献身的な者と熱狂的な者

The Devoted and the Deranged

あなたは食べた物で作られるYou Are What You Eat

ノルジック・ダーククロウク 著

彼らは私を異常者だと言う!なぜなら彼らは先見の明が無く、真の力が自由に提供される時、それを手にすることを恐れているからだ。地の底、私達の村の簡素な建造物の下に、力と知識の場所を発見した。霊魂が囁き、誰かに聞いてもらうのを待っている場所だ。

彼らの呼び声を聞いた。彼らの神聖な言葉を何度も何度も繰り返し聞いた。「あなたは食べた物で作られる」彼らは私に囁いた。「あなたは食べた物で作られる。あなたは食べた物で作られる。あなたは食べた物で作られる」

彼らは止まることがなかった。私に頭を整理する時間を少しも与えなかった。それは十分私をおかしくさせ、異常…

いや、そうじゃない。決してその言葉じゃない。私はおかしくない!

彼らが私に心構えをさせて心を開かせた後で、霊魂は私に儀式を教えた。言うならばレシピだ。力と敵の強さを奪い、彼らを私のものにする方法だ。だがとてもたくさんのより良い選択肢があるのに、なぜ定命なるノルドの力で我慢するのだろうか?

デイドラの肉がまず思いついた。だがそのような生物を捕らえて殺すことは想像以上に困難を要する。まず、村の回りを多くのデイドラが歩き回り、私のスープ鍋に飛び込もうと待ってはいない。

だから辺りを見回し、そしてそれを見つけた。村の向こうの平原を、孤独な生物が徘徊していた。巨人だ!力と栄光を与えることのできるこれ以上良い肉があろうか?活力にあふれた巨人の肉より良いものがあろうか?

霊魂は私に、肉は骨から取ってすぐ生で食べた時、最も効力が強いと教えた。力を変換する準備をするために、唱える言葉と儀式のための身振りがある。この力が私に注ぎ込まれる時、何も私を止めることはできない!死すらもだ。私の頭が体とつながっている限り、私は蘇るだろう!

これが霊魂が私に教えたことだ。これが、食べたものになる秘訣だ。これが詠唱歌だ:

チョ ウアー エウハ チョ ウエア チョ ウアー エウハ チョ ウエア チョ ウアー エウハ チョ ウエア

アポクリファで聞きつけた秘密Secrets Overheard in Apocrypha

モリアン・ゼナス 著

シーカーたちは話せないかのように装っているが、そうではない。私は聞いたことがある。彼らは言葉を理解できるし、シューっというような異常な発音ではあるが口から発することもできる。どのようにしてそれを知ったか、語ることにしよう。

アポクリファに来てからは大体そうしているように、私はうかつにも注意を引いてしまった塔のように大きな半魚人の悪意に満ちた視線から逃れ、本の山の後ろに隠れて縮こまっていた。私は、自分がまだ早口で訳のわからないことを言っているのかと耳を済ませたが、それは聞こえなかった。つまり、私は言っていないということだ。では、私は何か別の音を聞いたのだ。

私が隠れている書物の山のすぐ向こうは、無数の壺で満たされたあの限りなくある部屋の1つ、それぞれの壺が不快な匂いの培養液の中に、死体から摘出された生きている「概念の臓器」を収納していると知ってからというもの、ひたすら避けている部屋の1つだった。あの壺は苦手だ。

入口から壺の部屋まで、あまりにも聞きなれたシーカーのピチャピチャいう足音がやって来た。だが、その後それは立ち止まり、そこで初めて聞いたのだ。シーカーが話す粘ついた声を。

「1つわかったことがある」シーカーがもつれる舌で言うと、恐怖の戦慄が私の背筋で踊った。

「知る価値があることか?」1番手前の壺の、うつろな、根源のない臓器の声が返した。

「自分で判断すればいい、浮かぶ者よ。莫大な歴史の多くの局面で、どうして定命の者の侵入者を見かけないのか分かったんだ。気の触れた魔術師は別としてな」

「お前は何もわかってない」と臓器が言った。

「古き先駆者が定命の者と契約を結んだんだ。いわゆる協定ってやつだ。これでもわかってないか?」シーカーが聞いた。

「わかってないも同然だ。ゴールデンアイだっていつも定命の者と協定を結んでる。私のこの酷い有様もそれ故だ」

「自分を哀れむのはよせ。でないとお前をからかってやるぞ。お前はからかわれるのが嫌いだよな。ちゃんと聞くんだ」

「わかったよ」

「実際、あの水晶占い師は定命の者と数多くの協定を結んでいる。だけど、定命の者とニルンで協定を結んだことはかつてない」

「フン。まさか」

「はっきり言うぞ!これは周知のことなんだ」

「どういうことだ?」

「公証人ウウ・ソラックスと第11の指導者が話し合っているのを聞いたんだ。彼らはあの薄明かりの中に入って来たんだ。俺が静かに…」

「探っていたら?」

「まあ、そうだ。それで、聞いてくれ。公証人が指導者に、不可避の知る者は世界的な問題への直接介入を全て停止するという協定に同意している、と言っていたんだ」

「あり得ない。笑えるぜ。そうやって俺をからかえばいい」

「俺もそう考えた。指導者が否定的な態度を示したのと同様にな。だけどその後、公証人は「断じる言葉」を述べたんだ。本がそこら中に飛び散り、嫌な臭いの液が俺の耳から吹き出たよ。それで、彼の言ったことは知られていることだってわかったんだ」

「しかしなぜ?定命の者にちょっかいを出すことと、彼らの知識をもぎ取ることは原初のデイドラの気に入りの娯楽だろう」

「どうやら彼は死ぬほど欲していたものに対して、莫大な代償を支払ったらしい。耳の負傷のせいで、それが何なのかはっきりとは聞こえなかったがな」

「それは知識だろ、当然。偉大な秘密だ。すごいものだよ」

「俺もそうだと思う。それにこの協定は双方ともに拘束するらしい。これが定命の者が来ない理由だよ。加えてシーカーもな」

「あの頭のおかしい魔術師を除いてな。どうやってここに来て、どんな邪悪な用があるっていうんだ?」壺の臓器が聞いた。

「わからん。だけどもし奴を捕まえたら、引っこ抜いてやろうぜ、奴の…何の音だ?」

それは私にも聞こえた。だから逃げ出した。私はその音を知っている。それは訳のわからないことを早口で言っていた。

イフレの紡ぎ手The Spinners of Y’ffre

シランティレ 著

ウッドエルフのイェフレ、あるいは「イフレ」の司祭は、紡ぎ手として知られている。彼らはイェフレを「語り部」と呼び、物語や比喩を通してイェフレに生き方や振る舞い方を教わったと信じている。

司祭として、紡ぎ手はイフレを手本としている。物語や比喩を通してボズマーの歴史や文化、法までをも守ることによってだ。年配の紡ぎ手はしばしば比喩だけを使って話すため、他のボズマーですら理解することが難しい。中には、紡ぎ手は年を取るにつれ頭がおかしくなり、その奇妙な話し方は単にその症状にすぎないという者もいる。

しかし騙されてはいけない!紡ぎ手は魔力、あるいは少なくとも鋭い洞察力を持っている。過去の話だけではなく未来の話も語り、そのしばしば複雑な物語は、不可解なことが多いが卓越した正確さを持って未来の出来事を言い当てる。

もう1つ付け加えておくと、紡ぎ手は誰かに運んでもらわなければ動くことができないと信じられているが、実際にはイフレの司祭は自分で歩くことができる。故郷から遠く離れて移動することは滅多にないが、必要な時にははるばる遠方まで旅をする者もいる。おそらく、他のウッドエルフが紡ぎ手を失うことを怖れて危険な遠征を防ぐために、そのような噂を広めたのだろう。

ヴィラからの手紙Letter from Vila

仕えるもの達へ

ついに私達の時が来た。紡ぎ手の祠の場所が明らかにされ、一握りの愚かで残忍な奴らだけが私達と彼女の勝利の邪魔をする。

だからあなた達は、イリアス聖堂の北西にある谷の下へ集う、網の仲間に加わるために呼び寄せられた。

慎重に進みなさい。アッシュランダー達は聖堂を襲う。いかなるよそ者も容赦なく攻撃するでしょう。

——ウィドウ、ヴィラ・テラン

ウーズのオースブレイカーOathbreakers of Ouze

ウーズの秘密が今明らかになった。どうやら、ボズマーは全員がグリーンパクトに同意したわけではなかった。何かが起きた…内戦か?神々間の意見の相違か?何であろうと関係ない。ウッドエルフのある派閥が、他の派閥に負けたのだ。

自らの持つ、変化し続ける能力を放棄することを拒否した罪として、他の皆から「オースブレイカー」と呼ばれたボズマーは、鎮圧されてウーズに埋められた。我々は、彼らが生きたまま埋められたと願いたい。その場合、死体は新鮮で手つかずである可能性が高い。タール坑を掘れば近年において最高の掘り出し物になる。シャドウフェンのスティルライズ村の偉大な発見よりも勝るだろう。

エサニヨンの記録Essanyon’s Records

恵雨の月2日
八大神が話しかけてくださった!サマーセット諸島にいる全エルフの中で、この私に!私を選んでくださったんだ。私は偉大になる運命だと母さんはいつも言っていた。夢の中にカラスが現れて、終わりが近づいているという言葉を広めろと言った。終わりが来ている。アーリエルの光に浴したいのであれば、準備をしなければ。

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恵雨の月8日
任務を開始した。すでに信徒の小さなグループが周りに集まっている。自分の兄弟、クアロナルディルもいる!時間がなくなる前に言葉を広めなくてはならない。アリノールで開始するようクアロナルディルを、もう一人をクラウドレストに送った。私はスカイウォッチの人々に集中するためにオーリドンへ旅をするつもりだ。必要な手はずを整え始めなくては。

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恵雨の月20日
ついにスカイウォッチに着いて、言葉の拡散に取りかかった。多くの人が疑問を抱いているようだが、真実であることがわかる人も少数いる。私たちは同胞の魂を救うために一生懸命活動している。合図をもう一つ送ってもらうように、神々に祈ってきた。私が伝導する言葉に熱意を加えて、背後にある真実を示すために使える何かを。

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栽培の月15日
それはとうとう起きた。カラスが再び現れたのだ。神々は私にそれが起こる日付を教えてくれた。南中の月10日だ。タムリエルの人々に光を見せてあげるにはたったの2ヶ月しかない。時間切れになる前に、諸島の他の皆に言葉を広めなくては。

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栽培の月30日
また夢を見た!今回はカラスがメッセージをくれた。神々は、私が貴族の血筋であるアルトマーを生贄として捧げれば、最後の訪れを防げると宣言した。自分の一団にそのようなアルトマーがいる。喜んで生贄になるよう彼を説得できなければ、さらに苦肉の策を取る必要があるかもしれない。どちらにせよ、それはすべての生物の安全を守るために為されなければならない。

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真央の月5日
儀式のために信徒を全員招集した。行われるのはエズドゥインの街だ。信者の多くがそこで火の番をする。貴族は死ぬだろう。そして、多くの者が生きることになるだろう。

真央の月10日
その貴族の男に警告した者がいる。彼は謝罪の意をよこしたが、仕えることはないだろう。もっと直接的な行動を起こさなければ。スカイウォッチに最も忠実な信徒を派遣してある。彼らの剣が我々皆を救うことになるだろう。

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真央の月14日
儀式は成功した!我が一団は目的を果たしたのだ。しかし、誰が私を裏切ったのかを知った今、私は恐れている。自分の兄弟だ。クアロナルディルはもう何日も一団と一緒に行動していない。私は最悪の事態を恐れている。

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真央の月19日
スカイウォッチ衛兵隊がエズドゥインを攻撃した!クアロナルディルがやったにちがいない。私たちはエズドゥインの地下室に閉じ込められてしまった。不信心な衛兵なんかの手に私の信徒を死なせるわけにはいかない。

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真央の月21日
夢の中にまたカラスが現れて、マラーリ・モラを使えと言った。信者に危害が及ばないようにしなければならない。信じぬ者の剣に我が一団を飲ませるわけにはいかないのだ。ここにいる定命の者たちの命は終わってしまうが、我々の魂はアーリエル自身のもとへと届けられるとカラスは約束してくれた。

エドラ研究への導きIntroduction to Aedric Studies

情報募集中

エルデンの木の金庫への侵入Cracking the Elden Tree Vault

問題1:金庫を警護しているトロール。
解決策:トロールは火を嫌うから焼き殺せばいい。
備考:トロールの焼死体から脂肪がとれる。容器で脂肪を採取して、魔術師ギルドで再販するように。

問題2:金庫を警護している衛兵。
解決策:火で衛兵をかく乱しろ。魔術師ギルドはキンドルピッチを製造している。魔術師ギルドで火を起こせ。衛兵は消火に追われるだろう。
備考:魔術師ギルドを燃やしたらトロールの脂肪の買い手がいなくなる。新しい買い手を探すか?

問題3:金庫が想定外の魔法で守られている。
解決策:金庫の守りを考案した魔術師を見つけて、燃やしてやるぞと脅せ。ちょっとなら本当に燃やしてもいい。魔術師はちょっと燃やすと秘密をバラす。
備考:トロールの脂肪を塗った湿布は火傷に効く。ちょっと燃えた魔術師にトロールの脂肪を売りつけるか?

