クラグローンの秘密 | The Elder Scrolls Online 外部蔵書庫

クラグローンの秘密

Craglorn Secrets

アガノールの日記Agganor’s Journal

呪術師アガノールの日記より

いつも備えていなければならないと長老達は言う。チャンスが訪れた時には全てそれを掴まなければならないと。そして、それこそまさしく私が今日行ったことなのだ!

* * *
私は長い間、呪術師、牙砕きのラッシュブラの古いやり方の下で奮闘してきた。私は時々、最初の石がこの世界に置かれた時でさえ彼は老人だったのではないかと考える。彼は決して私の提案を聞き入れないし、決して新しい、または違ったことに挑戦したがらない。

だが石は価値ある者に微笑む!スケールドコートが我々の谷にやって来て、我らがゴルトラッガ、ブラードス族長に謁見を求めた時、呪術師ラッシュブラは怒り狂った。彼はよそ者の処刑を求めた。だが、私にはわかっていた。スケールドコートとの戦いは、我らが勝つことができない戦いだと。

それで、私は風が谷の岩を通り抜けて囁くのを聞き、何が成されなければならないかを知った。私はラッシュブラを族長暗殺を企てたかどで糾弾し、彼らが結びつきを築き上げる前に、全力をあげて予言された同盟を崩壊させた。ブラードス族長が何を言っているのか説明を求めたので、私は嘘を長々と話して、精巧な物語を作り出した。それはゴルトラッガの自尊心を満足させ、真実だと思い込ませるのに十分すぎるほど完璧だった。

そして私の言葉により、ブラードスはスケールドコートを歓迎して谷に迎え入れた。牙砕きのラッシュブラに、太陽と羽の死刑を命じた直後であったが。

* * *
私がラッシュブラの処刑の準備をしていると、ブラードスとスケールドコートの指導者、摂政カシピアが同盟と相互協力の条件について話し合っていた。彼女は我らの鎧作りの技能と同様に、刺青を使う技術に大変興味を持ったようだった。ブラードスがためらった時、彼女は私が予想もしなかったことをした。ブラードスに、スケールドコート内での名誉ある地位を申し出たのである。

今や我らの族長は破壊にうねるオフィディアのエグザーチでもある。ブラードス・ロックボーンのような、勇敢で力強い男には調和する肩書きだ。おそらく、アガノールにもふさわしい肩書きがあるだろう。もし石の声を聞き、さらなる前進への機会を伺い続ければ。

* * *
ラッシュブラは打ちのめされ、切り刻まれ、我が民の10の鉄の誓いごとに血まみれになった。それから彼は置き去りにされた。岩に縛り付けられ、太陽に焦がされるとカラス達が集まり始めた。老呪術師がついに最後を迎えるところを見たらさぞかし楽しめただろうが、確実に族長へ助言し、スケールドコートとの交渉を続ける際には側にいなければならない。老人があの世へ行くのを見届ける証人として、2人ほど衛兵を残して行こう。

* * *
後になって戻り、ラッシュブラが去り、衛兵が死んでいるのを発見した。それでは、あの老呪術師には少しばかり奇術をやる力が残っていたわけだ。こうなることは予測しておくべきだった。それでも、年老いた死にかけのアイアンオークに何ができる?1度は打ちのめされ、追放された彼に?何もない!それに私には今、もっと重要なやるべき事があるのだ。スケールドコートとの同盟は合意に至り、締結された。次に私がこの話を取り上げる時には、私もまたコートの摂政として新たな肩書きを発表したいと希望している。

私が今日提供した奉仕に対し、大蛇はどのような名を授けてくれるだろうか?

アッバ・アールの説話:牛の話Tales of Abba Arl: The Ox’s Tale

ある日、子供がアッバ・アールの所へ来てこう尋ねた、「僕たちの両親はだれ?」

アッバ・アールはこう答えた、「人間には2人ではなく、4人の両親がいる。偉大な時の竜神は、彼らの道に星を置き、世界を見守るようにガーディアンたちを指名する。母なる大蛇はその背に世界を休ませる。太った母は人々が道に迷い、飢えた時に、栄養を与えてくれる。そして、牛は人々を生み、背中に背負って墓場まで連れて行く。多くの逸話が、4人の両親について伝えている」

子供達は、アッバ・アールに言った。「最後のやつを最初に聞かせてよ。人々を生んで、背中に乗せて墓場まで連れてく牛の話を」

そして、アッバ・アールはその話をした。

「人々が街に移住するより以前、彼らは野生のままに彷徨う動物の群れを追いかけ、狩って食べていた。狩人の中に、コルヴィーと言う者がいた。ある日彼が狩りをしている時、偶然子牛に出くわした。子牛はとても若くて、まだ歩けず、この母牛は横で死んでしまっていた」

「狩人のコルヴィーは子牛が可哀想になり、彼の小屋に子牛を連れて行った。彼は草原から探してきた野生の穀物と、茂みに育っているベリーと、木の甘い葉っぱを子牛に与えた」

「子牛はコルヴィーの息子のように、家族の一員のようになった。そして子牛が大きくなった後でも、狩人は殺して食べることに耐えられなかったので、彼らと牛はずっと隣で生活した。そして子牛は、いまや力強い雄牛になって、狩人を父のようにも母のようにも慕っていた。夜ごとに、雄牛はコルヴィーの小屋の横で見張り、危険があれば彼に知らせた。その替わり、狩人は雄牛を捕食者から守った」

「そして、コルヴィーが狩りをしている時、蛇の巣に落ちてしまい、とてもひどく噛みつかれたある日があった。そして彼は雄牛に言った。”私は噛まれて、死にかけている。私の元を去って、他の野生の獣の群に加われ。草原を駆けまわるんだ”」

「けれど雄牛はこう返答をした。”あなたは私の父親であり母親だ。放ってはおけない”」

「そして雄牛は狩人の横で、夜遅くまで付き添っていた。その内に毒が回って弱り、狩人はついに死んでしまった」

「そして、雄牛が父親でもあり母親でもあった狩人が死ぬのを見た時、雄牛は大変な力で泣き、地が震えた。動物の群れは、恐怖のあまり四方に散らばった」

「そして、雄牛はコルヴィーを背中に乗せて、他の狩人の所まで行って言った。”この男は私を子牛の時に見つけた。母親が死んだ時、彼は俺に餌を与え、強い雄牛に育ててくれた。彼は私にとって父親であり母親も同然で、自分の命よりも愛おしいものだ。彼は蛇の巣に落ちてしまい、大蛇が彼を噛んで血液に毒が入ってしまった。そしてその夜、彼は死んだ”」

「雄牛の話を聞いて、他の狩人が答えた。”我々に何をして欲しいんだ?俺たちはただの狩人だ。何事についても知っちゃいない。俺たちは仲間が死んでも、そいつを平原に残して、鳥達に食べさせるのさ”」

「雄牛はこう返事をした。”この高貴な狩人の身体をそのまま残して、鳥達に食べさせるべきではない。薪の山を作って、その上にこの男の身体を置く。そして狩人が燃えたら、私を連れて行って殺し、新鮮な肉をこの薪の上で焼いて料理してくれ。そして高貴な狩人を思い出しながら、ご馳走を食べて欲しい。そして次の世界でも彼についていき、彼が以前、私が歩くこともできない時、小屋に連れて行って育ててくれたように、彼を育てるのだ”」

「狩人は雄牛の言葉に知性を見て、そして力強い雄牛が振る舞う素晴らしいごちそうのことを考え、言われたとおりにした」

「それから、コルヴィーへの忠誠を見て、狩人たちは彼の例に倣い、野生の動物を飼い始めた。そして、彼らは世界中に動物を追いかけて狩りをする必要がなくなった。そして今日、偉大な狩人が死ぬと、雄牛が殺されて宴が開かれる。そして雄牛の骨は死者を次の世に運ぶために、薪の上に置かれるようになった」

