仕立師助手メール 41週間目

285日目
どうやら、あの囚われた哀れな船を回収したければ、人の手を借りないといけなさそうね。数日かけて港を尋ね回って、あんな氷なんてものともしない、意欲的な若者を見つけるつもりよ。

286日目
お目の高いお客様、「グラニー・グラヴィウスの穏やか雑貨店」では割れ物の発送用に新たな梱包材の使用を開始しましたので、この者がお知らせします。荷物の中に毛皮が入っていますが、ご心配は無用です。ホウカーがお届けしました。

287日目
謝礼金あり:迷い猫。黒くて抜け毛があり、優しく、引っかかれるのが好きな猫です。みすぼらしいティムと呼ぶと反応します。居場所に関する情報があれば「グラニー・グラヴィウスの穏やか雑貨店」までご連絡ください。ホウカーにご一報を。

288日目
お目の高いお客様、申し訳ありませんが、この間差し上げた手紙でお知らせした内容に誤りがあったようです。もし最近の注文に猫が入っていましたら、それはグラニーからのご愛顧に対するお礼の品ではありませんので、速やかにご返送いただければ幸いです。この者から謝礼を振り込ませていただきます。ホウカーがお届けしました。

289日目
良い知らせよ。船乗りたちを見つけて、グラニーが亡霊の海で見つけた中古の船を動かしてもらったわ。歯抜けにも関わらずいつも笑ってる人たちだった。完璧な船を1ダース手に入れた。ちょっと修理して、換気したらバッチリだったわ。

290日目
あの海の民のおかげで、本当に助かったわ。本土に戻る旅の途中で中古品を集めてくれたの。船に残されてた物と膿で見つけた物を手に入れた今、グラニー婆さんには荷車がもっと必要ね!

291日目
グラニーはあのステキな船を売ろうと思ってたけど、海の民が愛着を感じ始めてたみたいだったから、長い目で見ることにした。あの子たちを雇い続けることにしたの。海で品物を探すコツを心得てるからね。