くねくね道The Coiled Path

ゴーストスネークは立派な者を守る。

ゴーストスネークは下劣な者を貪り食う。

ゴーストスネークはくねくね道に住んでいる。かつて、くねくね道の横を流れていた川は長く真っすぐな川だったが、ゴーストスネークがそれを気に入らなかった。獣達に命じて掘らせた。人々に命じて地面を削らせた。岩と水に命じて移動させた。そして今、道と川が待ち構える蛇のようにとぐろを巻いている。

くねくね道は、容易く歩けるような道ではない。ゴーストスネークがそう望んだのだ。ゴーストスネークはくねくね道で餌を捕獲し、餌食となった者は霊魂として蘇る。霊魂は決して逃げることができず、肉体だけでなくエキスまでゴーストスネークに貪り食われるまで、その曲がりくねった道を永遠に歩き続ける。

くねくね道はただの道や川ではない。叡智への道、狡猾への道、洞察への道だ。ゴーストスネークの信者は真っ直ぐ狭い道を進むことはできない。代わりに、ゴーストスネークは信者が裏切りや困難を乗り越えられるよう祝福を与える。彼らが人生の危機を切り抜けられるように叡智を与えるのだ。

くねくね道は弱者が歩けるような道ではない。ゴーストスネークは餌を食べる必要があり、もしも信者達が餌を確保できない場合、当然その信者達が餌となる。

ゴーストスネークは何十万もの大蛇の親だ。ゴーストスネークの餌となった者の霊魂が集まる場所は、ゴーストスネークの蛇の子供達が栄える場所となる。

我々ゴーストスネークに仕える者達は多くの教訓を得た。容易い道を選ぶな。足元に油断するな。裏切ろうと待ち構えている者が潜んでいるから。見知らぬ敵が待ち構えていることを忘れるな。敵が隠し持っている武器のことをいつも心に留めておけ。そして風が運んで来る蛇の囁きを聞け。

ゴーストスネークの高潔な祝福を受けるためにこれを書いている。人生には正義など存在しない。人生は慈悲など与えてくれない。人生とは簡単なものではない。真実は欺きのくねくね道にのみ存在し、ゴーストスネークがその真実を囁くのだ。

これが理解できなければ逃げ出すことだ。逃げても必ず見つけ出すが。

ゴーストスネークに見つかれば、祝福を受けられるだろう。あるいは死ぬことになるだろう。

ケニクサのリストKennixa’s List

バター!

チーズとソーセージ、それにミルクとハチミツとかすみ草。

血でいっぱいの羊の内臓。激しく地を打つ雨、そして出産の悲鳴。

あのカエルは大したことなかったなんて何様?大したこと大有りだったが!次はこんなものじゃ済まない。

——ケニクサ

サタカルを知るKnowing Satakal

レッドガード7つの格言

「この世の終わりを否定するのは、この世の始まりを否定するに等しい」

「サタカルは創造と破壊、生と死、愛と恐怖である」

「世界はサタカルによって作られ、いずれサタカルによって終わる」

「サタカルを知るには、川について考えるのだ。蛇が脱皮して生き続けるように、水は川によって海へと運ばれ、その源で生まれ変わる」

「ワールドスキンはすべてであり、すべてが無である」

「信者でないものを恐れるな、信者であろうとなかろうと、等しく蛇神に食われるのだから 」

「空の大蛇は水面の大蛇を反映するか?その通り」

シェザールと神々Shezarr and the Divines

帝国蔵書庫
古代神学・古数神秘学芸員補
フォースティラス・ジュニアス 著

シェザールは誤解されがちな存在であるが、シロディールでは信仰を勝ち得ている。彼や、他の多くの神々は、帝都における数々の大規模な宗派の崇拝の対象となっている。シェザールは特に西部コロヴィア地方で崇拝されており、当地ではショールという名で呼ばれている。西部の王たちの多くが民族意識的にも宗教的にもノルドであるためである。

シェザールと他の神々との関係にはわからない部分が多い(彼はよく神々の「失われた兄弟」と呼ばれる)。その経歴はシロディールの「奴隷の女王」と呼ばれた聖アレッシアがシロディール帝国の原型を築いた時代から始まる。ハートランドにおけるシロディールとノルドたちの歴史の初期、シェザールは人間を代表してアイレイド(ハートランドの支配者エルフ)と戦った。その後、なぜかシェザールは歴史の舞台から消え(他の土地の人間を助けに行ったと考えられている)、彼の統率力を失った人間たちはアイレイドによって征服され、彼らの奴隷と化した。

奴隷制度は何世代にもわたって続いた。そのあいだ、互いに接触のなかった人間たちは主人であるエルフたちの神々を崇めるようになり、また彼らは支配者エルフの宗教的な習慣を彼ら自身の信仰に取り入れたため、人間とエルフの宗教は混ざり合い、区別があいまいになっていった。

第一紀242年、アレッシアと彼女の半神の恋人である「カイネの息吹」モリハウス、そして悪名高いペリナル・ホワイトストレークに率いられ、シロディールの人間たちは反乱を起こした。スカイリムがこの南の奴隷の女王に味方の兵を送って協力したため、反乱は成功した。アイレイド王朝は瞬く間に滅ぼされた。それからまもなくして、アレッシアの部隊は白金の塔を占領し、アレッシア自ら最初のシロディール女帝となった。そのことはまた、彼女がアカトシュ信仰の大司祭となったことも意味した。

アカトシュはアルドメリの神であり、アレッシアの治める人々はまだエルフの神々への信仰を捨てようとしていなかった。このことは、彼女に政治的な問題をもたらした。彼女はノルドを味方のままにしておきたかったが、彼らは(当時は)エルフの宗教を拒絶していたのである。だからといって、人々に今度はノルドの宗教を強要することはさらなる革命をまねく恐れがあり、避けたかった。そのため、宗教的寛容が推進され、女皇アレッシアは新たな信仰の対象を設けた。八大神である。八大神は、ノルドとアルドメリそれぞれの宗教の綿密な調査に基づく適切な融合であった。

結果として、シェザールについても変更が加えられなくてはならなかった。彼はもはや、アルドメリと敵対する血に飢えた武将ではいられなかったのである。しかし彼はまた、消え去ることもできなかった。彼を信仰することを否定すれば、ノルドの人々はアレッシアの支配圏から去ってしまっていたであろう。最終的に、彼は「人間の全ての営みを助ける御霊」ということになった。これはショールの特徴を薄め、軽く偽装したようなものであったが、ノルドたちは満足していた。

ジャコラーの日記Jakolar’s Journal

・ソリチュードを退去させられた。スヴァグリム首長は方法が失われ、私の研究が無意味になったと信じている。それは構わない。彼のためにやっているのではない。

・30日が経過した。南と東へ旅をして、できるだけ多くの墓地を訪れた。ドラウグル達はまったく脅威にならないが、より強い奴らを完全に圧倒するには、かなりの体力を使う。休む必要があるが時間がない。

・ホワイトランの門で追い払われた。遺体の世話や、臭いを和らげる付呪にもかかわらず、老いたノルドが妻の亡骸を連れて街の広場に入るのは、ほとんどの者にとって不快だそうだ。

・今回は彼女を見た。おぼろげな姿で、私にやめるように泣き叫んだ。こうでなくてはいけないと彼女に伝えようとした。ひどく拘束されて苦しいのは分かるが、それは一時的でしかない。すぐに彼女は永遠の生を得る。二度と失いはしない。

・イヴァルステッドに到着した。遺体と物資を村のすぐ外に隠した。私の助けになるであろうドラウグルの呪いを知るものは、ここにいない。だが構うものか。夕暮れになったら墓地へ行き、学べることがあるか調べる。最低でも彼女をもう一度縛る場所はあるだろう。

すまない、最愛の妻よ。もう少しだ。

ソブンガルデ:再調査Sovngarde, A Reexamination

ベレディット・ジャスタル 著

死。それは誰もが直面するものだ。違うか?

近くにいるノルド人に命の終わりをどう思うか訊ねると、それは血沸き肉躍る恐ろしい話や、勇敢な行動と胸が張り裂けるような悲しい話のように扱われるだろう。大虐殺があったとしても、普通のノルドの戦士が認識するよりもっと多くの死がある。勇敢なノルド人が永遠に生き続け、ハチミツ酒を飲んで強さと技の競い合いに参加できる、戦場を超越した別の世界があるという新たな証言もある。しかしノルドの死後にある永遠の生の可能性を理解するには、まず最も不思議な戦士の静養所をめぐる伝説を再調査しなければならない―ソブンガルデだ。

古代の文書とノルドの口伝によると、ソブンガルデの存在は神話紀末期までさかのぼる。、そこには壮大で名誉ある場所への入口が景色に隠れている。ソブンガルデと呼ばれ、戦争で勇気を証明したノルド人を称えるために神ショールが建てた。この「勇気の間」の中では、我々が言う時間に意味はない。生と死の概念は扉の外に置いていかれ、中にいる者は、苦痛やノルドが最もかかりやすい病である倦怠感から逃れた、一種の自己完結型の幸福感の中を生きている。

しかしソブンガルデの入口がいかに上手く隠されているかは学術的議論の的となっている。ショールの素敵な広間はただの神話だと信じる者もおり、ソブンガルデの素晴らしさを体験してから戻ってきた者がノルドにいないからだと言う。しかし、それで探すのをやめるわけではない。ノルド人にはソブンガルデの入口を探しに人生を費やす者もいる。ほとんどは悲しみ衰弱して故郷に戻り、失敗に心が沈む。彼らはなくならないハチミツ酒の喜びや終わらないレスリング大会を知ることはない。

ソブンガルデの入口が死と何の関係があるのかと尋ねる人もいるだろう。最近シロディールで亡くなったノルド人の家の屋根裏部屋で発見された数々の古代の羊皮紙によると、すべてだ。最初は恋文のようなものが続いたが、後の方では4本指のフェルガと、興味深いことに、巨人ロルフというノルドの戦士の亡霊との手紙のやり取りだとわかった。

羊皮紙の文書では、ロルフは全人生をソブンガルデの入口探しに費やしたが、叶わなかった。彼がスカイリムの故郷の村に帰ろうとしている時、巨人の一団に待ち伏せされた。ロルフは勇敢に戦ったが、すぐに倒され、巨人は彼の頭を投げて遊び始めた。驚くべきことに、霊となったロルフは、その場を離れ天国へ昇っていく時にこれらをすべて見た。そして辿りついた場所が…ソブンガルデの壮大な広間だった!

ロルフは自分の幸運が信じられず、愚かにも真実に気づくまで何年もかかった。死がソブンガルデの入口なのだ。兄弟として挨拶してきたショールから、巨人ロルフ自身がそう聞いた。彼は焼いた羊の足を渡され魅力的な女性に手を置かれた。ショールが言うには、ソブンガルデとは、名誉ある戦闘で勇ましく戦ったノルド人なら誰でも来れるらしい。

今こそノルド人が真実を知る時だ。永遠の命は彼らのもので、達成不可能な目標のために無駄に努力して定命の者の人生を使いきる必要もない。結局、勇ましいノルド人はすべてソブンガルデへ行ける。切断、断頭、または臓器のはみ出しなどは、ショールの素敵な広間で過ごす永遠を得る機会のためならば、安いものかもしれない。

ダイニラの死体のケバブDaynila’s Corpse-Kebab

私のお気に入りです。エルフと人間ならみんな気に入るはずです。アルゴニアンは固くて幾分臭味がありますが…基本的に尻尾は避けてください。

目玉や内蔵を含んだ死体の一番食べやすくて柔らかい部分を切り分けます。間に魚や蛇の干物を挟んで、それを串刺しにします。そしてお好みの焼き加減まで火にかけましょう。赤ワインにとてもよく合います!

トゥワッカ、アーケイ、ザルクセスTu’whacca, Arkay, Xarxes

タネスのレディ・シンナバー 著

学者がザルクセス、アーケイ、トゥワッカの明確な類似点に注意を払うことは珍しいことではない (特に面白味のない、明白な事実の単調な列挙は、自慢屋の老人エリンヒルのファラスタス著 「タムリエルの冥界神」 を参照のこと)。大陸のほぼすべての文化において、これらの神々は何らかの形で崇められている。そう、ヴァレンウッドのウッドエルフが両方を信仰するように。短い論文になるが、この神々の起源についていくつかの質問を提起し、答えを得るものとしたい。

ザルクセスから始めよう。少なくとも歴史が記録されて以降は、アーケイとトゥワッカより以前から信仰されている。すべてのアルドマーの種族の人生を記録するエルフの神ザルクセスは複数の創世記に登場しているが、そのほとんどが互いに矛盾する。これらの起源のいくつかは 「偽」であるが、その多様性はザルクセスの様々な顔を示しているに過ぎない。

最もよく知られる2つの起源神話で、ザルクセスはアーリエルの世界の始まりからの出来事を彼のそばで記録する書記として、または高位の神により神に昇格した神話のアルトマーの、アーリエル司祭として登場する。後者の物語はエドラの直系の子孫であり、奇跡的状況において神格化し、地位を再度高められるというハイエルフによる解釈と一致している。

アルトマーにとって、ザルクセスの記録はただのエルフ個人の生涯の物語ではなく、彼らをその祖先に結びつける血と継承のつながりなのである。アルトマーにとって祖先が非常に大事であるように、ザルクセスの一番重要な役割はサマーセットの社会で地位と安定性を定義し、維持することであることがわかる。

アーケイは言うまでもなく、第一帝国の建国時に聖アレッシアによってシロディールで新たに解放された市民に示された、八大神の一柱である。八大神教会は、アレッシアは単に臣下にそれまで彼らを守っていた神を示していただけであるという、第一紀始めから今に伝わる書の断片の学術研究を公式見解として採用している。コーセイの「タムリエル論文集」はよく知られているが、私はさらにサンドララスの「ネードの奉納」と著者不明の「ダロディール王の死の歌」の原本を研究する機会に恵まれた。この2つの対比により、以前はあいまいだった部分がはっきりし、結果として生じる説明は本論への刺激となった。

結論として、私はセドゥルスの推論である「アーケイの収束理論」を決定的にする十分な証拠を得たと信じている。八大神のアーケイがその起源ではエルフの神ザルクセスと、アトモーラに災いをもたらしたと言われる神オーキーの側面との融合であるというセドゥルスの提案は、読者のほとんどがよく知っていることだろう。私の死の歌の新解釈とその(以前はよく知られていなかった)「魂の指導の請願」のくだりで、霊魂を冥界に運ぶ者がエルフとアトモーラの神の両方の特質を備えていることがはっきりする。そして適切な母音推移をこの神の名にあてはまるとどうなるか?