アッバ・アールが話を終えると、子供達は手を叩いてこう言った。「いい話だね、僕たちの4番目の両親、牛に感謝しなくちゃ」

アッバ・アールの説話:太った母Tales of Abba Arl: The Fat Mother

ある朝、アッバ・アールは子供たちに尋ねた。「我々の両親、太った母を知っているか?」

子供たちは首を振り、「ううん。太った母のことは知らない。アッバ、彼女のことを教えてくれる?」

アッバは頷いて話を始めた。

「人々が農耕を始める前、彼らは草原の動物を狩り、肉だけを食べていた。しかしある朝、狩人達は狩りに出かけたが、動物を一匹も見つけられなかった。そして、族長は彼らにこう言った。「我々は全ての動物を殺してしまったので、獲物がいなくなった。だからこの場所を去り、新たに獲物がいる場所を探さねばならない」

「そして、人々は荷物をまとめると、食料を求めて旅に出た。この旅の一団の中に、オルサと呼ばれる者がいた。彼女は人々から避けられていた。彼らは太っていて、見た目が醜いからという理由で仲間外れにした」

「ある日、人々は高い山の麓にたどりついた。そして、こう嘆き出した。”腹が減って仕方がない!すぐに何か食べなければ、きっと飢え死にしてしまう。食う物もなしに、こんな山に登れるか!”」

「これを聞いて、オルサが前に進み出た。”皆は私を仲間外れにするけれど、私はまだ皆を愛しているわ。こっちに来て、私の左の乳房からお乳を飲んで。そうしたら、山に登る力が沸いて来るかもしれないわ”。人々はとても喜んで、お腹いっぱいになるまでお乳を飲んだ。腹がお乳で満たされると、人々は山を登り始め、死ぬこともなかった。そうであったにも関わらず、彼らはオルサを惨めに扱った」

「そして月日は流れ、人々は川に行き当たった。するとまたこう言って嘆き出した。”腹が減って仕方がない!すぐに何か食べられなければ、きっと飢え死にしてしまう。食べる物もなしに、こんな川を渡れるか!”」

「するとオルサが言った。”私はまだ仲間外れだけれど、皆を愛しているわ。こっちに来て、私の右の乳房からお乳を飲んで。そうしたら川を渡る力が沸いて来るかもしれない”。もう一度、人々は貪欲に腹を満たした。彼らは泳いで川を渡り、1人も死ぬことはなかった。このことがあってからも、人々はオルサと仲間のように交流しなかった」

「さらに月日が流れ、人々は広大な砂漠の端にやってきた。もう一度、人々は嘆いた。”腹が減って仕方がない!すぐに何か食べなければ、きっと飢え死にしてしまう。食べる物もなしに、こんな砂漠を歩けるか!”」

「人々はオルサを見て、助けを求めた。”また乳を飲ませてくれないか、太った女よ?”。こう尋ねた」

「”できないわ”とオルサは言った。”あなた達は山の麓で私の左の乳を飲み、川の岸で右の乳を飲んだ。これ以上はお乳が出ないわ”」

「人々はとても動揺し、がっくりと膝を落として泣きだした」

「その夜、オルサは星に祈った。”ああ、お星様、私はどうすればいいですか?もうこれ以上人々にあげるお乳はない。私たちは、食べる物がなければ飢え死にするでしょう”」

「すると星はオルサにこう言った。”オルサ、なぜあの人達のために泣くの?彼らはあなたを仲間外れにして、ひどい冗談で笑い者にするでしょう?彼らが死ねば、彼らと共に生きる苦しみから解放される。そのほうがいいでしょう”」

「”いいえ”とオルサは言った。”私は太っていて、見た目もよくないから、夫がいないの。私には自分の子供がいないわ。でもこの人達が私の子供になってくれた、だから何があっても子供達の世話をしなければ”」

「星は、これを聞いて不憫に思った。”オルサ、あなたがその子供達の世話をする手助けをして、多くの子供を授けてあげましょう。その代わり、約束をしてください”」

「”はい、どんなことでも!”と、オルサは叫んだ」

「星はこう答えた。”もしその人達があなたを一瞬でも惨めに扱ったら、あなたは彼らに必ず攻撃すること。彼らにあなたをきちんと扱うことを教えてやりなさい”」

「”約束します”とオルサは答えた」

「それから、星は最も強い魔法を使って、オルサをとても太った蜂に変えた。人々は彼女の巣からハチミツを取って食べることを覚え、生きて砂漠を越えた先にある彼らの新たな土地を見た。けれど太った母は約束を守り続けた。もし人々が彼女をきちんと扱わなかったら、オルサとその子供達が彼らを刺して、彼らの幸運を思い出させた。そうして、太った母さんは我々と一緒にいるんだよ」

アッバが話を終えると、子供達はにっこりと笑って、アッバに太った母さんのハチミツをおねだりした。

アミミルへの手紙Letter to Amirmil

愛しいアミミル

色々と冒険はしたが、これが最後じゃないかと思ってる。ブッチャーが僕らに何をするつもりかはすでに分かった。見たんだ、あの哀れなクレグとロフィラが——

いや、今のはなしだ。君が心に浮かぶ映像に悩まされて欲しくない。むしろ、アイアンオークやトロールのことは忘れてくれ。かわりに、一緒に僕らの刺激的な生活のことを思い出そう。僕ら2人ともオーリドン第一海兵隊に入隊しようとしていた時に出会ったよな。2人して酔っ払って、将校を罵って追い出されたっけ。滑らかで繊細なトーニーポートワインを1本開けて、大皿の鹿肉の壺詰めを平らげて、そして恋に落ちたんだ。

楽しかった時のことを全部思い出そう、愛する人。僕の手の感触と、隣にある体の温かさを思い出してくれ。そして、新しい恋を見つけるんだ。幸せになってくれ。生き延びろよ。これは命令だ。

どうやら僕の番が来たようだ。誰かがこれを見つけて君に届けてくれるように願う。そして僕は生きてきたように死ぬ。戦い抜くよ。

忘れないで、愛してる
カマーリー

アリアナへの手紙Letter to Ariana

アリアナ

現在多くの好機が到来しているので、君にそれを伝えたい。さて、私から聞いたことにしないで欲しいのだが、噂によれば腐敗させる者オードゥースと呼ばれるアイアンオークが、傷の渓谷の北部にある、エグザーチの要塞と呼ばれる施設に住み着いたそうだ。

試してみたいのなら、この賞金首は君のものだ。幸運を祈るよ、我が友よ!

レゴル・ホッド、賞金稼ぎ

アリーナに挑戦しようChallenge the Arena

君たちのグループは究極のチャレンジに挑戦する覚悟はあるか?

ドラゴンスター・アリーナで歴史に名を残す戦いに参加しよう!

バトルマスターを探し出して、私達の次元を含めた全次元における、史上最高の戦いに参加しよう。

対戦相手は君たちを待っている。来る前に準備は全部済ませておこう。

アリーナの試練The Trial of the Arena

第2の試練はアリーナの試練。

アリーナのチャンピオンたちを打ち負かすため、アリーナマスターは勇敢な心と強固な意志を持つ者を待っている。

アリーナの追跡Tracking the Arena

謎めいたファイトクラブに関する学術的考察について、エビダズナー・コーノッド 著

私は実態がとらえにくく謎めいたチャンピオンを決める大会を捜し求めて何年も過ごしてきた。最初にその秘密の闘技場についての話を聞いたのはヴァレンウッドだった。そのときは美貌のビーリが大会の伝説的なチャンピオンになったと聞いていた。手を尽くしたが、この噂される大会の所在や、対戦を実際に見た人に出会うことはできなかった。ヴァレンウッドの宿屋ではビーリの腕前について持ちきりだったにもかかわらず、である。

数週間の無駄な捜索の末、ヴァレンウッドの大会の話はまるで何もなかったのように消えていった。何らかの方法により、隠された巨大な複数階層のアリーナが忽然と消えてしまったのである。私はこれにより、この話は真実というより伝説のようなものである証拠と推測したが、その場所については常に心に引っかかっていた。それは夢にも現れ、思いもよらないときに考えを邪魔してくるのである。

次に謎の秘密アリーナについての話を聞いたのは、私がスカルド王のコヌンレイカーのためにウィンドヘルムにいた時だった。薄暗い酒場の影で、ノルドの荒くれ者達が試合ごとに環境が変化する魔法の闘技場について話をしていたのである。勝利することで次の試合に勝ち進み、負けは血塗られた凄惨な死を意味する。私にとってその話は恐ろしくも魅力的であり、ノルドたちはその話をこれまでに飲んだ一番うまい酒を飲んでいるかのように聞きほれていた。

