危険な錬金術 スタイル

クラフトモチーフ91
Hazardous Alchemy Style

比類なき天才アルカシスの厳密な基準に沿って、正確に作成すること!
私の実験をこの田舎の平均的な、しかも最頻値が驚異的に低い住人に邪魔されず行うために、ストーンガーデンは理想的な場所だと分かった。しかしこの場所では、使い捨ての作業員を入手する手段が大きく限られてしまう。限られた助手の消耗率を抑えるため、私は防護装備を開発した。これで不必要な死亡事故は減り、作業員の在職期間を10倍に伸ばせるはずだ。

ブーツ

属性耐性の薬をヅラゾグの胃の粘膜から作った皮に正しく浸透させるため、私は新しい皮なめしの製法を発明しなければならなかった。しかしこのゴムのようなブーツは、過酷な研究の多くに耐えてくれるはずだ。

ベルト

バックルを外すな。交換もするな。馬鹿どもめ! バックルはこの防具全体に最良のバランスと張りを与えるよう、正確に作られている。奴らに間抜けな腹をえぐられても知らんぞ!

私が配布した「絶対着用」の高密度繊維マスクは、制服の頭巾や頭装備とよくフィットする。マスクは空気中の有害物質をろ過し、私の装備が不潔で知性のかけらもないヨダレで汚されるのを防ぐ。

脚当て

この特別に加工された皮のエプロンの覆う範囲は、水滴が落ちる際の軌跡に関する大量のデータから算出されている。このデータは数えきれないほどの愚かな前任者が示してきた、調合薬を膝の上にこぼす能力を元に私が集めたものだ。

層になった合金の束を正確に配することにより、最大限の力を込められるようになっている。ごくわずかにでも歪むと、効率は劇的に低下してしまう。だから弓でブリストルバックを叩くのはやめろ!

胸当て

毎晩特製皮用コンディショナーと金属ワックスを塗れば、腐食防止と絶縁に優れた保護膜となる。それから、これ以上煙に文句を言うな! あれは代用品よりもはるかに危険が少ない。

この剣にはいくつかの湾曲した鋭い刃とフックが1つ、そして支えとして平坦になった面が1つ付いている。これらは羊皮紙の切断、織物や木工、キッチンでの作業に適している。怠け者の寄生虫どもめ、働け!

肩防具

私はポールドロンをお前たちの祖先のように大きくするつもりはない。これは機動性と視認性の低下を最小限に抑えつつ、最大限の防御力を得られるように効率化してある。自分より大きなものを羨望の眼差しで見つめたいなら、私の脳を見ればいい。

手袋

お前たちが日々用いる手袋は中級の炎上、凍結、溶解、裂傷、切断、感電や破片での怪我などを、特殊装備がない場合も防いでくれる。灰汁で洗うんじゃないぞ!

私はこの盾の角度を正確に計算しておいた。正しく持てば加えられた力を弾いて体から逸らせる。振動縁をかき鳴らして、馬鹿どもの音楽を奏でるんじゃない。さもないとお前たちの頭蓋骨で震動テストを行うぞ!

ごくわずかにでも魔術の才能をもつ、お前たちの中でも少数の者には、この杖がマジカやドゥエマー音響魔術の効率的な伝導体であることが分かるだろう。寄りかからないように。

戦棍

熱で加工されたこの合金の塊は、解体や金属加工に適している。縁は見せかけじゃない!これは衝撃の振動を使用者に伝えないようにするためのもので、お前たちが馬鹿みたいに自分の顔を粉砕することを防いでいる。

短剣

この刃の形状は、私の精密カミソリを巨大化して複製したものだ。これならお前らのような肉厚で不器用な指の持ち主でも、より繊細な道具を扱う技術を身に着けられるかもしれない。

大型の検体解剖を容易にするため、私には様々な斧が必要だ。刃の湾曲は皮を剥ぐのに理想的で、角の傾き具合は内臓を表面から払い落として捨てる用途に向いている。

太古アカヴィリ スタイル

クラフトモチーフ92
Ancestral Akaviri Style

帝国軍隊長カエリウス・カロゲルス

我々はペール峠でアカヴィリの勢力を止めた。私はそれで終わりかと思ったが、あんなことになるとは誰も予測しなかった。血気が収まり、沈黙が大地を覆うと、レマン・シロディールの声を聞いたアカヴィリは跪き、彼に仕えると誓った。今や略奪者の残党は我らの軍の一部である。彼らは我々のそばで戦う。妙な時代になったものだが、内部で争っても自らを弱らせるだけだ。私はツァエシの戦士たちをよりよく理解するため、この報告書を書いている。彼らの戦闘知識から記述を始めるのが無難だろう。