答えは「トゥアーカ」だ。

それは必然的にヨクダの神トゥワッカを連想させる。いずれの種族の記録も諸島が沈んだ大変動の中で失われたために、どのくらいの数が彼をその名で崇拝していたかはわからない。老いたファラスタスでさえ指摘したように、アーケイとザルクセスがタムリエルの人間とエルフに果たした役割を、トゥワッカがレッドガードに対して果たしたのは偶然ではない。これらの神々は本当に神とは違うのか、それとも違う文化の中で違う名を持っていたが、違う側面をもって崇拝されていたのか?

ここからは学問ではなく、神学の領域を探求して答えを探さなければならない。

ドシアの日記Doshia’s Journal

メーソン チャンプブ ウォーター ゴン ブレイ ドイ ロンネロ エスター

サレ ジャネ ソン フェーシャ フロ ラチ エラ ミエンチャ ジエ カー ルホ クラム ポス ブラント バーソンド アルヴァ アギュー マイアー アナブ スティール ソンズ ルホッジ

 チェノザ
  デルス
   トッド
    オステロ

ヌグ ノザーナ ハンベン ……………………………………………………………キング クラーソン ウィルソ ラフォーン フルソン ペン フラインシス エリ アドザー モン ブラワー ジェン ネロドリ グレンチ ファークス パグネ ジャムソン ポウェル バーナヴィ スペイル

ドラゴンブレイクの立証Vindication for the Dragon Break

マルクの選ばれし者、フェルヴィディウス・サルン大司教 著

排他令の第一項は、至高の精霊アカトシュが単一の存在であり、そのことは時の単一の直線性によって証明されるとしている。そして明らかに時の弧は我々に聖なる抹消を行うための必滅の舞台を与えている。よって我々のムンダスにおける目的は、聖なる第一の人の間違いを正し、アカトシュを再び純粋な人間の神に戻すことであり、それに対する反論は無益で空虚な軽口である。

よって塔の杖にアルドマーの穢れの多様な培養基を清める儀式の準備をさせよ。すべての選ばれし者は「正しき命」の詠唱を始め、単一の思考状態に達するまでそれを続けよ。その後は各々踊るがよい。最初は時の流れに沿って、それから逆向きに、時の巻物が時計と逆回りに巻かれるまで。

至高類人猿の予言者よ、我らを導きたまえ!誤った場所に置かれたシェザールよ、我らに祝福を!我らの意志が実現しますように!

トリビュナル—生きた嘘Tribunal—Living Lies

「反逆する者」 著

ヴィベクとアルマレクシアが決して同席しないことにお気づきだろうか?聖堂の司祭達が提供する水が少しだけ…腐ったような臭いがするのに気づいた人は?私は気づいた。以来そのことを広めるために奔走している。聖堂は私のことが嫌いだが、それにはちゃんとした理由がある。トリビュナルは私達の魂を食らおうとしているのだ。

彼らは聖堂が主張するような善なるガーディアンではない。私は「三十六の教訓」を読破して、数字の中に規則性があることを発見した。彼らは愛すべき三大神などではないのだ。彼らは虚無の彼方から来た巨大な怪物であり、自分達の本当のご主人様のために魂の収穫を目論んでいる。考えてもみたまえ!よりによってノルドとアルゴニアンとの同盟?シロディールを征服するための戦争?それはタムリエル全土を征服する野望につながることを私達は知っている。「故郷を守るための戦い」などちゃんちゃらおかしい。すべてが来るべき日のために、より多くの魂を集めるための手段だと考えれば合点がいく。目を覚ますのだ!

証拠は私達の周りのいたるところにある。彼らは毎日私達の頭の中に入ってくる。あの衛兵がこっちを見ている?それは気のせいではない。耳元で蜂が飛んでいたことは?それも奴らの仕業だ。魔法の花粉を使ってあなたの思考を盗み聞きしようとしている。私のような真実の探求者をあぶり出そうとしているのだ!街のあちこちから聞こえる夕べの詠唱は?あれは洗脳の呪文だ。あれには人々を黙らせておく効果がある。

これだけは言える。私はもうモーンホールドの井戸水は飲まない。だが私に頼らず、自分の頭で考えるように。証拠はいたるところにある。真実を見る目があれば、鼻先で起こっていることを無視できるわけがない。

ニコラス・ドゥーアレの日記Journal of Nicolas Douare

サンプルは、たいまつの光の近くで見ると普通だった。生前それは丈夫な若者で、黄ばんだ頭蓋骨の頂上には茶色の髪束が今でも見受けられた。死霊術的な肉体化を完了する時、空っぽの眼窩が私を無感情に見つめた。部屋のたいまつが瞬時に光を放ったが、それはわずかに緑色の不気味な光だった。自分の心臓のドクドク打つ音が耳を支配した。

突然起きたその出来事は恐ろしく、完全に予期せぬものだった。スケルトンが激しく震え、唇のない笑みの間にある黒い空間からものすごくぞっとさせる叫びが次々と飛び出し、墓地の石室一帯に響いた。自分も必死に後方によろけながら叫んでいたと思う。

あり得ないことに、それは全体重に耐えるはずのない折れた足の骨で立った。生き返ったスケルトンが振り返って私と向かい合った時、今や私は壁に背をつけていた。待っている時間は耐えがたいもので、自分の最期を待ち受けるべく私は目を閉じた。私が目を開けたのは、予期した攻撃が起こらなかった時だった。気をつけの姿勢をとったその生物は、懇願してわずかに頭を下げた。

すると、ギーギーといった音を出した。一言だけ、ほとんど聞こえない歯ぎしりのような音だった。「ごおおお主人…サマアアア…」

初めての死霊術召喚は文句なしの大成功だった。墓地一帯はすぐにしもべで溢れかえり、私が与えるすべての命令に精を出すだろう!ここは非常に融通のきく場所になると思う。

ネロニールの日記Neronnir’s Journal

私の秘密が記されている。読むな!

奴らは知らないと思ってるが、私は知っている。暗闇へずるずる進んで密かに計画や陰謀を企んでも、私には分かるんだ。奴らには血迷った男だと無視されているが、それはすべて計画のうちにすぎない。脅威だと思われない限り奴らは警戒を緩めて秘密を漏らす。数か月前に樹の従士に取って代わったドッペルゲンガーは「数日間瞑想に行く」と言った。しかし彼の言い方はすべてを物語っていた。彼は街の襲撃を計画するために闇の同盟軍と会合を開いている。今まで以上に警戒しなければ。

大惨事に瀕しているとは誰も分かっていないようだ。今では紡ぎ手の妻でさえ病気になり、それは明らかに見逃せない悪い兆しだ。奴らはアリのようにずっと走り回っていて、近づいてくる嵐には気づいていない。目を覚ませ、小さなアリ達!

*****
やはり!昨夜は終わりの始まりだった。民の不遜を理由に自然の激憤が街を襲って粉砕した。風がうなり稲妻が落ちて、森の生物達には背を向けられた。他は神聖を汚す洞窟に隠れている私達が安全だと信じるが、間違っている!地下に存在するものを知っているんだ。そしてそれが覚醒した途端、私達はすべて飲み込まれるだろう。

*****
私達の破滅がどんな形になるのか分からなかったが、今でははっきりと分かる。よそ者がやってきて、問題に対処する手助けを申し出た。私達の信頼を得るための極めて哀れと言ってもいいほど見えすいた計画だが、それを分かっているのは例のごとく私だけだ。もしこの救済者と思われている奴が私に頼み事をしたら、協力するふりをするだろう。私が追っているいくつかの異常な事態を共有して疑念を和らげる。よそ者が私達の信頼を得るときには、私もよそ者の信頼を得るだろう。

*****
仲間のうち最初の一人が処刑される。提示された「証拠」はばかげていたが、臆病者達は一語一句を信じた。茶番劇の裁判による犠牲者は、私がこれを書き記している今、奥地へと連行されている。よそ者が処分した最初の一人にすぎないと思っている。実際、よそ者は今この瞬間に、この私を殺しに戻ってくるだろう。脱出しなくては。

パーティーのテーマParty Theme

愛しいしもべと従者たちへ

私達の終わりない宴の今のテーマは死の舞踊よ。吟遊詩人が休みなく歌って踊るのをご覧なさい。特にイドリアの声は素敵ね。何という甘くて美しい旋律でしょう!広間をイドリアの歌で満たしたい。そして身体の動き…動きの中に詩が!止めさせないでね。さもなくば死が待つ。あなたの死よ!

私の階上の部屋に、彼女の貴重な楽器を確保していることを覚えておくように。これで彼女は確実に私に従う。さらに、この催しの終わりには、個人的な演奏をする栄誉を与えるかもしれない。

さあ、楽しんで魂なき者を苦しめなさい!

— ネラザカン

バックヒグの日記、3ページBakhig’s Journal, Page 3

バックヒグがとうとう帰宅した。何年にもわたる放浪が終わった。ペットが私の周りをちょこまか走り回ってる。彼らの牙からしたたる毒は、私には焼きたてのパンのようなにおいがする

信頼を得るには何週間もかかった。たくさん噛まれ血管にたくさんの毒が流れた。だが今は私をわかっている

今は、私を愛している

バックヒグの日記、11ページBakhig’s Journal, Page 11

今日バックヒグのペットが彼のために踊った!

いや。ダンスではない、あの馬鹿なハイエルフが派手な城でやっているのとは違う。彼らは集まり群れを作り、上へ下へ、上へ下へ。蜘蛛の巣のあちこちを。私のためだけの、素敵なパフォーマンスのようだ

バックヒグのペットは、バックヒグがここにいて幸せだと知らせたいのだ。彼らを見守っているから

バックヒグはペットに何かが起こるような真似は2度とさせない

バックヒグの日記、18ページBakhig’s Journal, Page 18

バックヒグのペットはときどき喧嘩する。彼の愛を求めて戦うのだと思う

なぜバックヒグはみんなを愛しているとわからないのだろう?

まあ、たぶん彼は小さい子たちを一番愛している

バックヒグは小さい子たちがバックヒグの上を小さな足で駆け回らないと眠れない

バックヒグの日記、19ページBakhig’s Journal, Page 19

バックヒグは昨晩またもや悪夢を見た。バックヒグの夢の中でアルゴニアンがバックヒグの家にいて、ペットを殺していた

今日は小さな子たちと一緒に過ごし、あの子たちの安全を見守るつもりだ

ファナカスでの礼拝Worship in Fanacas

未知への冒険は何でもそうだが、恐怖はある。だが皆は私について来てくれると確信している。どんなに不安であろうと、自信に満ちた表情をしていればいい。そうすればついて来る。いつもそうだ。

他のどのアイレイド遺跡よりも、ファナカスには興奮を覚える。遺跡全体の地面や建造物から膨大で邪悪なものが滲み出し、空気中に飽和している。大きな血と魂の生贄がかつてここで捧げられたに違いない。そのオーラを今でも感じる。

もしもその頃、アイレイドの全盛期にここにいられたなら、私は全てを投げ出してもいい!その生贄の姿、音、臭いを存分に楽しむだろう。その黄金の日々を追い求める気持ちがあったからこそ、その偉大さに必死にしがみつき、長い勉強の日々に耐えてここまで来ることができた。

今宵、マッサーとセクンダが並ぶ時、最後の儀式を執り行う。

今宵、栄えある古代アイレイドへの道を切り開き、彼らをより崇拝するため、変身すべく助力を懇願する。

今宵、我らは不死の者と一体となる。

今宵、マブレル・ピエレルの名が、ついにタムリエル中に恐怖と畏怖を巻き起こすだろう!

フィルインからのメモNote from Firuin

あなたの元を離れるわ、ガリトール。私の才能と、能力を認めてくれる人のために!

あなたはあんなくだらないことに、非凡な私の才能を無駄に使った。冷たい飲み物なんかに。虫をだまして喜ばせて、イコルが大事な醸造酒を固まらせないようにした!

あなたのために巨像まで作ったのに!マンモスくらい高く、2倍強く。オブリビオンの空っぽの穴ほど冷たく!一体それを、何に活用したの?肉の保存ですって!

在庫は貰ったわ。かき混ぜれば、炎は明るく星のような影を落とすでしょう。その暗闇から、私は太陽のように登るわ!

私のたった一つの後悔は、私があなたから抜け出して、あなたの世界が崩壊した時のあなたの顔を見られないことよ。ボールディング・ヒルであの夜、私の世界が崩壊したようにね!

– フィルイン

ブラックハート船長の記録Captain Blackheart’s Log

自由な瞬間はあっという間に過ぎ去る

時々やって来る。また彼が私の心に入る前に 。

「お前の心がまたお前のものになることは絶対にない」

意志の力で呪文を解けない。時が経っても弱まることがない

「そう考えているとは面白い」

かつて味わっていた自由の味が苦しめる。毎日、少しの間だけ

「誰もこの文章を読むことはないだろう」

他の乗組員も幸運ではない。ウェーブカッター、鉄の踵を持つ者、マーサ。信用できないずる賢いトムでさえ、完全に魅了されている。ずる賢いトムは魔法の罠に、決してかかることはないのに。トムのブレトンの血は役に立たないようだ。今回ばかりは。

終わりを望むことができれば。すぐに来そうにないが。私の手で、奴は何百人も殺した。叫び声はすべて覚えている。

「お前は言われた通りのことをすることになる」

ボダーニへの手紙Letter to Bodani

ボダーニ、あなたは私にとって姉妹も同然よ。

あなたにこうなることが見えていたのは分かっている。その先見の目は才能よ。どうなるかは分かっていたけれど、なぜそうなるかまでは分かっていなかった。共に過ごした時間で培った絆を誇ってほしい。

我々の多くはくねくね道に生まれ苦難を強いられるが、全員ではない。

あなたの一族のアシュカーンが、あなたを骨抜きにした。あなたから全てを奪い、他の道を歩めないようにしてしまった。あなたは生きるための選択をした。

奴から一族を守った。あなたが導いてくれ、守ってくれると信じていたからこそ、強きハリナットや、勤勉なリサンヌ、小さいサニバランに彼女の兄弟のドライツールもここまでついてきた。賢女として導くことをあなたは選んだ。

でも今やあなたはマブリガシュとなり、我々にとってはもう賢女ではない。

彼らを逃がさないと、いずれみんなゴーストスネークに喰われてしまう。ハリナットが好きなら残してもいい。私だってトレハドゥやウナメースは好きだから。でもそれ以外はキャンプから出してあげて!