その場所はスカイリム・アリーナと呼ばれているらしいが、私はその闘技場の場所を突き止めることはできなかった。この時、彼らは不愉快なホルグスタッドの輝かしい勝利についての話をしていた。その者はノルドの中のノルドであり、トロールのごとき長身でその2倍の力を持つという。ホルグスタッドは両刃の斧と稲妻を放つ短剣を持って試合に臨むといわれていた。彼らによれば、ホルグスタッドには共に戦う3人のノルドの盾乙女がつき従い、その者たちは対戦相手を片っ端から倒していったという。そしてアリーナの謎めいた主催者を大いに喜ばせた。

もう少しでその秘密の場所が突き止められるというところで、また話が聞けなくなってしまった。それはまた起きた。この古代の石造りのアリーナの噂は登場した時と同じように、ホルグスタッドや盾乙女達と共に唐突に消えたのである。ノルドたちは応援し、輝かしいチャンピオンを祝って乾杯し、その後はまた領内で起きている日常の事柄への対処に戻っていったのである。

アリーナに近づくことは無理なのかと悲観していた時、私はドラゴンスターキャラバン社の荷馬車に乗っていた。そこでキャラバンの護衛の1人が、この旅が終わってクラグローンに戻ったらドラゴンスター・アリーナに参加するということを吹聴していた。彼は現チャンピオンを倒すだけの力があると考えており、後は仲間の護衛を3人説得して正式なチームを編成するだけであった。

夕暮れの焚き火を囲んでの飲み会で、私はその護衛からアリーナについて彼が知る限りの情報を入手した。彼によれば、それは数週間前にドラゴンスターの街の裏側にある丘に突如現れた古代の遺跡であり、クラグローンやそれ以遠から挑戦者が秘密の大会に参加すべくそこに集結しているらしい。彼らはアリーナの入口に仮設の野営地を設営したそうである。私はこれこそが長らく捜し求めていたアリーナであると確信する。大会が行き詰るたびに、何らかの方法により場所を変えていたのだろう。このアリーナは、世界中を少しずつ動いていたに違いない。

今、私は大会へ参加するべくアリーナの中にいる。私はどのようにして環境が変化するのか観察しなければならない。試合ごとに不可能と思われることを成し遂げているのが古代の工学によるものなのか、それとも魔法によるものなのかを見極めねばならない。そして、その謎めいた主催者が誰なのかも突き詰めたい。私にも仮説はあるが、恐らく真実は考えている以上に奇妙な気がしてならない。

アルドメリ法廷の記録Aldmeri Court Transcript

通達:

サリエルとして知られる犯罪者に、サルモール国家の代表により起訴された罪状について、全て有罪の判決が下った。

彼女はあらゆる罪に関して有罪である。罪状は以下の通り:

—サルモールの役人に対する贈賄裁判1件
—アルケインの不正に関する裁判12件
—第一級殺人に関する裁判17件
—第二級殺人に関する裁判27件
—無許可の死霊術に関する裁判6件
—聖職者の財産の破損に関する裁判2件
—公共物破損に関する裁判3件

最終的に、彼女が犯した殺人が彼らに与えた影響の処遇を詳細に記し、サリエルが署名した宣誓供述書を受け取った。この裁判はこれらの行為が吸血症の呪いと一致することを発見した。彼女の凶悪な犯罪の償いのため、サリエルは埋もれた遺跡モラヴァルに投獄される。そこで彼女は焦げた石、息が詰まるような毒に、業火の痛みを永遠に味わうだろう。彼女の運命を、死霊術師や寄生者になろうとする全ての者への警告として奉仕させよう。アーリエルもサルモールも、そのような犯罪を許容しない。全ての事件において、罰は適切に執行される。

アルドメリ司法第七法廷

アルバーダの日記Alvada’s Journal

今日は私たちの仲間の1人、イブルーラが荒野に出かけて戻らなかった。通常なら特に心配しないけれど。星読みはクラグローンに長い間住んでいる。私たちはこの地域で何が危険なのかをよく知らない。

イブルーラはもともと変わっているけど、最近は一段と様子がおかしい。仲間の何人かは彼女が小声でぶつぶつと何かつぶやいていたのを耳にした。彼女は最近、未知の勢力によって世界が攻撃されるという妄想にかられているようだ。

私たちは彼女に、エリンヒルの魔術師に召喚された精霊が虫の教団をうまく処理し、企みのデイドラ公はクラグローンを制圧してはいないと話したが、彼女はそれでも安心できなかったようだ。

彼女の数々の奇行にもかかわらず、いやおそらくそれ故に、私たちは皆イブルーラをとても心配している。朝まで待って、それから彼女の捜索隊を送り出すことにした。

魔法の結界が張り巡らされた小さな家を見つけた。バラバラに引き裂かれた本から、イブルーラがどこかの時点でここにいたことが分かった。また、彼女はこの場所の入口に殴り書きで印をつけている。ここを去るようにとの警告だ。彼女はこの罠の犠牲になったのだろうか?それとも彼女が罠を作ったのか?もしそうなら、一体何のために?私たちを中に入れないため?それとも中に何かを閉じ込めておくため?

どちらにせよ、私たちが考えていたよりもイブルーラの妄想がひどくなっているのは明らかだ。

罠を通り抜けようとして数日が経った後(正確な日数は忘れてしまった。ここにいればいるほど、頭がぼんやりしてくる)、捜索隊のメンバーに不和が生じてきた。夜は悪夢にさいなまれ、昼は絶え間ないささやき声に苦しめられる。

果てしない知識を約束しようとささやく声が頭の中に響き、私を悩ませる。この場所にはデイドラの気配を感じる。

最悪の懸念が現実になってしまった。デイドラが現れて、この場所を誰ともわからない声で満たし、私たちの退路を断った。双子のマエロンとメランソンが死んだ。声にだまされ、この場所の狂気に支配されてお互いに殺し合った。

私に関して言えば、絶望し混乱している。イブルーラを見つけるか、この場所から逃げ出す前に私は死ぬだろう。イブルーラの警告をきちんと聞いて、ここから離れればよかった。

アンカ・ラーのガーディアンの書Tome of the Anka-Ra Guardians

埋められぬ者、ここに立つ
不死の衛兵よ

彼らが瞬きせずに見張りますように
苦痛や闘争が心をかき乱さぬように
死人の夢が自由でありますように

イスルードへの手紙Letter to Isrudde

イスルード・クロウズウォッチへ、

ドラゴンスターの外の十字路にあるあなたの野営地では、珍しい商品を取り扱っていると信頼できる筋から聞いている。具体的には、地域中の倒されたアイアンオークから回収した使用済みの武器や鎧を売っているとのことだ。

情報が正しければ、一般的に「レッド・ブリットル」と呼ばれる成分が僅かでも含まれる商品を入手した場合、ぜひそれを購入したい。該当する商品に対し、相応の対価を支払う用意はある。

できる限り早急にドラゴンスター馬屋で連絡を取り、入手できる商品の数量を教えてほしい。

——逃亡中の錬金術師、エランウェン

イブルーラの日記Ibrula’s Journal

収穫の月1日

この文章は、目が追いつかないような速さで直感のまま書いている。この興奮を抑えることは難しいし、その理由を説明もできない。私が発見したこの知識の泉、この水をいくら飲んでも満たされることはない。けれど私にとってはとても美味で、宝石よりも貴重なものだ。

収穫の月2日

詳細に調べた後、私は壁の古代ルーンを翻訳した。これはシーカーの保管所だ!このとてつもなく巨大な蔵書庫が、クラグローンの地下に昔から存在していたとは驚きだ。明日はさらに奥まで進んでみよう。

床に穴が開いている場所を見かけた。もし行けそうなら、その下に入ってみよう。

収穫の月3日

奥に進むと彼の声が聞こえた。「おいで、探し求める者よ」。私は答えた。「私はイブルーラ!ここにいるわ!」

収穫の月3日

私を目覚めさせたものが何かはわからない。けれど夜に目が覚めた。私はこの数日間に書いたものに目を通した。ページは1つの単語以外は空白だった。

「シーカー」

もっと奥深くへ行こう。私に話しかけるものを見つけなければ。

トンネルを進んでいくと、空白のページに勝手に文字が書かれた。

「もっと近くに」

繰り返し繰り返し、この言葉がページに書かれた。

「もっと近くに」

一足ごとに、走り書きの文字は大きくなった。私がその部屋にたどり着くまでずっと。書物の玉座の上で、それは私を誘うように見下ろしていた。その下には、それぞれに一生分の答えを載せた本の数々。そしてその答えが、さらに別の疑問を生む。

「秘密を教えて」

私は彼と取引をした。私は世界の隠された意味を探し求め、それを彼の元へと運ぶ。その代わりに、私は知るべきことのすべてを学び知るだろう。

イルサグの命令Ilthag’s Orders

調教師達

太陽が山をのぼるまでに、トロール達の準備を整えねばならない。我々とスケールドコートとの間の契約は、成功が要求されている。よって我々は成功する。私の忍耐を試すようなことはするな。これから軍隊を組織することになる!