ブーツ

アカヴィリの足防具には長い緑の紐がよく使われる。この紐は脛の前で結び目を作り、防護範囲を固定する役割を果たすことが多い。

ベルト

アカヴィリの防具の細部へのこだわりには驚かされる。ベルトのような極めて単純なものでさえ、人目を引く極上の意匠が施されている。ベルトというよりペンダントのように見えるものもあり、暗い色の青銅の縁に収められた、護符の彫刻が付いている。

アカヴィリの兜は外側に伸び、顎の部分で膨らんで円形になる。湾曲したフェイスガードは兜の中にしまい込まれており、装着者の顔面を部分的に、あるいは完全に覆う。

脚当て

我々の新しい兵士たちは足周辺の素材を緩め、足の動きを自在に保っている。必要な防護は通常腰に装着し、展開して下に降ろせるようになっている。彼らが戦場であれほど素早く動けるのは、この柔軟性のおかげだと思われる。

アカヴィリの弓は我々のものよりはるかに重い。弓全体の形状は似ているが、触ってみるとより重く感じるし、かなりの耐久性がある。繊細な手で削られたというより、鍛冶師の炉の中で生まれたかのように見える。

胸当て

アカヴィリは胸防具を小さなプレートで作る。このプレートは水平に結び合わされており、優れた防御力を誇る。このデザインを補完するため、アカヴィリは花形と蛇の結び目のリボンをかたどった金属細工を加えている。

アカヴィリの剣に用いられる職人技は注目に値する。私はアカヴィリがこの見事な武器を作る際に行う、極めて綿密な作業を幸運にも観察できた。鍛冶師は剣を作る素材を、正しい密度が得られるまで何度も繰り返し折り畳む。その後鍛冶師は光る液状の調合薬を剣に塗り、それが奇跡のように刃を湾曲させる。この作業はとても長いが、完成品へと研ぎ澄ませる段階はさらに長い時間がかかる。アカヴィリはこの特別な武器を完成させるため、何日も費やすほどである。

肩防具

アカヴィリは肩当てを強靭だが形状を変えやすい素材で作る。これにより肩を全方位に回せるようにしつつも、装着者を攻撃から守ることができる。この素材はしばしば水平に重ねて層を作り、きつく結び合わせることで全体が構成される。

手袋

アカヴィリの多くは指をむき出しにする。彼らの手袋の素材は手のひらから前腕までしっかりと覆うが、指は覆わないまま残しておく。アカヴィリの手袋の大半には防護のための素材も含まれており、丈夫な皮か、その他の柔軟な素材が使われる。

アカヴィリの全ての武器と防具の中で、私が最も高く評価するのは盾だ。重いバックラーの表面に、空飛ぶドラゴンの形をしたシルエットが配されている。晴れた空を見上げ、この姿を見る恐怖は容易に思い浮かべられる。

私はまだ杖を持ったアカヴィリに出会ったことはないが、彼らが頭に着ける金属の輪には多大なる興味を抱いている。アカヴィリが歩くたび輪がぶつかって鳴る、美しくもおぞましい音は、聞く者を骨まで凍りつかせる。

戦棍

両手持ちでも片手持ちでも、アカヴィリの戦棍は触れた瞬間骨を粉砕する。少なくとも、見た時にはそのような印象をもたらす。私は幸運にも受ける側に立ったことはない。この武器についたスパイクも、短剣並みの鋭さを持っているように見える。

短剣

私の仲間の多くは、針のように鋭いアカヴィリの刃に倒れた。彼らの短剣の刃先はわずかに触れただけでも出血させるが、それに加えて尖端は致命傷を与えるために研ぎ澄まされている。この武器を使えば穴を開けるのも、骨から皮をはぎ取るのも容易だ。

アカヴィリの斧は遠くから見れば我々のものと大きな違いはないように思えるが、近くで見ると全く違う。この武器の先端には、重厚な渦巻が綿密に刻まれている。その結果、刃の鋭さにも劣らぬ美しさを持つ仕上がりになっている。