誰もがあなたみたいに高貴な、納得できる理由でこのくねくね道に生まれたわけじゃないの。それでもみんな、1つの目的のためにこの聖なる谷に集まる。寿命を延ばし、力を得るためにね。

あなたのリーダーとしての最後の仕事は、人々を安全なところへ送ることであってほしい。

——マリニスウ

ボルダウント・ヴィレランドの日記Bordaunt Virelande’s Journal

1日目
自分の道を行くことに決めた。小さな街で一生を過ごしても、名を成すことはできない。旅の間に起きた記録に値することを記していけば、冒険を終えて引退した時書くつもりの本に掲載できる。

7日目
今日、路上で遭遇した山賊から身を守らなくてはならなかった。奴らは相手が剣の達人だとは思っていなかったようだが、ありがたいことに鍛錬の甲斐があった。1人始末して、負傷させた残りの2人は逃げた。楽しい出来事ではなかったし、どちらが死んでいてもおかしくなかった。もうこんなことが起きないことを祈っている。さあ、この不愉快な出来事は忘れて、伝説を築くことに集中しよう!

15日目
今日は、燃える納屋から家畜の牛を救い出す手助けをした!少し火傷したが、新鮮なミルクを1瓶、チーズの固まりをくれたし、近くに来たらいつでも寄ってくれ、と言ってくれた。名声が高まっている。これから出会う冒険が楽しみだ。

22日目
旅の間に様々な奇妙なことに出くわしたが、今までで最も不愉快だったのは、間違いなくゴールドフォリーの街のすぐそばで男の自殺を目撃したことだろう。彼は泣きわめき、言葉は支離滅裂だった。彼が手首をナイフで切った時、できることは何もなかった。最初は彼の持ち物を調べるのは気が進まなかったが、空腹が不安を乗り越えてしまった。どうやら彼は旅に出たばかりのようで、たくさんある食料は手つかずだった。遺体を街に戻すことも考えたが、きっと住民たちは遺体を運んできた私に対して、感謝よりも非難するだろう。とはいえ、遺体をこのまま腐らせるわけにもいかない。そこで手紙を宿屋の扉の下に残して、翌日彼が埋葬されるのを近くの丘から見ていた。

それに関連した話だが、この不運な男から獲得したものは、初めての魔法のアイテムのようだ。このアミュレットの本当の力は不明だが、光り方からして何らかの力を宿しているようだ。きっと将来役に立つことがある。間もなく、付呪された鎧と鮮やかな剣を手に入れられるだろう!

24日目
眠れなくなった。きっとこの森は呪われていて、だから声がずっと聞こえているんだ。この秘密の森から出た時、間違いなく私の魂は強くなっているはずだ。

26日目
もう何日も眠っていない。森を出たのに、声は日ごとに大きく、しつこくなってきている。私が招いた死、避けられなかった死に呪われている。森にアミュレットを埋めようとしたが、どうしても手放すことができなかった。

30日目
私は怪物だ。生きている資格がない。

マグナスの贈り物The Gifts of Magnus

悔悟者よ、生きとし生ける者の命は自制の神マグナスに触れられています。マグナス様は我々の世界の設計図を描かれた。創造の複雑な設計図を。マグナスは常に我らと共にあります。魔術師の魔法と太陽の温かな息の中に

ここでの礼拝を終えるにはこう唱えなさい。「エセリウスの天の光により、マグナスの目が常に私に注がれていますように。神の贈物を使う知恵と神の知恵を知る忍耐を私にお授けください」

マスターの戦棍にかけてBy the Master’s Mace

ある場所での説教

我々は進む!マスターの戦棍にかけて、我々はデロディールの憎まれた街を進む。偉大なるアヌマリル王の命令に従い、我々の攻撃は必ず成功する。

マスターの力にかけて、我々は哀れな街で光を信仰する信者たちを捕獲する。デロディールの異端者、メリディアの哀れな祭壇よりもずっと優れた聖堂、アバガーラスの中心にある暗い部屋に彼らを戻す。

彼らの無価値な魂を、我々はモルトゥーム・ヴィヴィカスに与えることで解放する。長く保たれてきたこの世界の目的に従って、我々は彼らに恩恵を与えよう。

マスター、偽りの王が命令する。我らは従うのみだ!

ラネヴィアド 第2巻The Raneviad, Volume II

こうして樫のセルミラの従姉妹であり、イルンダヌス王に最も愛された炭目の放浪者ラネヴは、過去の英雄達に敬意を表するためホシヴェンの石を訪れた。そこで彼女はグレイ・メンヒルを見つけたのである。

その石はラネヴの頭上高くそびえ、彼女を矮小化しながら地と水の上に長い影を落としていた。長身とその力で知られるラネヴは、建っている石の大きさに感嘆した。驚いたことに、目の前で見えない謎の手が石に文字を精巧に刻みつけ、石板のようなものを作りあげていったのである。その石板は彼女に次の言葉を説いた。

「巡礼者よ、星々に従い、探求の旅に出よ。石に刻まれた六の美徳を捜し求めよ。それぞれの命を気高き心で担い、急いで戻れ。素早く公平な者のみがセレスティアルの好意を受けられる」

この言葉を読んだ彼女は、大いなる目的で胸がいっぱいとなった。彼女はこの石の試練に挑み、星々の美徳を目指すことを決意した。彼女はグレイ・メンヒルの前で瞑想し、戦士の賛美歌を歌ってから巡礼の旅を終わらせるべく旅立っていった。

ラネヴは素早く旅を進め、六の聖域をそれぞれ巡礼した。それぞれの聖域で、戦士は六の美徳を得るために恐ろしい生物や忌むべき野獣などの試練を乗り越え、祈りの印を探し出した。勝利と星々の美徳の歌をその身に得た彼女は、与えられた時間内にグレイ・メンヒルに戻り、終生それらの美徳を体現することを誓った。その日から炭目の放浪者ラネヴは、星々の寵愛を受けたラネヴとして知られるようになったのである。

そしてそれは、彼女の冒険の始まりでしかなかった。

愛の心The Heart of Love

悔悟者よ、マーラが常にあなたと共にあると知りなさい。あなたの胸の鼓動の中にマーラの愛と慈愛があります。マーラの花の星のシンボルはウェディングチャペルの壁を飾る。彼女の司祭たちは夫と妻の必要に貢献する。そして常に彼女の視線は若者に注がれます

ここでの礼拝を終えるにはこう唱えなさい。「失った者、失恋した者には5倍の祝福を。心臓はアービスを越えて私たちを結びつける血を送り出す。マーラのお恵みが常に私の上にありますように」

闇の責務Dark Ministrations

この古い墓は技を修行するために完璧な場所だ。誰も鉱山を通り過ぎてここまでやって来ることはないだろう。

生贄はそろっている。悪夢の貴婦人が道を開いた。我々はこの聖なる領土の一部を与えられた。建設は今夜始まり、彼女の名誉にふさわしい聖堂が建てられる…

聖堂が完成したら、我々はすぐに領土を拡大するだろう。絶言の印の奉献式は、かねての希望通りに行われた。我が息子は永遠に彼女につき従うことになるだろう。

スキャンプ、つまり彼女の子供達の末子が聖堂や鉱山深くに現れる。これは彼女の愛情と厚意の唯一の表れなのだ!

しかし私はオブリビオンの一部が現在の倍の大きさになると予想していた。貴婦人は我々に気分を害しただろうか。中には信仰の証としてさらなる生贄を考えている者もいる。そうすればきっと、彼女の関心を引き、報酬を受け取れることだろう!

影の守人の誓いOath of the Shadows Watch

お前達は緑を守る者である。

お前達はさまよえる王の敵である。

お前達は兵士である。

お前達が仕えるのはお前達の指揮官のみである。

お前達はウッドエルフを団結させるだろう。

お前達は自らの命を差し出すだろう。

お前達はホロウを破壊するだろう。

お前達の名は永久に記憶されるだろう。

屋根裏に何かがいるSomething’s in the Attic

屋根裏に何かがいて、血と肉の匂いがする。
屋根裏に何かがいて、走って逃げる足音が聞こえる。
屋根裏に何かがいて、それはささやきかける。
屋根裏に何かがいて、それを自由にしてはならない。

屋根裏に何かがいて、私には選択の余地がまったくない。
屋根裏に何かがいて、それは非常に大きな音を発している。
寝室に何かがいて、私の目は大きく開かれている。
鏡に何かがいて、中からじっと見ている。

灰色の道The Gray Passage

星々よ歌え、すべての人の心に宿る栄光を。ホシヴェンの石と永く消火されたサーヘディルの火葬場の下で、努力が目的と栄光へと繋がらんことを。巡礼者よ知れ、星々の美徳を、すべての偉業は祝福を望んでいる。星々が正しき者達を灰色の道、そしてクラグローン北部の洞窟の道中を導き、そして祈りの印とその命令を探し出すだろう。

巡礼者よ、星々に従い、探求の旅に出よ。石に刻まれた六の美徳を捜し求めよ。それぞれの命を気高き心で担い、急いで戻れ。素早く公平な者のみが神聖なる好意を受けられる。

角笛の響きThe Sounding Horn

悔悟者よ、あなたにステンダールの加護がありますように。人間の代弁者は重荷を背負っていますが、彼の慈悲は今でも称えられるべきです。角笛の響きに耳を傾け、高官の刃を見なさい。そして慈善の奉仕に参加するのです。これらは彼の贖罪のための表現です

ここでの礼拝を終えるにはこう唱えなさい。「ステンダールは3倍巧みである。私は彼の名のもとに角笛を響かせる。彼の盾がいつも私を害から守ってくれますように」

完璧への誓いThe Pledge of Perfection

巡礼者よ、星々の命を知れ:

すべてに完璧さを求めよ。自らの道を惑うな。日々を剣と共に過ごし、夜を盾と共に過ごせ。ためらわず、熱心に訓練に励め。完璧となれ。なぜなら偉大なことを成し遂げるには、鷹のごとき集中力が必要となる。完璧な戦士は、ためらうことなく敵を切り倒す武器である。

星々の命に従い、完璧であることを誓え。

顔なしThe Faceless

夜に彼が私の名前を呼ぶ。他のみんなは静かだ。

彼に仕え、彼のために犠牲を払う。その時だけは彼の声が止まる。でも、少しの間だ。

説得は簡単だ。彼らは欲望で動く。「一緒にヴァータセンへ行こう」私は囁く。「そこには宝物があって、勇敢な者を待っている。王の宝、古代のアイレイドの金持ちのものだ」2つ、3つ、さらに多くが湖、カタコンベに向かう私についてくる。ヴァータセンへ、ヴァータセンへ。だが私は戻る。

私は救われる。彼は部下に私を通すよう命じる。彼に与えた命のせいだ。熱い血を彼の祭壇に与える限り、私は生きる。だが、いつも何か足りない。

一緒にヴァータセンへ行こう。

奇妙で取りとめのないメモStrange Rambling Notes

だめだめだめ!これじゃだめだ。やり直さなきゃ。いずれは見つかるはずだ。分かっている。

銀の量が多過ぎるようだ。何かもう少し光らないものが必要だ。輝きが強過ぎて焦点を絞れない。

ああ、そうか、我ながら冴えてる!別に今まで知らなかったわけではないが。

いいぞいいぞ!彼らを感じ取れる。あの生物の賢い考えを。獲物をつけ狙う彼らを、つがいになる相手をめぐって争う彼らを。いずれ彼らを真に理解して、彼らの主になってやる!

困った。本当に困ったことになった。すべて順調だったのに。パックをつくり、そのリーダーとなって尊敬されていたのに、肉を切らしてしまった。彼らは今でも同様に敬ってくれているが、目の中に飢えがちらついている。

偽りの神への抵抗Against False Gods

偽りの神を怖れるな、まやかしの存在にすぎないのだから。
アーティファクトから奪った力など無価値だ。
言われたことを信じ込む家畜が崇めているにすぎない。
畏敬の念から従っているのではない。尊敬の念でもない。
恐怖心から従っているだけだ。語られぬままの真実を求めて。
しかしなぜだ?正しいからか?そうするよう望まれているからか?
この土地の人々は汚らわしい汚濁と欺瞞に浸かりきっている。堕落しきった自分自身に。
我々は彼らを救済する。汚された盲目の者達を。
あの神には彼らが信じる力はないということを明らかにする。
モールボーンがデイドラ公の真の姿を明らかにし、この土地を清めるために立ち上がる。
この虚偽にまみれた土地を浄化するために。
三大神よ、我らの怒りを感じたまえ。三大神が彼らの嘘から清められますように。
モールボーンが必ずや、報いを受けさせてやる。

吸血鬼とそのハンターVampires and their Hunters

吸血鬼狩りは精神的に不安定な人に向いている。普通の人が吸血鬼を追うと、ミイラ取りがミイラになるだけだ。

普通の人が十分に強くなく、ずる賢くないということではない(ほとんどはそうだが)。固執できないのだ。

吸血鬼は家族、愛、希望といったものを知らない。知っているのは食欲だけだ。よって吸血鬼ハンターは獲物の真似をしなければならない。愛、希望、家族や友の記憶を持っていてはいけない。目標の邪魔となるものは、無用として切り捨てるのだ。

吸血鬼ハンターは捕食者の捕食者に、また存在しないものとならなければならない。それができなければたちまち吸血鬼の獲物となるか、もしくは自分が狩ろうと探す怪物になるだろう。

教団の演説Cult Screed

主は語った。その内容をここに伝えよう。

——気を緩めることなかれ。主の支配下の外で力を使うな。

——あの廃鉱山は完璧な隠れ家だ(良くやった、アサンド)。直ちに主に生贄を捧げよ。できれば溶岩だまりを活用してくれないか?