教えたことを思い出せ。そしてトロール達に実践せよ。弱気になるな。鞭や刃の使用をためらうな。お前達も知っての通り、痛みは良き教師である。

次に確認にきた時には、トロール達が全員調教され、一団として働いていることを期待する。さもなくば、次のトロールの調教運動にはお前達を使うことにしよう。

——イルサグ・アイアンブラッド

ヴィルマリルの日記Virmaril’s Journal

上級王デュラクの側近、ヴィルマリルの日記より

あの男が私を拒絶するとは!長年デュラクの友として、そして側近として側についていたというのに、それに対する彼の返礼がこれか?私と娘であるサラディンとの結婚を拒絶したばかりでなく、その娘をあの森林地域の愚か者であるケスティックに差し出すとは。それもこれも私がネードではないからときた。あの男にとってハイエルフは、自分の愛娘の相手にふさわしくないと思っているのか?今に見ていろ!全員に思い知らせてやる!

* * *
王の議会は会合し、私の提案を検討することに同意した。いいぞ、いいぞ!愚か者どもめ!デュラクさえも、私が奴らをヨクダの侵略者と戦う手助けをすると思い込んでいる。奴らの思い上がりがその身の破滅となるとも知らずに!地下墓地内には死霊術を行うための準備が整っている。あと必要なのは、上級王とその手下どもの協力だけだ。

* * *
すべては計画通りになった!今や私はアンデッドとなり、王の議会も私のものとなった!そして残りの地下墓地の死者が私の軍団の兵となる!さて、どのような新たな命令を下したらいいものか?やはりヨクダを掃討してみるか。もう少し考えてみよう。

* * *
何ということだ、ネードが私と戦うとは!私を倒すために精兵の軍勢を派遣してくるとはいい度胸だ。私を倒す?すでに生きていない者をどうやって殺すつもりなのだ?嵐の中に飛び込もうとするネッチのように、不可能なことに挑戦するつもりらしい。まあ、やってみるがいい!せいぜい楽しませてもらおうか。

* * *
ネードの魂魔法は嫌いだ!番人どもは私が殺せないと理解し、私をこの地下墓地内に封じ込める作戦に出た。生意気な!だが不死の身になったことで、奴らは私の影響と力を受けるようになった。奴らを支配してやる!少し…休んだ…後…すぐ…にな…

ウィンドヘルムへの手紙Letter to Windhelm

愛しき姉妹

お前は私のことを笑いながら未熟者と呼ぶかもしれないが、私がスカルド王の祝賀に関連する問題から逃れるため、ウィンドヘルムを離れたことを覚えているか?実はクラグローンの荒野でも状況は大して変わってはいない。それどころかさらに悪化しているくらいだ。

素晴らしいスカイリーチの遺跡の遠景が望める、北部地域の川の側に家を持った。そこは快適で静かで、私が望んでいたものがあった。

もっとも、それは過去の話さ。あのアイアンオークのホーカー達が騒ぎ出す前、そして自らをスケールドコートと呼ぶ変な連中が現れるようになる前の話だ。そして、セレスティアルや神々が、我々と共にいるとかいう与太話などもね。

私はご存知の通り、思い込んだら結構頑固なところがある。ひとまずここに踏みとどまってこれらの脅威から新居を守り抜きたいと思う。やれるだけのことはする。ただ、状況が本当にまずくなってきたら、お前の空き部屋に数週間の間滞在してもいいか?長くても数ヶ月以上はいないと思う。できるだけ早く返信してくれ、連絡が欲しい。

——敬愛する兄弟より

ウェアウルフハンターのアドバイスA Werewolf Hunter’s Advice

息子へ

もしハーシーンの領域へ行きたければ、止めはしないわ。でも忠告を聞いて。ウェアウルフは決して1人で狩らないこと。もしはぐれたウェアウルフを見つけても、1人で戦うミスを犯してはいけない。ウェアウルフは決して群れから遠く離れないの。そして、群れはいつも腹を空かしているわ。

ウェアウルフは血に飢えた獣の力を持つけれど、狡猾な生物よ。彼らの遠吠えは他のウェアウルフを召喚するだけじゃなく、普通の狼も呼び寄せてしまう。その遠吠えは熊さえ興奮させるの。1匹のウェアウルフと思っても、あっと言う間に数で負けるわ。

熟練のウェアウルフハンターから言える最もいいアドバイスはこれよ。ウェアウルフが遠吠えで仲間を呼ぶ前に、喉を切り裂けってことよ。

愛をこめて、
母より

ヴォシュとラク:歴史Vosh and Rakh: A History

イルサグ・アイアンブラッドの日記より。

俺は戦闘での実力や、アイアンオークや獣を訓練し戦わせる才能など、多くの技量と実績によってその名を知られている。しかし、この私的な日記のなかでは岩と石に告白しなければならないことがある。私はある秘密の情熱に誇りを持っている。俺は我が愛するヴォシュとラクのウェルワ達を、かわいい子供から今の忠実で獰猛な獣に育て上げたことに誇りを持っている。

俺は彼らを入手することになったきっかけは、古代スカイリーチの遺跡近くの荒野で、大人のウェルワを殺さざるを得なくなった時だった。この獰猛な獣を倒した後、俺は近くの洞窟で子供がいるのに気付いた。その時はその場であいつらを殺そうとしたが、1匹が俺の目を見て鳴いたのだ。そして弱々しい足で立ち上がり、俺の皮ブーツにその身をすり寄せた。その時、別の選択肢が俺の前に現れた。

俺は2匹の子ウェルワを塔地下まで連れ帰った。当初の目的は、俺の調教のためにこの獣を育てることだった。しかし、あいつらと一緒に働く中で、その先天的な知性と戦士としての情熱に気づいた俺は、あいつらを自分の護衛、そして仲間として育て上げることにした。その手始めとして、まずあいつらの本当の名を探す必要があった。

俺はまだ幼いクリーチャー達であった彼らと共に時を過ごしてその性格を見極めようとし、彼らも俺の存在に慣れていった。俺を最初に見つめた奴は勇敢で、周辺へ出かけて探索することを恐れなかった。奴は俺にその名前を示した。ヴォシュだ。もう一方はおとなしく、物静かだった。少なくとも俺の仲間が近づくまでは。その後、奴は怒りの塊となり、俺と兄弟を守るために剣のように突進していった。そいつの名は当然ラクとなった。

その体が成長し、俺は力も同じく成長させるよう気を配った。筋肉と骨を鍛えるため、彼らを常に塔の地下中を走らせた。そして最高の餌とこの地域で最も純粋な岩井戸から引いた水を与えた。太い綱やハンドルを使った鍛練法も考案した。彼らが適切な大きさになった時、俺は彼らと一緒に複数の相手と戦う訓練を始めた。ラクが俺のもっとも実力のある戦士を打ち負かした時は、本当に誇らしく思ったぞ!