ナイトホロウ スタイル

クラフトモチーフ95
Nighthollow Style

紅の印章を帯びし者、イドリシン卿 著

ナイトホロウスタイルの武器と鎧の作り方
闇、致命、優雅。これらは我々の種族を目にした数少ない定命の者が、我々の武器や装備を形容する際に用いた言葉だ。我々が戦いに用いる装備の卓越した技術や見事な均衡が単なる虚栄心の産物であると思い込むのも無理はないが、こうした性質は趣味の範疇に留まらないと感じている。戦いで身に着ける鎧、使用する武器は素性を示し、敵対する愚者の心に恐怖を植え付ける。確かに、ナイトホロウ・クランは影の中に潜むのがふさわしい…大抵の場合は。しかし表に出る場合、敵にも下僕にも等しく我々を見上げさせ、恐れを知らしめるべきだ。

ブーツ

5、6枚の軽く強靭な鋼鉄製の山形プレートを重ねて作るナイトホロウのブーツは、脛や足先を完璧に保護するが、足の後ろに不必要な装甲を付けて動きを鈍らせるようなことはない。ナイトホロウ戦士の背後を取る敵など、ほとんど存在しないのだから。

ベルト

ナイトホロウのベルトは引き延ばされたバックルのプレートが特徴的で、翼を広げた吸血コウモリの姿を思い起こさせる。優雅な比率と柔軟性は、厚さよりも重要だ。

ナイトホロウの兜は暗い色の強靭な鋼鉄製で、目立たない突起が側頭部の近くに付いている。これはコウモリか狼の耳を表し、闇の肉食動物への敬意を示している。

脚当て

形状に合わせて隆起させた闇鋼製のプレートが、ナイトホロウ戦士の脚の上部を保護する。関節はないが腰に密着するため、機動性を妨げない。

当然と言えば当然だが、光の届かぬブラックリーチの深部で、木が生えることはほとんどない。ナイトホロウの弓は木の代わりに、黒く弾力性のある鋼鉄を使って作られる。その結果、この武器は重量も威力も弓としては異例になっている。ただし木の弓に比べると重く、扱いやすさでは劣る。

胸当て

闇鋼合金のブレストプレートにピューター細工を施したナイトホロウの胸当ては、吸血鬼が好む鎧に特徴的な優雅な形状を犠牲にすることなく、優れた防御力を発揮する。柔軟な山形のプレートが腹部を覆っている。

我々には鍛冶師が少ない。深き民の鍛冶場を使える者となればなおさらだ。均整の取れた刃を入手できるかどうかは、何よりも運と探す者の観察眼が問題になる。心を研ぎ澄ませて狩りに集中すれば、同じくらいよく研がれたものに出会えるかもしれない。

肩防具

ピューター細工で飾られたナイトホロウの肩当ては、闇鋼製のポールドロンである。強調された縁はシルエットの威圧感を高めるが、それだけではなく機能的だ。鋭い角度が敵の攻撃を跳ね返すからだ。

手袋

接近戦を経験したことがある者ならば誰でも、手が体の中で最も無防備な部分であることを知っている。手首から指先まで甲を完全に覆うナイトホロウの手袋は、この無防備な部分を保護する。プレートを重ねた軽量の篭手が肘まで伸び、防護範囲を拡大している。

吸血鬼の戦士はほとんどが、素早く正確な攻撃こそ最大の防御であると信じている。しかしナイトホロウも時には、盾を持った方が賢明であるような敵を相手どることがある。この闇鋼製の盾には美しい巻物細工があしらわれ、細密な技巧で装飾されている。

闇鉄製の長い筒で作られたナイトホロウの杖の先端部は、刃が幅広になった槍先の形状をしている。一般的には突き刺すためのものでなく、杖の破壊の力を集中させ、方向を調節するために用いられる。

戦棍

ある武器の機能が優雅でないからといって、形状までも優雅でなくする必要はない。ナイトホロウの戦棍には溝を刻み付けた6つの面があり、そこに恐るべき棘が付いている。戦棍を好む吸血鬼は少ないが、この戦棍は権威と支配の象徴でもある。

短剣

美しく危険な剣は、ナイトホロウ吸血鬼の象徴である。ブラックリーチの特殊な鉱石を組み込んで、耐久性と鋭さを増した黒い合金で作られたこの剣は、広い溝と逆さになった翼型の鍔を持つ。

斧は吸血鬼の武器とみなされないことが多いが、ナイトホロウも時にはシャウラスの殻を割り、ドワーフコンストラクトを粉砕するための武器を必要とする。ナイトホロウの斧は闇鉄製の鋭い刃を両刃にしてバランスを取り、細いが丈夫な金属製の柄に付けている。