——主にはモラグ・バルに従事した功績に対する偉大な贈り物が約束されている。我々にも同様にその贈り物が与えられるようだ。備えるのだ。その日に向けて!

愚かなる孤立、パート1The Folly of Isolation, Part 1

第1幕、第1場

堂々とした主人公よりも博識だと信じている愚か者が、舞台の左に入る。彼の前には堂々としたハースオールドヘルムの姿がある。中では、エボンハート・パクトの残虐な3種族が待ち構えている。愚か者は大股で前進し、怒った湿地トカゲと凶暴な蛮族によって切り裂かれることは間違いない…

愚かなる孤立、パート3The Folly of Isolation, Part 3

第1幕、第4場

悩んでいる様子をしたハイエルフの女性が、本に囲まれてテーブルの席に座っている。視線は動かず、空中を見つめている。目の鋭い者なら、一方の口角からよだれが細い線となって流れているのに気付くだろう。彼女の前には、とても難解なルーンが刻まれた巨大な書物がある…

愚かなる孤立、パート6The Folly of Isolation, Part 6

第2幕、第2場

高貴なハイエルフが、集合した魔術師達を偉そうで軽蔑した目で見ている。

ラズム・ダー:女王様、この魔術師達は重要な情報を持って国境から出ていくと言っています。何でも…孤立を求めているそうで。

アイレン女王:本当に?忠義の意味を理解してないようね、この魔術師どもが!

愚かなる孤立、パート7The Folly of Isolation, Part 7

この場面では、伯父を殺す父を殺す母を英雄が殺す(隠された意味については下部を参照)。

愚かなる孤立、パート8The Folly of Isolation, Part 8

ここ第3幕では、カバナントについての演説がある。すなわち、デイドラ公がチーズの塊と一緒にいただくカバナントだ…

愚かなる孤立、最終パートThe Folly of Isolation, Part the Last

第4幕、第6場

高貴なハイエルフが、集合した魔術師達を偉そうで軽蔑した目で見ている。

ラズム・ダー:女王様、この魔術師達は重要な情報を持って国境から出ていくと言っています。何でも…孤立を求めているそうで。

アイレン女王:本当に?忠義の意味を理解してないようね、この魔術師どもが!

ラズム・ダー:それは前にどこかで聞いたような?

敬虔への誓いThe Pledge of Piety

巡礼者よ、星々の命を知れ:

星々を敬え。星々を崇拝し、畏敬の念を抱くことは正しいことである。人々の敵の上に落ちる刃はまず空に向かって掲げられなければならない。祈りと共に打撃を与えよ。祈る時は毅然とし、寛大な心を持って犠牲となれ。信心深く、星々の好意を受けた者だけが真の栄光を求められる。敬虔な戦士は責任感のある戦士であり、敬虔な心は最も暗い時も戦士を支えてくれるだろう。

星々の命に従い、敬虔であることを誓え。

警戒への誓いThe Pledge of Vigilance

巡礼者よ、星々の命を知れ:

眩しい日中も星々の祝福がある夜でも、常に警戒は怠るな。強大な壁の内にいても、人々はグレイメンや祖種ゴブリン、野獣などの脅威にさらされている。広間の中でも、人々は謀略や誤った助言により倒されることがある。戦士は常に周囲に目を配り、必要があれば行動に移らなければならない。警戒は戦士の聖堂を守る防壁である。

星々の命に従い、用心深くあることを誓え。

見習いの神The Apprentices’ God

悔悟者よ、聖なる指輪、シラベインの存在を喜びなさい。神々の妖術師の王、魔法の知恵の古代の源。スロードの破壊と前史の疫病に対して戦った神

ここでの礼拝を終えるにはこう唱えなさい。「見習いにより祝福され見習いにより褒め讃えられよ。妖術師の神と神聖な指輪を称えよ」

黒焦げのメモCharred Notes

あの愚かな魔女はすべてを私に捧げた。この哀れなオブリビオンの煩わしい鳥以外に誰かと交流したい、友人がほしいと言って、彼女は私が望む魔法をすべて与えてくれた。

ブラックフェザー宮廷の賢者が束縛魔法、デイドラの魔法のすべてを与えてくれた!彼女の持つすべてを!

彼女の価値には笑いが止まらなかった。あの荒れた塔に彼女を閉じ込めた時ほど喜びを感じたことは今までにない!どんな取引をしようとも彼女を解放するつもりはない。

すべては私の手に。この家を燃やし尽くして、あの魔女は死ぬまで塔に監禁する。

死ぬ時にWhen We Pass

父のことを悲しんではいけない。父は、祖父の元へ行ったのだから。

母のことを悲しんではいけない。母は、祖母の元へ行ったのだから。

自分を大切にしなさい。父や母が自分の親たちの元へ行ったように、自分もいつかは両親の元へ行くのだから。

子供たちを大切にしなさい。いつか彼らも自分の元へ来るのだから。

孫のために祈りなさい。いつか彼らも子供を持ち、その子たちも自分の元へ来るのだから。

いつか家に帰る、その固い決意を心に持って、毎日誇りを持って過ごしなさい。

いつか勇気の間に足を踏み入れ、遥かな浜辺の永遠の砂への道を見つけるだろう。

過去も未来も、これがトゥワッカに守られる全てのラ・ガーダのための道だ。

死霊術:大討論Necromancy: The Great Debate

よくもそんなことができるものだ?偽善者が!詐欺師が!魔術師ギルドに我が特別な魔術の実践を黒魔術と呼ぶ権利がどこにある?この貴重な古代の技を死の痛みに使うのを禁じる?ばかばかしい!理解しているのか?我々は死を操る!命令を下すのは我々であり、冷たき抱擁を恐れはしない!そう、歓迎する

愚かで怖がりな者たちだけが、その源が故に力を掴むのを拒む。我々は悪と呼ばれるが、分別があるだけだ。無責任だと言われるが、リスクと報酬の考えは理解している。恐怖と悲惨さを世界にもたらしていると言われるが…少なくとも、この点は同意できる。世界は我々を恐れるべきだ!死者の力を手に入れ、自らのものとしているがゆえに。魔術師ギルドの愚か者たちは召喚と変性で遊ばせておけ。我々は死霊術師であり、我々のマジカは抑圧も制約もできない。

アルケイン学界の広間で大規模な議論が起こっていると聞いている。いわゆる学者たちは死霊術の長所とリスクについて議論しているが、無知と恐れからそうしている。議論する必要はない。死霊術は力への唯一の真の道だ。これぞ我々の道だ。否定されることはない!

失われた聖体The Lost Communion

ヒストの前には何も存在しなかった。ヒストはすべてを意味し、すべてを与えた。

ジャラリートはこれを知っていた。すべてのアルゴニアンが生まれた時から本能的にこれを知っていた。それならなぜヒストは彼らに話しかけなかったのだろうか?古い物語にはヒストは人々に話しかけるとなかったか?

来る日も来る日も、ジャラリートは犠牲を払い、捧げ物を焼いた。彼は詠唱し、祈った。ほとんど何も食べず、ヒストと人々との古代の繋がりを取り戻すことに尽力した。

ある朝妻が、彼にちゃんと食事をとるように言った。「あなたがそれをどれほど望んでいようとも、ヒスト自体をもてなすことはできない」と彼女は静かに言葉を荒げた。

その言葉が思考に突き刺さり、彼の目は瞬いた。「ヒストの樹液だ!」と叫ぶと、愛を込めて自分の額を彼女の額にそっと合わせた。

ジャラリートは錬金術師ではないが、次から次に調合法を編み出していった。様々なイコルを蒸留すると、量を変えてヒストの樹液と混ぜ合わせ、それらすべてを試して調整を繰り返した。静寂を打ち破れとヒストが駆り立てているように感じられたのだ。

ついにジャラリートは最上の煎じ薬を作り上げた。それを口に含み、濃厚で甘い液体が舌を覆うのをゆっくりと味わった。いっぱいに伸びたヒストの大枝の下に静かに立つ彼の目には、悟りの輝きに満ちていた。

「私はあなたの子、従者である」と囁く彼に、ヒストはすべてを明らかにしたのである。

実験The Experiment

女王の宮廷の元の仲間が私の手中に墜ちた。実験は完全に新たな段階に到達した!私の行動にはわずかな復讐心も含まれているかもしれぬ。つまるところ私の失脚を企んだのは奴らだったのだから。仕方ない。

女王の会計官のラニターレは金に美を見出だしたが実際は地位への強い欲望を持っていた。賎しい身分の出だから当然かもしれぬ。安物の宝石の山をちらつかせるだけで彼女の仕事を操ることができた。

女王の使者であるヌーレテルは人と会話をできない人間だ。重大な公表の前後は何日も眠れなくなるともよく言っていた。居心地のいい故郷から遠く離れた雪に覆われた洞窟で、奴の深層の不安感を分離し結晶化させる。興味深い実験になるはずだ。

ミナンティルの不名誉への転落については何度も考えた。彼女の戦時中の英雄ぶりはよく記録されているが、彼女のキャリアを台無しにした敗北の経緯についてはよくわからない。そろそろ詳しく調べてもいい頃だ。彼女の怒りを爆発させればおもしろいことになるだろう。

旧友のメリオン。奴の弱点は肉欲だ。次は誰と寝たとかいう話をよくしていた。真の欲望に直面したとき、奴はどこまで突き進むのか?死ぬまでか?奴の欲望を完璧に具現化し、どこまで深く墜ちて行くのか見てやろう。

呪いと栄光Our Curse and Our Glory

ケルボラス・プリマス 著

最初に「変貌」に襲われたとき、私は怯え、荒れ狂った。そして何よりも自らの凶暴さに恐れをなした。私は材木置き場の中に変貌した自分を隠した。そこで私は材木越しに自らの運命を嘆いて吠え、自分以外のこの世のすべてを呪った。

それから季節が1つ過ぎゆく間、私は自らの病を食い止める方法を探した。錬金術師からひどい臭いの薬を、神秘師から魔力の込められた護符を買い、神々や半神、さらには悪魔に仕える司祭にさえ祝福を求めたが、まったく効果はなかった。私に恩恵をもたらすはずだったすべての人々の言葉に反して、「変貌」は引き続き起こるべき時に起こった。そしてむしろ、その勢いは回を追うごとに強まっていくように思えた。

最終的にその勢いは限度を超えた。私は殺し、それを繰り返した。まともな人々の間に留まるに値しない者となった私は、文明を棄てて逃げ出した。私は森に飛び込み、川を渡り、山に登り、自分が傷つけかねない罪もなき者から遠く離れた場所を目指した。友と言えば野蛮な獣しかいないその場所で、私は狩り、殺し、食いたいという衝動に屈服した。

だが悲しいことに、私は気づいてしまった。理性や魂を持たない獣達にも、心はあるのだ。彼らは恐れや苦痛や喪失感や悲しみを感じていた。その彼らを無下に殺すことは、人間やエルフを殺すのと変わらぬ罪なのだ。

それ以降、私は木の実や果物や、植物の芽や根、そして死んだばかりの動物を食べて生きるようになった。私にとっては簡単なことだった。「変貌」が起きている時の私の感覚は非常に鋭く、常にあらゆる種類の食料を見つけることができた。

それだけではない。飢えが満たされると、獣の姿のときは「生まれたまま」の体の中にいる時には気付かなかったようなものを見たり、聴いたり、嗅ぎ取ったりできることが分かった。私は自分が居を定めようとしている山の洞穴に住むすべての生物を感じ取ることができた。彼らの立てる一つ一つの音が聴こえ、それが小川の歌や木々の間を通り抜ける風の音楽に混じり合い、そのすべてがいつまでも続く素晴らしい交響曲となった。私は林間の空き地でうっとりと酔いしれて、時には何日もそのまま立ちつくしていたものだ。

普通の定命の者の姿に戻ると、私はムンダスの獣として経験したことを書き留めようとしたが、人間の言葉でそれを表現することはできなかった。それは私と同じものを感じ、私と同じように「変貌」のもたらす欲望を飼いならすようになる可能性を持つ者としか分かち合えないものだった。そしてその時私は自分に聖なる使命があることに気が付いた。自分の発見を分かち合うのだ。この災禍に見舞われた他の者達を見つけだし、彼らを私の洞穴に連れてくるのだ。そうすれば彼らに真実を教えることができる。彼らの災禍は、実は恵みであったのだと。我々が当初とても恐れていたこの変貌は、病ではなく贈り物なのだ。

それ以後この聖なる使命が私の目的となった。この目的がいつかこれからの世代に引き継がれてゆくのを見たいと願っている。ここで、正にこの私の小さなケルボルの洞穴の谷間で。

囚人の日記A Prisoner’s Journal

自分が誰でどこから来たのか思い出せない。私が何をしたというのかまったく分からないが、とにかく忌まわしい。なぜ私が偽りの塔で捕われなければならないんだろう。

今日は岩を壊した。かなりたくさんの岩を。100の岩だ。粉々にしなけりゃならなかった。大変な仕事だった。だがやってのけた。腕が痛くなり、手から血が出た。それでもまだ続けた。

今日はオグリムの拷問を受けた。小屋に連れていかれて閉じこめられ、鞭打たれた。痛みはあとからあとからやってきた。良き日、良き場所を思い出してやり過ごした。何かについて考えたが、思い出せない。太陽の下で消える霧をつかむようなものだ。何を話していたんだっけ?

今日は解体屋イフリツの話を聞いた。彼はおしゃべり好きだ。偽りの塔での生活がいかにすばらしいか話しつづける。彼の声なら一日中でも聞いていられる。心地いい。恐ろしい。泣きたくなる。どうして彼は私に怒鳴りつけるのをやめてくれない?

今日は何日だ?