最近、ウシクにヴォシュとラクのための鎧一式を作ってもらった。彼らはその贈り物を受けることに栄誉を感じているようで、その鉄の防具を誇らしく、そして優雅に着こなしている。今度は自分たちだけでトロールを倒せるか、やらせてみることにしよう。これは石にかけて、きっとすごい光景になることだろう。

エグザーチ・ブラードスへの手紙Letter to Exarch Braadoth

敬愛なるエグザーチ・ブラードス殿

この手紙が我々が初めて出会った日のように力強く、敵に畏怖を与えるように届くことを願います。

私は貴殿の華麗なる鎧と体の装飾にニルンクラッツの粉を植え付けるために使用する手法について研究し、その独創性と職人的技巧を賞賛いたします。貴殿の成し遂げたことについては、ただ畏敬の念を覚えるばかりです。

まず、イルサグ・アイアンブラッドは卓越した戦略家であり、優れた調教師でもあります。彼がどのようにしてこれを成し遂げられるようになったのかについては、ただ驚かされるばかりであり、その手法を再現しようとしましたが、成功にはいたっていません。トロールやウェルワが召使や兵士になるなど想像が及びませんでした。彼らを我が軍勢に加えれば、スケールドコートは常勝無敗となるでしょう!

貴殿の才能ある鎧職人はより軽量で強固、そしてニルンクラッツの力で輝かんばかりの鎧を作りあげました。彼女の技量と経験がなければ達成することができない偉大なる功績です。トロールやウェルワにこの鎧を装備させるというのは天才的なひらめきであり、生産性の向上により、今後我らの軍勢がすべてこの特製の鎧を装備できるように慣れることが期待されます。

貴殿のルーン筆写家が示した芸術性は、私の背筋にぞくぞくする感覚を伝えてきました。彼の意匠は催眠作用があり、その細やかな模様を観察しようとするとまるで動いているような感覚に襲われます。この墨と烙印にニルンクラッツの粉を加えることにより、その対象となった者に植え付けられた魔力は100倍にも強化されます。素晴らしい!訓練と鎧、そして体の装飾を組み合わせることで、トロールはほぼ抑止不能の強さを得ています。

もしよろしければ、この抑止不能な者達をほぼ無敵な者達とする、最後の儀式を提案したいと思います。貴殿のトロールの1体にそれを試し、その結果が私が約束したものであるかどうかをお知らせいただければ幸いです。

——牙の憤怒の摂政、エルスカ

エグザーチの命令Exarch’s Orders

周辺の岩からレッド・ブリットルを収集し、大きな破片は細かく割らないよう注意すること。

レッド・ブリットルを、成分が発熱した燃えさしのように輝くまで加熱する。

レッド・ブリットルが赤く輝いている間に、石臼か蒸気槌を使って深紅色の細かな粉になるまで砕く。

レッド・ブリットルの粉(スケールドコートはこれをニルンクラッツと呼ぶ)を荷車に収集し、防具屋ウシク、ルーン筆写家のクルス、スケールドコートの摂政ボワードの各員へ均等に配分する。

敵には血を、我がクランに鉄を!

——エグザーチ・ブラードス

エランウェンへの手紙Letter to Elanwen

エランウェン

クラグローン北部の東側にある遠吠えの墓地の調査が終了した。少なくとも、調べられるところに関しては。この場所ではさまざまな死者が徘徊している!まあ、動き回って何だか怒っているように見えるから、本当は死んでいないのかもしれない。しかし確かに死んでいるし…まったく、自分でも何を言っているのか良くわからなくなってきた。

死んだ戦士や呪術師や狼が墓地を徘徊し、近づきすぎた生き物を手当たりしだい攻撃している。ここは危険な場所だ!それにレッド・ブリットルも見つからなかった。だがそれはこの場所に入って、あの怒りに満ちた死者達を見た瞬間に振り向いて走り去ったからだと思う。

木登りのクウェンディ

エリンヒルの繁栄The Flourishing of Elinhir

魔術師の街との取引について
ハロルド・ファーフライ 著

クラグローンのある場所、文化の光が輝くと言われる場所がある。エリンヒルの輝く街だ。

古代の魔術師の塔、エルフやヨクダがクラグローンに眼を止める前の、風変わりな異国の記念碑をみればすぐにわかるだろう。エリンヒルは学者と魔術師が他の野生的な住民に対して、文明の力を示すために立っている。

第二紀の始まりまで、エリンヒルはもう少し野蛮で、秩序のない僻地だった。クラグローンの大半のように、帝国の生活が合わない者達によって植民された。そのようなので大変危険な場所であり、本当の指導力や統治の為の法律は欠けていた。そして定期的に、山賊とアイアンオークの襲撃者から略奪の標的にされていた。

しかし第二紀の当初、クラグローンで彼らの技の修行をするために、輝かしきフェリックス「ブラックキャスター」アウグストゥスが率いる魔術師のグループが、魔術師ギルドの安定と制約から離れた。

一般的な神話によれば、ブラックキャスターと彼の魔術師たちは乱暴でモラルに問題があり、魔術師ギルドの権威に抵抗する、訓練されていない境界の魔術師以外の何者でもないことを示している。この物語は、今でもクラグローンに残る無法な要素によって残っている。その話を信じれば、最初にエリンヒルに入植した魔術師たちは、もはや街を定期的に襲う山賊よりも文明的な影響をもっていない。

これ以上真実から遠い話はない!帝都の魔術師ギルドの記録を調べるだけ反証できる。実際のところ、フェリックス・ブラックキャスターは高位のギルドメンバーだったのだ。彼がギルドを去った理由は、規律や訓練に関する意見の相違と全く関係がない。ギルドの範囲にない、新たな領域を求めただけである。書簡によれば、ブラックキャスターはエリンヒルの指導者が頂きの協定に署名してから、ギルドの上官たちと10年も連絡をとっていたようだ。

この書簡はブラックキャスターやエリンヒルへ到着した他の魔術師たちの状況に十分な光を当てている。彼らが無法な人々に、指導と保護を受け入れるよう説得した期間についても。私は詳細を述べる気はないが、要約する。ブラックキャスターとその魔術師たちは、その時空だった頂きの塔に興味をそそられ、以前に市長(実際には単なる軍閥の長だった)へ入る許可を求めていた。何回も拒否されたため、彼らは失望して冒険を諦めようとした。

しかし、彼らの運はアイアンオークが山から来て街を包囲した時に変わった。その目を見張る力を使って、ブラックキャスターと彼の魔術師たちはオークを追い払い、エリンヒルの移り気な愛を勝ち得たのだ。彼らはブラックキャスターを新しい市長にし、そのすぐ後に頂きの協定が結ばれた。この日に結ばれた条約は、今日まで続いている。エリンヒルの頂きの塔の魔術師たちは、街が彼らの魔術学校の運営を支援する限り、この市を守ると宣言した。

アイアンオークの出現は、見かけ通りの出来事ではないと主張する者もいた。彼らはブラックキャスターと魔術師がエリンヒルの人々を味方に引き入れるために、オークと取引をしたと宣言さえした。私はこの示唆は、曖昧で侮辱的だと思っている。このような策略はフェリックス・ブラックキャスターの人物像と評判には相応しくないし、アイアンオークは交渉や協力によって妥協しないことで悪名高いという事実には触れていない。

頂きの協定の時代から今までの真実は、エリンヒルがクラグローンの野生の中の文明の優れた中心となり、ブラックキャスターの魔術師たちの導きと保護の元で繁栄したということだ。

エレネアの日記Elenaire’s Journal

暁星の月2日

今日私は出発する。磨きの日に合わせて。新しい生活、新しい道、すべてが新しい!もしヨクダに同じようなお祝いがあるなら、それを見に訪問したいと思う。

私は危険で、神秘的なレッドガードの先祖が建てた伝説的な要塞、ヘル・ラ要塞を探し求めて行く。アイレイドの遺跡は我々の民にとって、先人への窓のような役割を果たしている。だから、要塞がレッドガードの文化を教えてくれることを期待している。

噂によれば、要塞に入った者は長年に渡って誰もいないと言う。しかし、要塞の中に文化的な価値のある宝が眠っているという噂は、私の耳にも届いている。それらのことを考えると、顔が赤くなる。

薄明の月3日

ついに到着した!タムリエルの道は、いままでにない程厳しいものだった。特に野生生物が。クラグローンのウェルワは私のボズマーの従姉妹と同類だ。臭くて、怒りっぽく、致命的な歯を持っている。けれど、ついにヨクダの建造物の尖った石を見つけ出した。

薄明の月4日

興奮で震えて、羽ペンが真っ直ぐにならない。数千年の歴史の内で始めて、要塞の前にある控えの間が開いたのだ!誰かが魔術師ギルド、神話紀協会、星読み…すべてのタムリエルに連絡するよう取り計らうつもりだ!もちろん、私が一度調査をした後で。