さまよう守護者 スタイル

クラフトモチーフ97
Wayward Guardian Style

ゴーストソング・クランのアラナ(ヴェランディス・レイヴンウォッチ伯爵記述)

グレイホストが我らの地をうろつきクランを襲っている中、マルカルスの暴君はリーチの自由な民に対して、ドワーフの石の洞窟にうずくまる権利が欲しければ足元にひれ伏せと要求している。ふざけている!しかしアルドの頭に浮かぶ考えの中で、聞く価値があるものが一つだけある。それは深き民の骨が強靭であり、我らの地に満ち溢れているということだ。我々はこれを利用すべきだ。
ドワーフたちが星に何を見たかは知らないが、彼らは天空にいる我らの守護星座を石に刻み付けた。深き民はその異様な作品を作るため、魔女、狩人、執行人の加護を求めたのだ。我々も同じように自然と反する敵を相手にしている。この力を利用させてもらおう。

ブーツ

入手できるドワーフの金属は重く、分厚いことが多い。平らな石の上に製材機を置く分にはよいが、荒野で軽快に動ける具足を作るには向いていない。慎重に使うべきだ。

ベルト

ドワーフの扉や宝箱の錠前を腰に巻くのはいい考えだ。この錠前は、激戦の最中でも外れない留め金になる。

首を失わないためには、油断しないことだ。それ以外では、死んだドワーフや金属製の下僕の兜が役に立つ。視界が制限されるのは残念だが。吸血鬼やウェアウルフを相手にする時は、喉元を覆うことを忘れてはいけない。

脚当て

我々は狩人であって、マッドクラブでないことを忘れるな。下半身の防具は素早さを保てる程度に抑え、腰をガタガタ揺すのは婚姻の儀までやめておけ。

我々にはドワーフのガラクタをまともな弓に加工できる弓矢職人がほとんどいない。リーチの木の枝だけを信頼して、風の音を聞くことだ。黄ばんだ歯も、噛む力までは衰えていない。

胸当て

守護者の金属で体を覆う時、狩人を称える装飾を忘れないように。さもなくば防具は機能せず、ドワーフと同じ末路を辿るだろう。我々はリーチにおいて狩人の鷹であり、猟犬である。そのことを示せ。

我々には鍛冶師が少ない。深き民の鍛冶場を使える者となればなおさらだ。均整の取れた刃を入手できるかどうかは、何よりも運と探す者の観察眼が問題になる。心を研ぎ澄ませて狩りに集中すれば、同じくらいよく研がれたものに出会えるかもしれない。

肩防具

金属の怪物の大きな外殻を羨んでいることは聞いている。確かに立派な肩を飾るのに相応しいものではあるが、身に着けるにはそれなりの勇気がいる。無理をしすぎて、愚かなノルドのように重みで潰れるべきではない。

手袋

これまでに見つかった装飾は重い指輪程度のものしかなく、篭手など目にしたこともない。しかし前腕に張り付ける板ならいくらでもある。

深き民の扉を腕に縛りつけて守りたい気持ちは分かるが、それでは腕がもたない。奴らの金属は強く叩かれると悲鳴をあげる。揺れた時の振動が伝わり、骨を折ってしまう。可能な限り木の盾に結び合わせ、毛皮や羽毛を詰めて緩衝材にするべきだ。

魔女の技とドワーフの悪戯は、水と油のように混ざらない。深き民が自分たちの目的をどうやって達成したのかは、モラでさえ知らないかもしれない。だがその点は謎のままだとしても、金属塊で頭蓋骨を叩き割るやり方はとてもよく知っている。

戦棍

棍棒にちょうどいい金属片ならいくらでもあるが、巨人一人半ぐらいの力が必要になる。赤鷲でさえ、芯入りのドワーフの棒は一本振り回すのに苦労したほどだ。小さな軸を修理して、重い棍棒にすれば十分だろう。