虫だ。虫が私の体中を這い回ってる。目の中に、口の中に、払いのけても戻ってくる。しつこい。執拗だ。12。

今日は黄色だ。

拷問者のオグリムに礼を言った。彼がどれだけ私を気にしているか知らしめるために、1時間以上鞭打った。

頭蓋骨がかゆい。

なぜ岩が泣くんだ?ハンマーで叩く度に泣く。

私はどこかのギルドにいたのだと思う。だからここにいるんだ。何か黄色いことをしたに違いない。

集められた理論仮説The Collected Theory Hypothesis

(抜粋)

私は今、4番目のファリネスティの遺跡にいる。そして予想通り、夏、春、秋の遺跡の奴らと同じく、ここのファリネスティ信者達は、私をおかしな奴だと思ってる。だが理論を証明すれば考え直すだろう!ああ、そうするね。そして私の「無意味な」質問が「意味!」あるもの以外の何物でもなかったと分かるだろう。そうに違いない!

集合意識論は、タムリエルとその先で信仰の土台を揺るがすだろう。信じているし、分かってもいるし、証明もしてみせる!ただもう少し時間が必要なだけだ。

集合意識論は本当に簡単なことだ。信者達は彷徨う都市がいかに消えたのか、互いに延々と議論するが、皮肉なのは皆が正解で、そして不正解ってことだ!各々の深層意識には真実の種がある。種が降って、別の意識に降り立ち、ほどなくして大量の種の山となる!文字どおり真実のサイロ、すべての種は集められるのを待っている!サイロ理論だ!

今のところ、控えめに言ってもサイロの種の一部には興味を引かれている。もちろんすべて間違っているが、エルデンルートに帰り、もみがらの調査が可能になれば、収集の価値は十分あったことになるだろう。粉ひき場に使う穀物がより多く集まれば、種を精錬して知識の粉をひける。真実のパンはこんがり焼ける。生焼きの理論はごめんだ!

どこまで綴ったかな?

ああそうだ…ファリネスティ信者達の集合的な種の真実と偽りの真実には次のものが含まれる。

デイドラ干渉推測:ファリネスティは、デイドラ公か力の集合によって、忽然と消えた(投票では、クラヴィカス・ヴァイルがほぼ2対1でシェオゴラスをリードしている)。

マジカ転移式:魔法の攻撃または事故で、彷徨う都市は海底に送られた(漂流する都市?)。

月の反動仮定:彷徨う都市は、実は双子月(どちらの月かについては熱い議論がある)の一方の出自で、現在どちらかの月に向かっている(または到着済み)。

チキン不調和爆発:意外にも支持の多い説だが、合意を得られる詳細の発見には至らなかった。エルデンルートの蔵書庫でより詳しく調査する。

強情なメトロポリスト教義:彷徨う都市は最後の旅の途中に消えた。

天の窃盗仮定:未知の理由により盗賊の神、ラジーンが盗んだ。

時間反転仮説:彷徨う都市は時を遡る旅行を始めた。

時間跳躍原理:ファリネスティは未来へと跳躍し、将来我々が発見するために未来で待っている

加速不可視理論:ファリネスティはまだここにあるが、動きが速すぎて我々には知覚できない。

共通都会風定理:すべての街はファリネスティで、過去がそうだったように未来も常にそうである。

…インクはどこにいった?

祝福されざる聖堂The Unholy Temple

王は激怒している。我らの偉大な聖堂の建設は、数ヶ月前に完了した。すぐにデロディールの街に使者を派遣した。我々の力が宿る場所を、誰でも見られるようにした。異教徒でも巡礼ができる。少なくともマスターに頭を垂れることができる。

いわゆるデロディールの王からの返事が、今日届いた。尊大にも、我々の招待を断ってきた。彼は我々の聖堂を「哀れ」だと言い、職人やマスターをあざ笑った!

許せない!父が聖堂の中心部に入った。この侮辱を消し去るためマスターに助けを求める叫びで、ここからでも彼の怒りが伝わってくる!

父は激怒しているが、私は喜びに満たされている。この侮辱は、きっと戦争を呼ぶ。この無礼は死を呼ぶ。

たくさんの死を!

純真への誓いThe Pledge of Simplicity

巡礼者よ、星々の命を知れ:

純真を求め、世俗の快楽を慎め。獣のように汚れや泥に塗れるな。また金の家と祝福された赤石の家に住むなかれ。すべての事象に清潔と簡素さを求めよ。堕落した者の杯を分け合うなかれ。そして博打打ちのテーブルで食事することなかれ。簡素な刃は常に清潔で鋭くなければならない。質素な戦士は重荷を背負わない戦士であり、何が来ても対応できる者である。

星々の命に従い、純真であることを誓え。

焦げて、ほぼ判別不能の小片Burnt, Mostly Illegible Scrap

…なぜ主は我々を見捨てたのだろうか。この野卑な生き物が毎日襲ってくる。悪意の塊。彼らの金切り声が聞こえる。

主よ、慈悲を!我々に救いの手を!

上級公ライリスXII世の告白Manifesto of Kinlord Rilis XII

星霜の月5日

この耳に主の言葉が響いて聞こえない時があった。その時はわからなかったが、それは暗い時代だった。そんな時代に戻るということは、暗闇の人生に戻るようだろう。

今日、私に見て感じられるものがある。それはものすごく美しいもので、我が王国の他の誰もが知らぬものだ。少しの時間と小さな目的で、タムリエルの全民をひざまずかせる偉業を果たすことができる。

それであの愚かな貴族たちは、彼らの上級公である私がこの権力と全世界のすべての者を守る可能性を提示した時に、一体何をした?

あの愚か者めは、我が魔法を封印し、私を追放者の監房に閉じ込めたのだ。

上級公ライリスXII世の第二の告白2nd Manifesto of Kinlord Rilis XII

薄明の月12日

5、6人の衛兵が剣を私に突きつけてここへ降ろした時、彼らの目的を私は言い当てた。その衛兵らは、我が全人生において私を守ってきた護衛のメンバーで、私が余生を土の下で過ごすのを見ることになるはずだった。

我が青年期において最も親切だった世話人であるヴォルレインが、追放者の監房へと続くひと続きの長い階段を下りながら、私の肩に手をかけた。私は取り乱してかすかに震え、彼は私が恐れていると思ったのだ。

それは誤解だった。それは恐怖ではなく、私を襲った怒りだった。最後の階段を降りた時、背後に彼らの剣がまだかかった状態で、私は回転しその怒りを解き放った。

破壊の呪文を叫ぶ私の声でその悲鳴をかき消されたヴォルレインは、炎の雲に包まれてほぼ即座に死んだ。次の衛兵がヴォルレインの燃える死体を飛び越えたので、私は稲光一閃で彼の剣をそらせてその喉へと向け、そして武器は手際よく滑り込んで3人目の衛兵の胸へと突き刺さった。血がどれほど温かいかに私は茫然とした。私の手は突如それに覆われ、その心地よい液体に私は驚いたのだった。それはまるで、世界で最も上級なビロードの手袋をはめているようで、私はそれをとても楽しんだ。捕われの身になって初めて私は笑った。吠えた。

結局、第一隊を探すために彼らは新たな衛兵の分遣隊を派遣した。私はそれまで残る決意をしていた。少なくとも、あともう少しの間は。仲間の死体を見つけた時の彼らの顔を見たかったのだ。

上級公ライリスXII世の第三の告白3rd Manifesto of Kinlord Rilis XII

蒔種の月9日

私を捕えることを企てた貴族たちが、私を殺害させることを拒んでいる。なぜあいつらには任務を遂行する勇気がないのだ?家族と、家によって与えられた聖職から私を奪ったのに、このつまらない暮らしから私を解放することを拒否するだなんて。

私は奴らに頼んだ。ああ、どれだけ私が奴らに頼んだか。死を要求し、脅し、請うたか。

奴らは私のために何もしないだろう。そして苦しみの中で、私は本当に思われる唯一の人間になるのだ。今は主の声が絶え間なく聞こえ、彼が言うことのすべてを理解はできないが、彼が心底私のためを思っていることはわかっている。

それで彼の助言はって?私にもっと良くなって欲しいそうだ。より優れた上級公に。私は彼に教わり、彼を通して学んできた呪文で主への道が開かれるだろう。我が民が彼に会えるように、そして民がより良くなるように。

上級公ライリスXII世の第四の告白4th Manifesto of Kinlord Rilis XII

降霜の月22日

数十年が過ぎ、衛兵が新しい衛兵にとって代わり、そしてまもなく全衛兵が、私をここに拘束し続けるために魔法の訓練を受けた「番人」の新しい命令にとって代わられるだろう。私が何度も懇願した死はようやく訪れたが、貴族たちは知らねばなるまい。私は取引により、死によっていかなる影響も受けない。

しかし、私は何年も前のように、生きることに望みを失ってはいない。我が定命の体が消え去ると同時に、それを新たな姿で置き換えるべく、オブリビオンが浸透する。永遠の姿で。

アルトマーは劣等種族に比べ、長生きすると言われている。私はもうすぐ自分だけの種族になり、アルトマーより長く生きながらえるだろう。

主は私に、彼が作る新たなエルフの筆頭として完全になり、彼のいる場所で恩恵を受けられるよう、今からずっと後にこの牢獄から私を解放してくれると言っている。それは番人にとって、タムリエルの全ての民にとって罪を償う日となるであろう。

常に記録される書The Everscriven Tome

悔悟者よ、世界の秘密の知識にはガーディアンがいると知りなさい。あなたが日常で達成するすべての勝利、すべての静かなる成功の瞬間は、「見ている者」に記録されていると知りなさい。アルトマーの人々の跡を辿る命の偉大なる木は、神々の書記、ザルクセス自身により維持され、側におかれています

ここでの礼拝を終えるにはこう唱えなさい。「五と三により私は秘密の言葉を”見ている者”に話します。私の毎日が、彼の書に書かれる価値のあるものになりますように」

信者への呼びかけCall to the Faithful

月の光を崇める者たちよ!心して月の聖職者の言葉を聞くのだ。遺跡のいくつかが最古のたてがみの時代に戻っていることが、調査によって分かった。

— ジャ・ゼンジ・シーラ、もしくは「ジョーデの光」:近代的な街、スレン・ジャの北

— ゼンリリ砦、トパル湾の結び目の真ん中近く

— シャーサナス・ポイント、ザイロ川の河口

これらの場所が月光と共に再び歌うことを我々は望んでいる。不屈の心と強い体を持つ者は、これらの遺跡を知り、自分に何ができるかを理解せよ。きっといつの日か、月の信仰の広間で信者がお前の名を叫ぶだろう!

我らの上には輝く月がある!

神聖な場所Sacred Places

あちこちに行く者 著

私たちの意に反してダークエルフの中で過ごしていた時期に、母がこの詩を私に囁いた

「景色から隠れて
露にふれないで
神聖な場所が待っている」

私たちアルゴニアンはダンマーが来る前の時代からあまり持っていなかった。石の遺物、崩れるザンミーア、それからヒストへの直感的な信頼。ブラック・マーシュに戻ってから、私はこの神聖な場所を探してきた。私たちの価値ある過去がもっと分かることを願って

私は母をストームホールドへ連れていった。ずっと前に母が孵ったところだ。両親のヒストへ戻るとわかり、母さんは喜んで大きく息を吸い込んだ。母の命が静かに消えていく間、私は側にいた

「あの歌を覚えてる?」夕暮れまでに先祖と合流するとはっきりわかって、母に訊いた。「景色から隠れて…?」

「ええ」弱々しい声だった。「私の母さんも歌ってくれた。娘や、あなたは見つけるわ。あなただって」

「私だって?」

「私たちの過去を見つけて、利益のために売る者だって」母さんはかすれた声で責めるように言った。私は目を逸らしたが母さんは続けた。「ヒストは私たちの宝なの、そして売ったり買ったりできないものなの」

その意味に私は衝撃を受け、すぐさま怒りと恥ずかしさを感じた

人々はどこにいるWHERE ARE THE PEOPLE

人々はどこにいる人々はどこにいる人々はどこにいる人々はどこにいる人々はどこにいる人々はどこにいる人々はどこにいる人々はどこにいる人々はどこにいる人々はどこにいる人々はどこにいる人々はどこにいる人々はどこにいる人々はどこにいる

生ける肉体The Living Flesh

私の創造物に命が宿っている!動き、もぎ取り、引きちぎっている。まだ若く血に飢えているのだ。だがこれにより、死霊術には非常に興味深い新たな流れが生まれるだろう。これが死霊術であればの話だが。ああ、死霊術だと言っておこう。

人々の悲鳴や叫び声に邪魔されそうになったこともある。だが彼らの犠牲と苦しみ、彼らの濃厚で温かな血…何であれ、自分の創造物に命を与えるのが苦になることなどあろうか?彼らは死んでいない。真の意味では。私の創造物が生きている間は。ある意味彼らも生き続けているのだ。気遣い哀れむ段階はとっくに過ぎた。

理解者はほとんどいないが、私ほどの力を持つ者もいない。彼らはドゥームクラッグの脈打つ心臓を見たことがないのだ。彼らはすべてを危険に晒して、自分たちの中に存在するあの力を手にしようとはしなかった。哀れな連中だ。苦痛や恐怖を味わい、肉体を引き裂かれたからではない。私は彼らの人生の退屈さを、彼らの無力さと狭量さを哀れに思うのだ。

この創造物を私の吸血鬼達の元に残していこう。彼らならその面倒を見、育て、凶暴な連中の肉体を餌として与えられる。生き残った連中の肉体でもいい。もし生存者がいればだが。あの創造物がより強く、より大きく育ったら、リベンスパイアーに放つこともできる。その間に私はあんな創造物をもっと作り、生ける肉体の軍隊を作ろう!