ヘル・ラ要塞を取り巻く伝説によれば、ヨクダ達はアンセイ(「剣聖」という意味)、すなわち剣の達人が輝く功績を残せるよう、訓練のために使っていたのだという説がある。神話では、アンセイはシェハイ、意志の力によってのみ形作られる霊剣を出すために、大変な訓練と瞑想を必要としたそうだ。

私は要塞へと続く道がある控えの間の存在が、その物語への信憑性を与えてくれると思う。古代の武器がここの演壇に残されている(そして、どれも錆がついていない。部屋の魔法によるものか?)。伝説によれば、アンセイは最高位の称号を得るために、もっとも大事な武器と戦いの道具を諦めてから、辛く厳しい試練に挑むのだという。もし彼らが成功したのなら、一般的な武器はもはや必要ないはずだ。

友人たちには私がヨクダの研究にかまけ過ぎていると言われた。早く夫を見つけるべきだとも。おそらく、私の素晴らしい頭脳を羨んでいるのだろう。

用語:
ヨケダ-指導者?戦争の王?
ヘル・シラ-高貴な刀剣?
ヤーバン-時間の単位?不明。考古学者は数字に弱い。
アンカ・ラー-元の戦士?古い戦士?
コツ-武器?エッジ?

暁星の月5日

控えの間は魅力的だったが、要塞自体の捜索に向かうべき時だ。何が私を待っているのだろうか?ミリムディンの九番目の剣か?最高位の剣か。私は剣を持っていないが、日記をここに残していく。アンセイが剣を残したように。おそらく彼らのように、自分のシェハイを作り出す手段が見つかるだろう

ガーディアンの秘術の幻視Mystic Visions of the Guardians

とてつもなく広く高く、空が天国に届きそうな程近く感じられる砂漠に行ったことがある。素敵な旅の間、彼らが夜通しワルツを踊っていた時、光に感じた親近感を言葉にしたいのに、私はそれをできないでいる。

その砂漠の環境は苛酷なものだ。食料にも水にも滅多にありつけない。多くの場合、行商人や他の旅行者に運よく出会ってキャンプに参加するか、わずかな食料の一部を助言や物語と交換するなどして、かろうじて救われた。

だが私は自分の身体が引き締まり強くなるにつれて、幻視が鮮明になることを発見した。私をこのように固定化された姿に結び付けている、必要のない一片が消えて行く。大蛇が脱皮するように、私はそれを脱ぎ捨てた。

この状態で、私は多くの驚きを見て、多くの誘惑に耐えた。私は戦士の横で起こる戦闘へと走る馬に、足を広げて跨り駆けた。そして、魔術師が美しいエルフの女性から髭の年老いた男に変化し、また元の姿に戻るのを見た。夜遅く、彼女は私に変化の原理、純粋な魔術について教えてくれた。眠れない多くの夜には、足の速い盗賊を追いかけた。そして手に負えなくなり、いつも、まるで自分が勝者のようなふりをして、夜明けの青白い光の中に逃げて行くのだ。私は次々にガーディアンを見た。彼らはあまりに美しく、見ているのが恐ろしい程だ。

だがその間、不安定かつ力強いものの存在が常にあった。空から星を落とし、殺戮と混沌の中に世界を落としたいと望む遠くの敵。飢えと渇きによって狂気の淵に追いやられる時、私は彼の存在を感じる。そして孤独な旅人の命を奪って、食べようかと思う。ほぼ毎晩のように、彼は私を栄光の夢、空から星を掴み取り、神として文明化されたタムリエルの地に戻る夢で誘惑するのだ。

夜の訪問者たちは、この通り私にとって自身のようである。そういった理由から、私は彼を他の者たちよりも恐れている。

カエシリウスの日記Caecilius’ Journal

日耀

空に奇妙な動きがあった。一瞬ガーディアン達の出現を見たと思った。戦士、魔術師、盗賊達。そして彼らは一瞬現れて消えた。来るべきものの前兆のように腹の底が不快に感じる。

星水晶占いの書物を調べた。天から落ちる星、破滅の前兆についての極めて不明瞭な予言。この具体的な前兆を証明するものは何もない。

より安全な沿岸へ導いてくれる海図や天体観測儀なしに見知らぬ海にいるようなものだ。我々自身のガーディアン達は消えて、見捨てられた。

ああ悲しいかな、辛い時代の子供達。
子供達が転べば誰が捉まえるのか?
誰もが皆孤児だから、
幼少に母が死に、
戦争で父が死に、
まるで通りの乞食のように、
食べ物を乞い鞭を受ける。

火耀

真の破滅だ。砂の巨人の軍隊が丘に現れてムンダス・ストーンを攻撃している。

セレスティアルと自称する者達がクラグローン全土で攻撃を行った。ダガーフォールがまだ持ちこたえているのは奇跡だ。エリンヒルの街からはもうずっと知らせが来ない。

より良い未来を望むな。
時は自分を飲み込んでいる。
ああ、陣痛に苦しむ女性、
ああ、命を授かろうとしている、
子供達を岩へ投げつけて、
幼児達に毒を盛る。
星が落ちた時、誰が生き残るだろうか?

カシピアの心変わりCassipia’s Change of Heart

大蛇の如き計略の、摂政の執事長、リトルリーフ 著

スケールドコートで、大蛇の如き計略の摂政という肩書きを受けるカシピアは常に12歩先を見ている。戦士が複数の武器を携帯し、どんな状況にあってもふさわしい武器を取り出せるよう準備しているように、彼女は不測の事態を想定し、代案を携えている。だが、私は彼女の最近の行動に混乱している。どのように捉えたらいいのか!わかっていることを書き連ねてみたら、私の進む道がより明らかになるかもしれない。

とはいえ、彼女の複雑な思考を不正確に表現したくないので、見聞きしてきた記録すべきカシピアの行動全てを書き留めるのは気が進まない。彼女の敵に、彼女が大蛇を憎む悪人であるかのように真実をねじ曲げさせたくないのだ。世界中の人々はカシピアの聡明さを、本当にありのまま理解する必要がある。百万の星のように鋭い、取り巻く薄暗い光とは対照的な輝きを。

私達の錬金術師がニルンクラッツと呼ぶ原初の元素と、エセリウスの天空のエネルギーとの間の繋がりに最初に気づいたのはカシピアだった。カシピアは即座にアイアンオークの働きを向上させるため、その元素を使うことを思いついた。そして、新たな生き物を創造するという天才のひらめきは、大蛇そのものともいえる純粋な霊感とともにやってきた。

しかしその後、大蛇の命令で彼女の働きがどのように利用されているか知った時、私の友にして女主人は激しい怒りに燃えていった。彼女は例えばマンティコラを創造するのは好きだったが、それが破壊の原動力以外の何者にもならないことを嫌悪した。彼女はアイアンオークが冶金術と錬金術を持って実証した技能は高く評価したが、このような素晴らしい道具がトロールとウェルワの間で無為に消費されていることを激しく忌み嫌った。

あえて言うのであれば、カシピアは大蛇に背いた。そして私はその事実とどのように折り合いをつけたらよいのかわからない。スケールドコートをこの世界中の人々が見たこともないような偉大なるものへと導くと彼女は言うが、大蛇のお恵みなしに、いかにしてそれを成し遂げられるというのか?私は彼女を信じたい。愛し、理解している女性を信頼したい。だが、私も同様に、大蛇の巻き付くような抱擁に背を向けられるのだろうか?

