかったかね?彼はいつも非常に謙虚であり、あなたが元気づけようとして言ったことを、真に受けるとは思えない。契約の残りは、店から供給しよう。

294日目
こう言いたくはないが、ウルベクはファロークに悪い影響を与えたと思う。あれほど忠実な生徒が突然、数年間の勤勉を捨て去るとは、他の理由が考えられない。1つの腐ったリンゴが全体を腐らす。見習いを取るのに、門戸を広げすぎたのかも知れない。

295日目
ごく少数の落第という怠慢によって、ラウモントの名と「四鉄」の評判が傷つくことがないのは、分かっている。私が一番悲しいのは、無駄になった将来性だ。ファロークは他に頼らずとも、ほんの数年で師匠になっただろうし、ウルベクは悲願であるラウモントの商標を、オークで初めて冠しただろう。何という悲劇だろうか。

296日目
悲劇にも良いことはあった。私はウルベクが傷つけた先祖伝来の金床を修復し、自分の印を「四鉄」の上に残した。2代後の孫息子がラウモントの偉大な歴史を顧客に伝える時、誇りとささやかな楽しみをもって、この件を話すかも知れない。

297日目
各顧客との間で親密な関係を築きたいのはやまやまだが、残りの見習いの評価に対応しなければならず、当然のことながら、増加の一途をたどる「四鉄」への申し込みにも対応しなくてはならない。良い知らせというのは、その中に熱意のある鍛冶屋が少なくとも2人いることだ。

298日目
ウルベクはあなたに挨拶する。そして、突然去ってから手紙を打ち出していなかったことを悪く思う。ウルベクは家族と非常に忙しい。クラン・タムノッシュの抱えるドワーフの物の問題は、それほど悪くない。ウルベクはそのいくつかを打ち砕いて、試作品を打ち出した。ウルベクはこの手紙を打ち出し、あなたに送る。

299日目
試作品はうまく文字を打ち出すが、1ページの写しを繰り返し打ち出すのが一番良い。ウルベクが本の印刷版を打ち出したものの上に打ち出し終えたら、ウルベクは試作品で初の本を打ち出す。方法を完璧にしたら、ウルベクは言葉の細工師へ大きな需要があると考えている。

300日目
ウルベクの前には長き道があるが、良き仲間がいる。ファロークがウルベクを探しにやってきて、新しい冒険に協力すると決めた。言葉の細工師を始めた、最初の顧客のことは忘れない。言葉を打ち出す必要があると思う時は、ウルベクがあなたに協力する。私達の幸運を祈っていてほしい。