反乱を起こす愚か者たちには、我が創造物の栄光のためにその身を捧げさせておけばいい!誰もが私の名を知るだろう。モンクレアやルレラヤですら、私が何を創造し、何を成し得るかを知るはずだ。連中には私の力をもって、他に何を成し遂げられるか思案させておけばいい。彼らの日々のつまらぬ心配事など、私にはどうでもいい。

——リーザル・ジョル

聖ペリンの苦難The Martyrdom of Saint Pelin

女司祭アディー・ロドー 著

ようこそ、若き皆さん!年に一度の子供向けの訓話の題材として「聖ペリンの苦難」を選びました。おそらく皆さんは既にこの物語をご存知だと思いますが、この苦難の時に先人の物語を改めて辿ることは、力や教訓を得ることになるかも知れません。有意義ではないかと思うのです。

さて、聖ペリンが生きていたのは第一紀の初め頃、世界が今よりもっと奇妙だった時代のことです。当時のタムリエルは大半が手つかずの荒野で、私達の祖先はたくましく勇敢であらねばなりませんでした。なぜなら森や山は、牛人間やケンタウルス、火を吐く大蛇といったものの住処だったからです。

もちろん、聖ぺリンも初めから聖人だったわけではありません。彼はごく普通の男性で、バンコライ駐屯地にあるステンダールの礼拝堂で、典礼係として防壁を護る兵士達の宗教的な必要に応えていたのです。彼には他にも仕事がありました。たとえば日が高く昇ったら哨戒兵達に水を届けるといったことです。ある日バケツとひしゃくを手に歩き回っていた彼は、普段より衛兵の数が増えていることに気が付きました。正門に立ち寄った彼は、友人であるクランシー軍曹にその理由を尋ねました。「グレイホストがやって来るからさ」とクランシーは答えました。「ヴァーカースの恐ろしい吸血鬼の軍隊だ。少なからず心配しているよ」

「何てことだ!」とぺリンは言いました。「あなたや他の兵士達のために、何かできることはありませんか?」

「我々のために祈ってくれ」とクランシーは言いました。「大きな試練が迫っているんだ」

クランシー軍曹の言葉に、ペリンは不安になりました。そこで彼は自分の仕事が済むと、高い塔の上に登って南の方を見ました。そこには砂漠から出てくるグレイホストの姿がありました。コウモリ人間や、狼や、もっと悪いものが勢ぞろいした軍隊です!

そこでペリンは祈るために礼拝堂へ戻りました。そして戦いの音を聞きながら、ステンダールやアカトシュ、ジュリアノスやキナレス、そしてすべての聖人達に祈り、助けを求めました。

ところがそのうち人々が礼拝堂に入ってきて、ベッドやテーブルを配置し、負傷した兵士達を手当てや手術のために中に運び込み始めました。「典礼係、こっちへ来て手伝ってくれ」と医師が叫びました。「今我々に必要なのはあなたの祈りではなく、腕力だ」

やって来て負傷兵達を見たペリンは、彼らの顔色が驚くほど悪いことに気が付きました。「彼らに何があったのです?」と彼は尋ねました。「この兵士達はベッドのシーツのように真っ白だ」

「コウモリ人間さ」と医師は答えました。「彼らは兵士達にかみつくとその血をぐいぐいと飲み干して、すっかり血の気が失せて空っぽになった彼らを残していくんだ」

「ぞっとする!」ペリンは叫びました。「先生がおっしゃるとおりだ。今は祈りだけでは足りない。ステンダールも「最も激しく戦う者の祈りは最も大きい」と言っています。私は戦いの道も医の道も知らないが、ステンダールが成すべきことを示してくれると信じ、戦いに行きます」

そうしてペリンは大門の上で行われていた戦いに駆けつけました。そこで彼は友人のクランシー軍曹がコウモリ人間と戦っているのを見つけました。吸血鬼はその翼で軍曹を出し抜き、彼を捕まえてかみつこうとしていましたが、ペリンがその足を捕まえたので、クランシーは剣でそれを仕留めることができました。

「ここはあなたのいるところではない!」と軍曹は叫びました。「コウモリ人間どもは門のところまで来てる。今に門を突破して、駐屯地に襲いかかってくるぞ!」

下を見下ろしたペリンは軍曹の言葉が真実であることを悟りました。コウモリ人間の大群が門に突進しており、扉は内側に膨れ上がっていました。ペリンは叫びました。「何も打つ手はないのか?」

「ここにある石壁が飛散した石で崩れかけてる」と軍曹が言いました。「これを押してコウモリ人間どもの上に落とせるだけの兵士を集められたらと思っていたんだが。ほら、増援部隊が来るだろう!だが、彼らが到着する前に、グレイホストに門を突破されそうだ」

「では私が彼らを足止めしなくては」とペリンは言いました。そして胸壁から吸血鬼の大群の上に身を躍らせたのです。

コウモリ人間の翼がペリンの墜落を遮り、ペリンは彼らの真ん中に無傷で生きたまま降り立ちました。「吸血鬼達よ!」とペリンは叫びました。「門に向かって急ぐのはやめよ。お前達が欲しいものはここにある。丈夫でたくましく、新鮮で温かな血に満ちた体だ。捕まえて飲むがいい!」

するとグレイホストは一斉に振り向き、ペリンの上に雪崩れかかると、彼の血管に食らいつきました。ペリンは自分が収穫祭のワイン袋のように崩れ落ちるのを感じました。そして軍曹が十分な数の兵士を集める前に、自分がすっかり飲み干されてしまうであろうことを悟りました。そこで彼はこう口に出して強く祈ったのです。「おおステンダールよ、正義を司る神よ、私の体を血の海で満たしてください。私があと数分だけこの悪魔どもを欺き、門から遠ざけることができるように!」

するとペリンは血が新たに体に満ち、そこから文字どおり噴水となって流れ出るのを感じました。その聖なる血の泉は目に見える範囲のすべての吸血鬼を、門の前の給餌場所に引き寄せました。

その間、クランシー軍曹と彼の友人達は上の壁を押していました。大きな石は突然凄まじい音を立てて落ちました。コウモリ人間達はほぼ全員が死に、生き残った者達が落ち着きを取り戻した頃には、後を追ってきた女帝ヘストラの軍勢が彼らに襲いかかろうとしていました。そしてそれがグレイホストの最後となったのです。

こうしてバンコライ駐屯地の典礼係は聖人となりました。さて子供達よ、質問があります。私達の時代は聖ペリンの時代と似ていませんか?私達の門に再び迫りくる軍勢はありませんか?ええ、そのとおり。だからこそ私達の指導者は、私達にそれぞれできる範囲で、私達の土地を守ることを求めているのです。中には命を投げ出さねばならない者もいるかも知れない。

ですから、その時が来たら自分に言い聞かせて下さい。あなたにも成すべきことを成す強さがあるのだと。なぜなら私は思うのです。必要があれば、私達は皆、普通の男性であったペリンのように強くなれると。そう思いませんか?

聖人の生涯Lives of the Saints

トリビュナル聖堂 著

賢く生きたいのであれば、聖人の生涯を模範としなさい。

勇気を学びたいのであれば、戦士と政治家の守護聖人である聖指導者ネレヴァルを模範としなさい。ネレヴァル王は野蛮なダンマーの部族がまとまって大国となるのに力を貸し、レッドマウンテンの戦いでダンマーを率いて、邪悪なドゥエマーや裏切り者のダゴス家を相手に戦い、勝利の殉死を遂げた。

大胆さを学びたいのであれば、追放者と求道者の守護聖人である巡礼者聖ヴェロスを模範としなさい。預言者で神秘主義者の聖ヴェロスは、サマーセット諸島の退廃的な故国からダンマーを連れ出し、約束の地モロウウィンドへと導いた。また聖ヴェロスは善のデイドラと悪のデイドラの違いを説き、彼が率いる人々のために善のデイドラの支援を勝ち取り、それと同時に、悪のデイドラとの交渉を慎重に進める方法を人々に教えた。

寛大さを学びたいのであれば、巡礼者と物乞いの守護聖人である裸足の聖リルムズを模範としなさい。聖リルムズは貧しい者たちとより良く通じ合うため、彼女の靴を譲り、物乞いの姿で現れた。

自尊心と他人を敬う心を学びたいのであれば、皮なめし職人と鉱山労働者の守護聖人である悔悟者聖アラロールを模範としなさい。卑劣な罪人だった彼は罪を悔い改め、ひざまずいたまま長い巡礼の旅をして各地を巡った。

慈悲とその報いについて学びたいのであれば、醸造者、パン職人、酒造家の守護聖人である慈悲深き聖セリンを模範としなさい。純粋な処女で慎み深い彼女は、相手の病を自ら引き受けることによって、あらゆる病気を治すことができた。強い意志を持ち、何も恐れない彼女は、他人の重荷を引き受け、名誉ある老齢に達するまでその重荷を背負い続けた。

熱い正義を学びたいのであれば、肉屋と魚屋の守護聖人である勇敢な聖フェルムスを模範としなさい。この勇ましい武将はノルドの侵略者たちを圧倒し、我々の地から駆逐した。読み書きができなかった彼は啓示をアルムシヴィの口から直に得ていた。

法の支配と正義について学びたいのであれば、雑貨商と売り子の守護聖人である公正なる聖オルムスを模範としなさい。オーディネーターの創設者である聖オルムスは、検証、試練、反省の基本原則を考案し、まとめ上げた。

博愛心を学びたいのであれば、陶器職人とガラス職人の守護聖人である賢者聖デリンを模範としなさい。インドリル家の長であり、腕の立つ法律家だった聖デリンは、トリビュナルの法と習わしに関する学術的な論文をいくつも執筆した。

平和への愛情を学びたいのであれば、農民と労働者の守護聖人である調停者聖メリスを模範としなさい。少女の頃に聖メリスは治癒の才能を示し、治癒師としての訓練を受けた。白いローブ姿で戦場に現れ、敵味方の関係なしに戦士や呪文師を治癒して、長く続いた忌まわしい名家の戦争を彼女は終わらせた。全名家の部隊が彼女に倣って白いローブを身につけ、同胞の流血を拒んだのである。

崇敬の念を学びたいのであれば、仕立屋と染物屋の守護聖人である敬けんな聖ロシスを模範とすべきだ。トリビュナルの仲間として現代に生きる彼はトリビュナル聖堂で最も愛されるアルマ・ルーラであり、新聖堂信仰の中心となる儀式と原理を形作った。聖ロシスは、神々と信心深い典型的な司祭とを結ぶ、象徴的な生ける架け橋である。

戦士の刀剣The Warrior’s Blade

悔悟者よ、トリニマクの刀剣は常に味方です。略奪者、侵略者に対抗し我らの民を導き、戦場のさなかに助け、救ってくださいます。あなたの一歩ごと、行いごとに活力を与えてくださるでしょう

ここでの礼拝を終えるにはこう唱えなさい。「天空と不動の中心により、我が民を守ることを誓います。トリニマクの刀剣により私は誓い、助力を求めます」

前進宣言The Manifesto of Make Way

存続と繁栄のため、扇動の渦をかき立てねばならない!

我らが意志の、最後にして撤回不可能な声明である!

これのみが我らヨクダの後裔を真の意味で是正する。つまり、我々の心の中に蔓延している弱さを改善するのだ!

弱さに苦しみ忠誠を拒む者と、拒ませる者にはそれがふさわしい!

前進せよ!前進せよ!前進せよ!

誰が本当の黒幕なのか?Who Is REALLY In Charge?

真理の探究者ブルガギクフ

タムリエルのすべての大都市の下には秘密のカタコンベが存在する。そこで活動している上級魔術師の陰謀団が、タムリエル全土の支配を目論む一環として、いわゆる「次元融合」を発明したという決定的な証拠を私は入手した。

「モラグ・バル」は神話、すなわち精巧に作られた物語の中にしか存在しない。実は「ダークアンカー」とは、この陰謀団が建造して世界中に設置した洗脳装置にすぎないのだ。装置には絶対近づかないように。近づくとありとあらゆる種類の悪魔と怪物の幻想を見せられる。そして自分が持っている剣の上に倒れて自殺する可能性が高い。

同盟の指導者3名は全員この陰謀団の存在を知っている。そして支援している。というより、彼らは陰謀団の現役メンバーなのだ。騙されてはいけない。

忠実への誓いThe Pledge of Obedience

巡礼者よ、星々の命を知れ:

王や聖職者には忠実であれ。責務は明るい気質を持つ者に従い、暗い気質を持つ者に背くことではない。善き王が暗愚な王以上に忠義を受ける権利はない。司祭と王は共に星々の声を表す者達である。熟していないイチジクのごとく渋く、切石されていない石のように硬い者であっても、彼らには従わなければならない。忠実さは戦士の鎧であり、鎧は強い。

星々の命に従い、忠実であることを誓え。

徴発令Requisition Order

ネリエンエス。書き言葉というものは私が好む意思の伝達方法だ。君は苦痛を感じるだろう。なぜなら私がそうしろと言うから。君の手助けのためにここを離れたくはない。決して完成しない仕事が魂の責め苦であるように。

君はタムリエルに存在するつまらない魔術師だが、あの囁きの女は彼女の黒い縁に対する君の強化に感心していたぞ。彼女は君を信用していた者達の死に驚いていた。君を愛した者の死に微笑んでいた。君の手の中で刀剣は大いに満足したし、それで囁きの女は喜んだ。それゆえ、私はすぐにでも君に滞在を許可する。

私と共に行く傭兵達は恩恵をもたらす者に忠誠を誓わない。そして君には何一つとして誓わない。彼らの義務のための助力は間違いを犯し、君は私の地下室へと続く道、またはもっとひどい場所へと続く道にいる自身を見出すだろう。率直に言って、君の黒い縁の使い方は君を見込み以上の事柄に巻き込んでいる。君が何を求めていようと、救済は君を越えたところにある。

とはいえ、合意した通り、私は君が学校で作った繰り抜かれた残骸から拷問の器具を作り上げる。私は君の妻のそれぞれの部位に合わせ、3つの聖句箱を作った。到着した時に渡そう。私の設計の下で、君の学校は墓地となるだろう。そこから、君の妻と君の生徒は決して逃げ出すことはできない。死んでいれば良かったと強く願うだろう。君からはるか遠くにある、通常の死を。

これにそれだけの価値があるといいが

-ドゥゼイル

鳥の天敵とは?What Eats Birds?

いまいましい鳥たち。決してつかの間の平和ではない。どこを見ても鳥がいる!くちばしに笑みを見せる大きなカモメ。青い羽根の小さな生物がハエを目がけて飛ぶ。決して沈黙はない。いや、全く静けさがない

何が鳥を食べる?猫か。だが、鳥よりましではない。いつも身づくろいしている。小さな爪の小さな友。いつも魚を盗むのだ!