短剣

きっと母親から石や骨、金属から自分のナイフを作るやり方ぐらい教わっているだろう。尖った破片と、丈夫な握りがあれば十分だ。

知恵を使うか戦うかして、深き民の大きな守護者の紋章を手に入れたなら、執行人に相応しい斧を作れる。もっとも、硬い金属を研いで刃とするには何日もかかるだろう。

目覚めの炎 スタイル

クラフトモチーフ99
Waking Flame Style

名高い鎧鍛冶師にして金属細工師、エドムンド・ミド 著

これは目覚めの炎教団の志願者にデイゴン公の目に適った装備を与え、タムリエルを徘徊する忌まわしい「無辜の人々」に暴虐を加えさせるためのガイドである。
以下に示すのは、私の生涯をかけたデザインと作業の記録だ。私に恥をかかせたり、私のデザインを劣った発想で「改良を加えよう」などと考えないように。私は生涯をデイゴンに仕えるため費やしたのだ。それぞれが火と炎のデイドラ公の破壊の力を想起させるために作られている。お前たちがこのデザインに何かを付け加えるなどという愚かな考えを起こす必要はないし、そんなことをしても成功しない。私の仕事はこのままで完璧なのだ。

ブーツ

足先を保護するプレートを重ね合わせ、広範囲を覆わせよ。隠密行動はメエルーンズ・デイゴンの信者に不要である。陰謀や秘密の行動は無意味だ。我々はタムリエルを支配するのだから。

ベルト

ベルトは機能的だが目立たない、ただの革で作ること。ベルトの要点は装着者の鎧がずり落ちるのを防ぐことにある。だから派手さは無用だ。デイゴンは役に立たない衣服を許容しない。

兜の重さとスタイルを志願者の必要に合わせよ。頭巾を加えるか角の位置を変えるなどして、我らが仕えるデイドラ公の雄大さを喚起するために必要な措置を取るがいい。志願者は我らが大義の仲間なのだから。

脚当て

足の前面のみを保護せよ。戦士が背後からの攻撃を許すようなら、その戦士は無能さの代償を払うだけだ。

何においてもそうだが、弓と矢がしっかりと機能するよう取り計らえ。しかしそれだけで満足してはならない。いくつもの機能を持たせるのだ。弓は金属をかぶせた木で作り、牙や突起をつけて突き刺し、敵の剣を絡めとれるようにせよ。

胸当て

我らの心臓は破壊のデイドラ公のために強く脈打っている。この器官を金属の板を重ねて守れ。胸当ては装着者の胴体にしっかりと合わせ、しかし肋骨は露出させておくこと。デイゴンのために死ぬ胆力もないような者が、肝臓を失っても自業自得だ。

剣の刃はデッドランドの尖塔のように柄から立ち昇るべきだ。湾曲した刀身などを作る者は、この私がじきじきにデイゴン公への生贄に捧げてやろう。

肩防具

肩はデイゴンの期待の重みを背負う。守りをしっかりと補強し、臆病心や無謀さが我らが主の計画の邪魔をしないようにせよ。金属製の肩プレートを重ね、志願者の腕にしっかりと結びつけろ。絶対に取り外せないようにするのだ。

手袋

私の手袋のデザインの最も優れた点は、爪のように尖った指先部分である。手袋を作る時に爪を忘れようものなら、この部分の使い道を直々に見せてやろう。私の忍耐を試そうとしないことだ。

我らが戦士が身に着ける盾は、オブリビオンへの扉をイメージして作っている。つまり戦士たちが敵を送る先だ。重ねた金属で作り、盾の側面から突起が出ているようにすること。目覚めの炎の戦士たちはこの盾の側面を使って敵に突進し、デイゴン公のために血を流すことで歓喜に浸る。

両端に球根型の邪悪なスパイクがついた教団用の杖は、デイゴンの領地の構造をイメージして作られる。組み立てる工程で少しでも間違えば、杖は込められた力を正常に放出できず、爆発する恐れがある。お前たちの怠慢や無能が引き起こす死は、お前たち自身にも降りかかる。

戦棍

戦棍の先端は、破壊の公の計画を支援するためにデイドラが作った機械に似せて設計すること。握りの部分は長く直線的で、尖端は短く、針を付けて敵の鎧を貫通できるようにする。

短剣

短剣とは単なる小さな剣である。刃は簡素に留め、しかしスタイルは維持せよ。短剣は剣のデザインを反映すべきである。短剣がデイゴンの領域の恐怖と威圧的な構造を思い起こさせないのなら、お前の地位はないものと思え。

我らが神聖なる教団と戦おうなどという愚か者が最期に見るのは、処刑人の斧である。軍事においても使えるよう、ギザギザの部分を大量に付加せよ。我らが公の敵を武装解除するために使えない武器を作るような者は、ポータルに放り込んで公の領域へと送り、スキャンプに始末してもらう。
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