カシピアは大蛇の如き計略の摂政で、私はと言えばせいぜい彼女の揺らめく影の中に立つのが精一杯だ。私は彼女が何を計画しているか知っている。彼女がどれほど不変のニルンクラッツを使って力を高めたいと願っているか。だが、今は全てが間違いだと感じる。彼女がやりたいと思っていることは、私にはあまりにも危険なように思われる。私は彼女の身を案じている。

カバナント諜報報告2502Covenant Intelligence Report 2,502

私はこれを紛争地域の奥深くで書いている。国境を越えてクラグローンへ入ったときからずっと同じ任務にあたっている。新たに出現したスケールドコートと呼ばれる教団の活動を調査し、同盟を行わないアイアンオーク族との繋がりを、もしあるのであれば見極める。諜報活動中に興味深い場所を発見した。

クラグローン北部として知られる地域の始まりを示す岩の丘に囲まれた、アイアンオークの隠し野営地に偶然出くわしたのだ。それは、その地域中に散らばっている古代ノルドの遺跡の中にあった。丘の頂上の遺跡の崩れかかった塔の下に建てられているこの特別な地下の小部屋は、アイアンオークの一種の訓練場に変えられていた。しかし、オーク達が訓練しているものは、この場所をとりわけ興味深いものとしている。トロールだ。

アイアンオークはトロールを部隊として戦うよう訓練している。彼らがトロールの軍隊で何をしようと計画しているのかは誰にもわからないが、カバナントにとって有益ではあり得ない。

私はこの即席のアリーナを見下ろしている大きな格子窓を見つけた。忍び寄って、彼らが下で何をしているか、もっとよく見るつもりだ。

カルダラの発掘The Unearthing of Kardala

(弟子により編纂されたムハイ・アトトゥーラの覚え書き)

私の業績中で最も人々の記憶に刻まれているであろう発見が、まだ見習いだったときに全くの偶然で見つけた、いわゆるカルダラの遺跡だということは自分にとって皮肉でも何でもない。

私はその年(第二紀101年)を人里離れたドラゴンテール山脈の山麓で小さなギルドとともに過ごした。その一団をギルドと呼ぶのは、他に適当な言葉が見当たらないからだ。彼らは、まるで修道会の司祭のような暮らしをしていた。全てを分かち合い、一日の大半を本に顔を埋めて過ごしていた。

だが彼らを司祭と呼ぶことは、ある意味、敬虔であるということを漂わせてしまうような気がする。彼は敬虔ではなかった。私たちは夜更かしし、酒を飲んでは猥談をした。修道会の年長メンバーまで加わっていたくらいだ。

しかしギルドも、彼らを的確に言い当てた言葉ではない。その言葉は、一様であることを意味するが、タムリエル中から集まった男性、女性は様々であり、若者から年寄り、教養のあるものから頭の鈍い者までごちゃ混ぜの寄せ集め集団だった。彼らは絶え間なく言い争っていた。だが非常に仲は良さそうで、お互いを名前で呼ぶと、次の瞬間には笑い合っていた。彼らは、修道会の呼び方についても意見が違っていた。年配のメンバーは、大仰で古めかしい「神聖な活動と先触れを見し者の貴修道会」という名前を推していたが、若いメンバーは「星読み」という簡潔で示唆に富んだ名前を好んでいた。

集団は1つの関心事によって団結していた。彼らは皆、星と行動の意義についての研究に没頭していたのだ。見習い期間中のその年に彼らと過ごした訳はそこにある。私自身も天に魅力を感じていた。彼らの広い知識からできるだけ多くの恩恵を受け、魔法の特性に対する星の関係についての自分の調査を進めたいと願っていた。

私はここで白状しなくてはいけない。「星読み」と過ごした日々は、まだ若かりし頃の私の目を大いに覚ましてくれた。最初の数ヶ月が過ぎた後、私は重い鬱状態に陥った。魔法と星座の関係についての自分の興味が一つ残らず完結したかのように、既にすっかり調査されていたと気が付いたからだ。私のような見習いは、既に書かれたものを読んで一生を過ごし、結局、たった一語すら自分の言葉を残せないということがありうる

しかしながら、さらに自身の研究に時間を費やし、「星読み」とともに過ごしていうるうちに、星それ自体について答えを出さなくてはならない問いが多いことが分かった。私たちは魔法の仕組みを理解しているのに、天そのものの仕組みをほとんど知らない。実際のところ、一見、その問いが平凡に見えれば見えるほど、その答えはスルリと逃げていく可能性が高いのだ。

あらゆる疑問には答えが出ており、希望は失われたと思ったちょうどその時に多くの問いがあふれ出し、再び元気が出てきた。一つ一つの疑問は、これまでのものよりも驚きに満ちていた。実際、偉大な学者たちは、魔法の理論にあれだけの知識をもたらしたにもかかわらず、答えることができなかった。ムンダス・ストーンがいかにしてそうなったのか、もしくは季節も知らずに、どんな仕掛けで大蛇座が空を横切るのかを。

それどころか、ほどなくして気が付いたのだが、偉大な3人の学者のうち誰一人としてクラグローンに足を踏み入れたことすらなかったのだ。かつてネードが星を崇拝し、ムンダス・ストーンを自分たちの基盤に据えた場所を、どうしてないがしろにできようか?私には決して理解できないだろう。

カルダラを発見できたのは、この事実のおかげだ。現地調査を通して新たな結論に達したいという思いに元気づけられた私は、熱意ある仲間が砂漠に案内してくれることを切望した。大公座と淑女座、駿馬座のムンダス・ストーンを研究し、さらに新たなものを発見したいと思っていたのだ。

カルダラに関する本には、史実を飾りたてて話を面白くしているものもあり、いい気分になる。そのような本によると、その戦士座の守護にあるムンダス・ストーンを調査することで、その位置から、戦士座と関連した別のムンダス・ストーンがその3つのストーンの近くにあるはずだという推測に至ったという。

これは事実とは全くかけ離れている。砂漠を旅している間、私は健康を維持するために大量の水を飲んだ。当然、その水はどこかへ行かなくてはならない。私は失礼して、少し道を外れ、用を足した。ところが仲間のところへ戻る途中で、方向が分からなくなってしまった。そして必死で道を探していると、浮き石が足元で動いた。私は後ずさりし、自分の足元でパックリと開いた裂け目に落ちないようにした。それが、カルダラの入口だったのだ。

当然ながら、連れは言葉に言い表せないほど大喜びした。カルダラの発見に関して広まっているいくつかのデマは彼らのおかげだと思う。事実、砂漠に私を案内したいというあの日の彼らの熱意なくして、発見はあり得なかったのだから。

クラグローンのラミアLamias of Craglorn

セオデリック・ペロン 著

クラグローンに生息するラミアの数については誤った情報が多い。その地域の彼らの存在自体がある種の謎だからだ

本来であれば沿岸地帯を生息地とする生き物が、どうしてそのような厳しく容赦のない砂漠で生き延びる方法を見つけられたのだろうか?

勇敢な案内人であり、反論できないものへの回答者である私は、真実を求めてクラグローンへ旅に出た。

ハイロックからシロディールに伸びる主要街道を経由しベルカースに着いた私は、すぐに住民に取り入り、サマーセットから持参したワインで彼らをもてなした。すると彼らはラミアに関するあらゆる話で楽しませてくれた。

群を抜いて不思議な話はこれだ。私は地元の酒場で、道徳心が怪しい者から聞いた。

フレデリック・クロエンズという名前の魔術師は、移動動物園のため、ひどく変わった生き物を収集しながらタムリエルを横断した。彼はヴァレンウッドで、ウッドエルフとともに多くの夜を過ごした。このエルフたちはグリーンパクトの支持者だった。(詳細は文明化した考えを持つ者の理解を超越しており、この話とは無関係だ)

あえて言うなら、このウッドエルフたちは私たちの魔術師に、効果の高い様々な興味深い調合薬を紹介してくれた。この変わった聖油の影響下にあった3日間から2週間の間に、その魔術師は地元のラミアと結婚していたのだ。

それからベルカースの消息筋は、クラグローンの洞窟と湖に生息するラミアは、フレデリック・クロエンズとその妻の子孫に他ならないと説明を続けた。2人は移動動物園と共に、ここまで旅をしてきたのだという。

この話がデタラメであることは明らかだ。しかしながら、独自の調査でフレデリック・クロエンズと移動動物園が実在したことを確認できた。彼らは以前、実際にヴァレンウッドとクラグローンを訪れたことがあったのだ。とはいえ、ラミアは別な手段でクラグローンにたどり着いたと見るのが妥当だろう。

クラグローンの驚嘆The Wonders of Craglorn

パパ、素晴らしいものを見てきたわ!パパが私をクラグローンに送ると決めたときは言い争ったけど、パパが正しかった。この経験はきっと身になると思うの。確かに未熟者やホーカー達に付き合わなければいけないこともあるけど、それは愛するスカイリムから離れれば当然の事だものね。まずはこれまで経験してきたことを教えるわ。

まず、彼らはこの荒地で、星が空から落ちて人のように歩くと言っている。そのことについては分からないけど、砂と塵の戦士が古代の亡霊のように戦場から立ち上がるのを見た。強かったけど、誠実なノルドの鋼が倒せない敵なんて存在しない。

それからいくつかの獣を組み合わせたような、奇妙な生き物とも遭遇したわ。まるでスコーピオンとワマスが生んだ赤ちゃんのような、そしてその通りのとても恐ろしい相手だった。現地の人たちはそれを「マンティコラ」と呼ぶらしいの。私はブサイクって呼んで、斧で殴りつけてやったわ。何回もね。

それから、前の手紙で信者について言った?そう、クラグローンにもいるの。ただ、この信者達は特別みたい。自分達のことをスケールドコートって呼んで、「摂政」だの「エグザーチ」といった仰々しい肩書きをつけているの。まさにホーカーの集まりね!そして信じられないことに、彼らは何かの空飛ぶ蛇を信じているの!信じられる神々の中でも、よりによって腹で這いつくばる獣を信仰の対象に選ぶなんてね。私は連中を斧で殴りまくったわ。いい気分だった!