どこへ行けばいい?この島は猫だらけだ。猫人間!猫である人間。バカにされると思うか?鳥に勝てる!

荒野に行った方がましだ。安全な場所を見つけよう。地下かもしれない。猫も鳥もいない!暗闇だけだ。暗闇と寒さ、魚のように

怒りの憤怒Angry Angry

どれだけの間、ここに捕らわれているのだろう?

日々、心が弱っていくのを感じる

いつもこんなにも怒っている…できない…

篤信者の祈りPrayer of the Resolute

慈愛の神、ステンダールの名に祝福あれ

神は知恵と祝福で篤信者を強め一つにしてくださる

神は昼に我らの力を強めるため剣と盾とで鍛え、夜に魂を強めるためその名の元祈るよう求める

神は卑しい召使である我らに情けをかけ、慈愛を与えてくださる

神の真実の聖なる光は闇の力を取り除き、デイドラの悪鬼に正義の雨を降り注ぐ

栄光が永遠に、彼の元にありますよう

猫人間における月の崇拝Moon Worship among the Cat-Men

シランティレ 著

カジートの住居に足を踏み入れると、それが北方の崩れかかった野営地であれ、南方の簡素な街であれ、そこには双子月の聖堂が見られる。そして、いつでもそれが一番大きい建物である。長持ちするように作られ、その地方で最も良質な素材が用いられているこの崇拝の場は、カジート社会の中心である。猫人間たちは神々を優れたものとみなしてはいるが(彼らの聖域は我々の八大神を低俗化したものに祈りを捧げている)、彼らは月のラティス、あるいはマッサーとセクンダの運動があらゆる幸運と運命、そして偶然を左右すると信じている。ヴェヌスティニウス・パーキティヌスが「混合的異端」と名づけた信仰である。

カジートの教義で、月は神聖なものであり、ムーンシュガーの吸収によって猫人間の身体に命を吹き込んだとして崇められている。ムーンシュガーとは聖なる原料であり、精製すれば幻覚性の密輸品にもなる。これは料理にも儀式的用途にも使われるが、これを蒸留してスクゥーマという、悪質かつ違法な催眠薬を作ることも容易である。このような野放しの錯乱は、こうしたものの接種を取り締まる月の司祭という階級によって監視されているようであるが、この階級はカジートの儀式においても一定の役割を担っている。この聖職は主に公共事業の運営や堕落した信者の取り締まり、そして神学上の問題の決定に関わっている。膠着状態に陥った場合、問題はたてがみその人によって解決を見る。

月のラティスの絶対的支配者であるたてがみは、クランの族長とエルスウェアの王を除けばカジートの中で最も有力な存在である。我々の南部国境にいずれ敵対行動が起こった場合、彼らは賄賂か腐敗、排除の対象となる重要人物になると思われる。それ以上に興味深いのはたてがみの継承の儀式である。現在の者が力尽きると、聖なる儀式がその後継者を決める。月の使者が任命を受けて志望者たちを導き、カジートの文書に記された、双子月の表面への雄大にして危険な冒険へと向かわせる。そして生きて帰ってきた、ただ1人の候補者が新たなたてがみに選ばれる。

寝転がる猫が宇宙を旅して我々の月に到達するなどとは、馬鹿げた思い込みである。ヴェヌスティニウス・パーキティヌスはこれを「吐き気のするたわごと」と名づけており、至当である。

父なる螺旋Coils of the Father

悔悟者よ、私たち皆の父、万物のアヌの魂に感謝を捧げ讃えなさい。鱗と牙と創造主の炎が私たち皆をいつも包んでいます

ここでの礼拝を終えるにはこう唱えなさい。「不動の中心と我らの生における神の手により、私たちは皆、無事でいられます。アーリエルは神の安定を私に許してくださっています。常に私の味方でいてください」

変容せし者The Changed Ones

ニルンをさまよえる原初の神々の中では、トリニマクが最強であった。トリニマクは長きに渡りアルドメリを騙し続け、大いなる断裂への最良の対処は涙を流すことだと思い込ませていた。アルドメリは泣き、先祖たちの名誉を汚した。とりわけアルトマーの女性が目に余った。悪あがきの一環として不在の神の名を乱用し、その語りに疑問を投げかけた。それである時、早熟な若者であった策略の公ボエシアがトリニマクを騙し、口の中に入るように仕向けた。ボエシアはその後しばらくトリニマクのごとくしゃべり、耳を貸す者を十分に集めた。ボエシアは原初の神々であるエドラの虚言を暴いて見せ、トリニマクが最大のうそつきなのだと彼らに伝えた。それもすべて、トリニマクの声のままで!ボエシアは集まった群衆に三つの角の真実を伝えた。そしてメファーラと共に、サイジックの企ての戒律を伝えた。家の作り方と、その角に埋めるべき物について教えた。肌の正しい見せ方の模範を見せもした。大いなる旅を実現させるための歩き方も教えた。そしてボエシアはトリニマクの口から出て地面に降り立ち、自分の発した言葉がすべて真実であることを証明した。これにより、彼の新たな民は容易に変容せし者となった。

冒涜的なレブナントBlasphemous Revenants

…この世界に入るのでも、出るのでもなく、しかし世界の狭間で、血と忠義により、暖炉と墓を固守する。招かれずに来たとしても、一族も対する愛か義務に対する信条によるものであれば、不浄ではない。それはクランを守るための先人たちの応答、決して眠らぬ者たちの目覚め、暖炉と家により束縛された者たちが奉仕するための召喚である。

しかし、ソーサラーの手によるのであれば、そのような召喚は冒涜であり、部族や聖堂にとって忌まわしいものであり、長い間燃やしても清められない、大きすぎる罪となる。ソーサラーの接近を認めてはならない。父の骨と墓の亡骸を盗みに来たのだから。あなたのものを当然のように力で拘束し、友好的な霊魂をあの世から引きずり出し、奴隷や獣のように奉仕させようとしている。

死者の不名誉を誰が知ることができようか?死霊術師の奴隷の休みない泣き声を?暖炉と一族への愛情ゆえに先人が奉仕するというのも十分残酷だ。しかし、幽霊であれガーディアンであれ、歩く骨であれ骨の貴族であれ、冒涜的な儀式で召喚され、死体を発掘した者の意志に力で拘束されているこのような霊魂は、休息を得られるのだろうか?どうすれば血とクランに戻る方法を見つけられるのだろうか?

暖炉と一族に血で拘束され、聖堂への誓約と奉仕に拘束された高潔なダンマーだけが、ダンマーの死者の霊魂を呼ぶことができる。土地を侵略してきた異種族のソーサラーが、墓から盗むのを許し、一族の霊魂を魔法で奴隷にし、死者の生活を生者の土地と同じように盗むのを許すべきか?だめだ、だめだ、だめだ。3回言うだけでは足りない。そのような死霊術師は死ぬべきであり、彼らの冒涜的な魔法も共に滅びるべきなのだ

さらに、アンデッドたちの隠れた主であり、死霊術師の傲慢な公子である、西の棲み処から這い出て来た古代の吸血鬼の悪魔どもが冒涜的なデイドラの祠、捨てられたダンマーの砦、あるいは憎いドゥエマーの崩れた地下の迷宮に隠れ家を求めるのを許せるだろうか?名家と聖堂は長い間、吸血鬼の穢れがないようこの地を守ってきたが、今ではアンデッドの貴族と卑しい家畜たちが戻って来た。このような吸血鬼は滅びるべきであり、腐敗した家畜も一緒に滅び、血の穢れも火と杭により永遠に消されるべきだ

紡ぎ手の話Tales of the Spinners

アルトマーの旅行ガイドより抜粋

ボズマー社会の紡ぎ手は重要な役割を果たす。ただの不思議な話の語り手、カタルシスの源だけではなく、紡ぎ手は神秘的な司祭の機能を持つ。

イフレが話をすることによってこの世界を作ったように、ボズマーの紡ぎ手は彼らの話から新しい世界を紡ぎだし、聞き手に現実と思わせるため、時には幻想を作り出す、話の中の登場人物として織り成された。

これらの魔法の話の中で、紡ぎ手は聞き手に深い影響を与える。よそ者を協調させ、敵を憎み、苦しむものに慈悲を与える。

もちろん、完全な幻想を作り出せる紡ぎ手というのは稀で、変人が多い。それでも、典型的なボズマーの紡ぎ手は、比類なき才能をもつ語り部である。

名家のモットー(注釈付き)Great House Mottos (Annotated)

ヴィリン・ジリス(ソーサ・シルの個人書記) 著

息子よ、簡単な事実さえ覚えられないお前の無能さのせいで、ことあるごとに我が一族は恥をかく。これは ヴァーデンフェルの名家に語り継がれる言葉と、各家が守護者として祀っている聖人たちをお前に伝えるための記録であり、それぞれの家訓と責務を示している。もしお前がまた、我が家の取引相手であるフラール家とドーレス家の商人貴族たちを混同するようなことがあれば、今度こそお前を勘当する。これは改めて言う、お前への最後通告だ。

(こんな初歩的な事柄を書き記す必要があるということは、聖堂の教化過程に不備があるということだ。参事会員に調査を依頼し、改善を提案しなくてはならない)

レドラン家:「レドランは戦士であり、その務めは第1にトリビュナルに、第2にレドラン家に、第3に家族と一族に対し果たされるものである」

– レドラン家の守護聖人は指揮官、聖ネレヴァルである。

(ネレヴァルの死については聖堂の文章を再確認すること。これに関しては用心するにこしたことはない)

インドリル家:「正義は眠らない。インドリルが命じ、聖堂が裁きを下す」

– インドリル家の守護聖人は公正なる聖オルムスである。

フラール家:「公正かつ自由な取引が三大神を称える」

– フラール家の守護聖人は巡礼者、聖ヴェロスである。

ドーレス家:「無知蒙昧の民に文化と真実を広めよ。これが我らの責任であり義務である」

– ドーレス家の守護聖人は敬虔なる聖ロシスである。

(これはヴィベクに指摘する必要あり。皮肉屋な彼を刺激することだろう)

テルヴァンニ家:「力強い意志を表現することが、真の栄誉を先人に与える」

– テルヴァンニ家の守護聖人は殉教者、聖ヴォリスである。

第六の名家、影の家、ダゴス家に伝わる格言が欠けているのにはきっと気づいていないだろう。これはあの家がレッドマウンテンの戦いで滅ぼされ、断絶したからである。そののち残った名家がトリビュナルに捧げる聖堂を建立した。もしダゴス家のことを貴族仲間の前で口にしたら、私はお前を勘当する。

気付いただろうが私はここまでで2度、お前を勘当すると警告している。これは私がメファーラやヴィベク卿ほど冷酷ではないということだ。私の心は弱く、お前を家族から簡単に取り除けずにいる。

この文章を肌身離さず身に付けていなさい。そしてこの家訓を見ては我が身の行いを正し、貴族の立場に恥じることのないように。お前の愚かさで我が一族を汚すことのないように。2度とお前を人前で大ばか者と呼ばずにすむことを願っている。

(ヴィリンの願いが叶うよう、幸運を祈る)

名前、名前、名前!Names, Names, Names!

白金のハス
危険なアスプ
黒く燃える炎
ヴィベクの言葉
黒い狐
グリムショー
手桶の底でびっくり
ラジーンの影(すでに使用済み?)
牛追いむちの女王
盗みのリル
危険な人物
悪いアグネス
ゆすり屋ラス
暴力的な雌ギツネ
毒の女
詰め物を抜く人
機嫌の悪いバーディス
マダム・ヴェックス
拍車の貴婦人
とてもするどいトゲ
バドメイ
もう1人の敵

勇気への誓いThe Pledge of Courage

巡礼者よ、星々の命を知れ:

困難を前にしても信念と勇気を持ち続けろ。恐怖を抱かなければならないのなら、敵に恐怖を抱かせろ。恐怖は口の渇きと感覚を麻痺させる重荷である。敵は多数で、己の仲間たちは足元に死に倒れたとしても、勇気と覚悟を持つことだ。勇気は戦士の聖堂が建つための礎石であり、神殿は強く建ち続けるだろう。

星々の命に従い、勇敢であることを誓え。

緑の番人Wardens of the Green

狩人は葉と影だけをまとって大枝で待つ。風がそよげば息をし、耳をすませる。

林冠のかの獲物は恐れをなす。見わたし、旋回して飛び立つ。彼女の目は開く。

フクロウの羽音のごとく小さな足音は、緑の中を優しく進む。獲物を見失いそうな蔦のはう地上だが、狩人は動じない。

森の上を、中を、静寂が続く。一瞬、狩人は枝に舞い降りる。革の水筒から1口飲み、また飛び立つ。

小川は森を抜け、獲物は水を飲みに立ち止まる。むかれた爪がなめらかに光る。期待でニヤリとする。彼女は飛ぶ。

爪が首に埋もれ、熱い血が飛び散る。獲物はぐったりする。瞬間、深紅色が清らかな小川を染める。彼女は唇をなめる。

「これではない」

小川のふちに立つのはエルフ族の1人。彼の陰には木こり、ハンター、案内人。すべてのジャクスパー、樹の従士と紡ぎ手。子供も大人もいっしょに、でも彼は1人で立っている。

彼女のハンターとしての目が彼の目とあう。自分が彼のそばにいるのを見る。2人とも赤くなった。「シルヴェナールよ」、彼女はやっと言った。「グリーンレディよ」彼も返した。彼女は爪を下げ獲物に向かった。

「この森を歩き、守るうちに、私は緑の自分を見失った」。彼女は獲物を助け起こした。

「だが私はいつもあなたを取り戻す」シルヴェナールは言う。「森の子よ、何も恐れなくていい。緑があるかぎり、あなたが歩くところを我々は歩く」

シルヴェナールは蔦の間に消えた。グリーンレディは大枝を飛び越える。彼女は渓流の外でボズマーがのろのろ歩くのを見、森を歩き続ける。

だが彼女は微笑む、ボズマーを恐れることはもうないのだから。