今はハチミツ酒を飲みながらドラゴンスター・アリーナに入場する準備をしているところよ。パパなら私のことを誇りに思うと思うの!それなりに腕の立つ戦士の一団を集めて、うまくいけば大会に優勝できるかもしれない。ノルドとダークエルフ、そして2人のアルゴニアンが良いチームになるなんて想像できたかしら?対戦相手については情報がまだ不足しているけど、多分コヌンレイカーの大会よりは厳しくないと思う。戦利品を獲得したら、もしくは対戦した何かに勝ったら、また手紙を書くわ。

あなたの娘、ベリンカ

クラグローンを歩く星A Star Walks In Craglorn

冒険とロマンスの物語
物語の編み手、アダンドラ 著

彼は空から落ちてきた、一般の人々と共に歩むため、エセリウスから下界に降りてきた星。ある者は彼のことをセレスティアルと呼び、またある者は彼を戦士と呼ぶ。では私は?私は彼を「愛しい人」と呼ぶ。

愛しい人と出会ったのは、ドラゴンスターの街からさほど離れていない寂しい道だった。私はあらゆる曲がり角で待ち伏せているようなアイアンオークやスケールドコートの兵士の注意をかわすように、闇の中を急ぎ足で進んでいた。そんなとある曲がり角に差し掛かった時、私は背の高い、古代の鎧を身に着けた屈強な体格の男に出会ったのである。

彼は私が倒れる前に私の身を抱え、空の星々のように輝くような強い手で私を支えてくれた。そして私の全身に震わすような深く、響き渡る声でこう言った。「そのように急いで、どこか行くのですか、美しきお嬢さん」

* * *
ダメだ!これはひどい!やはりこの戦乱に荒れ果てた地域で実際に起こった実話について書いた方がいいのかも。完全な空想物語を書くのは元々得意ではなかったし。待って!いいことを思いついた。あの戦士が、孔雀のコンフィと飲用金が好物というのはどうだろう?

とりあえずこのまま書き続けて、どうなるか見てみるかな。

グラザールの脅迫Grazzar’s Threat

ジョルゴブ

なあ、こんなに簡単に済むと思ってるのか?逃亡して、名前を変えたくらいで、お前を見つけられないと思うか?

状況をよく考え直した方がいいぞ、旧友よ。チーズルシュリーク鉱山で二週間後に会おう。さもなくばドラゴンスターキャラバン社の新しい友人に、お前の過去の偉業を全て話すぜ。

ハイロック街道の殺し屋だと知ったら、奴らはどんな顔をするだろうな?

心をこめて、
グラザール

サソリの観察Scorpion Observations

クラグローンの巨大サソリは、その小さくより平凡な親類とは異なった生理機能を持っている。その巨大さと力に加え、彼らは子供を孵化させた状態で出生し、その背中に乗せて育てるのではなく、巣に卵を産卵することで出生する。これはその巨大さとスコーピオン・マトロンが一度に出産できる子供の数、その大きさに関係があるのだろう。このような違いも研究上驚くべきことであり、非常に興味深い。

この計画では、フィアファングス洞窟の奥に営巣場を持つ強力なスコーピオン・マトロンを選んだ。彼女の同族であれば現段階での錬金術の工程で必要となる捕食者としての特性を提供してくれるはずである。これをあの強大なワマスの卵持ちと至高のクロコダイル・マトリアークが提供する特性と組み合わせれば、サソリの素材がマンティコラへ、我が想像が及ばぬような力を与えることになるだろう。

すでにマトロンの卵のいくつかは収集した。それぞれの殻の中にある素材が産卵場に新たな生物に簡単に引き継がれる特性を植え付けるだろう。はたして大蛇の他の摂政たちで、私ほどの成功を収めているものはいるのだろうか?いないであろう!真祖マンティコラが産卵場から出現した時、大蛇は私にスケールドコート全体の指揮権を授与されるだろう。それはここで成し遂げた仕事に対する正当な報酬である。

——蠢く悪夢の摂政ボワード

サナバールの研究メモSanavar’s Research Notes

1日目
ドワーフには進んだ天文学の知識があったことが知られている。今日に至るまで、星座を象徴するシンボルは、ドゥエマー文字が使われている。

残念なことに、我々の知識はそこから始まり、そこで終わっている。回収されたドワーフの文字の断片は短すぎて参考にならないか、複雑すぎて翻訳できないのだ。

クラグローンのドゥエマー遺跡が、地方に点在する謎めいたムンダス・ストーンの起源を明らかにし、星座との関係を説明してくれることを心から願っている。

具体的に言えば、私はムハイ・アトトゥーラによる非常に貴重な古代ヨクダの天文学の手引きガイドを利用し、ドゥエマーの遺跡の記号学と隣接するヨクダの聖堂を比較している。それにより、失われて久しいより最近のドワーフの観察との関連性を実証できるか調べているのだ。

もしアトトゥーラの理論が正しく、クラグローンに定住したヨクダ人が星座を理解していたとしたら、もっと前の時代に彼らがドゥエマーの遺跡を調査したと推測される。衰退と繁栄を求める日和見主義者が破壊的な仕事をする前に。私がやりたいことは、ヨクダとドワーフの文字を比較し、歴史的文献で不足している部分を埋めることだ。

2日目
私はツイている。この遺跡は、これまで訪れた多くの遺跡よりもかなり保存状態がいい。だがしかし、これは同時に必要以上に注意深く進まないといけないということだ。ちょっとつまずいただけで、ドゥエマーの防御を起動してしまうかも知れない。それは間違いなく私の破滅を意味する。

6日目
物資を取りに地上に戻ってきた。それと、自分の蔵書から発見した断片からなるドワーフの文章の複写を送った。時間に余裕があり、自分の本を手に取れるときにでも、解読するつもりだ。

10日目
クソッ。防御が起動してしまった。どうして、こんなことに。絶対に何にも触れていないと思っていたのに!

うまくいけば、誰かが私のメモを見つけ、この研究を続けてくれるだろう。

サラディンの日記Saradin’s Diary

上級王デュラクの娘、サラディンの日記より

父とヴィルマリルはもう1日、夜のほとんど時間をスカイリーチの地下にあるカタコンベで過ごした。彼らはあの暗黒の技に対する陶酔を分かち合っているけれど、私は時々彼らの友情は複雑すぎないかと思う。父はネードの上級王としてあのような重責を担っているけれど、ヴィルマリルに助言を求める度、その重責をほんの少し私の愛する人に負わせているのではないかと心配している。

* * *
今の所、父には私達のことを話していない。でも、ヴィルマリルはごく近い将来、父に私との結婚を願い出てくれると約束してくれた。

* * *
父は激怒した。ヴィルマリルとの長い友情にもかかわらず、愛する娘がハイエルフと結婚するという発想には全く喜ばなかった。私はとても傷ついたけれど、強くあらねばならない。どうしたって私は上級王の娘なのだし、父や国民に対する義務がある。この結末がどれだけ私を苦しめたって関係ない。そして、かわいそうなヴィルマリル。私は見たことがないわ、あんな…打ち砕かれたような彼を。

* * *
私はケスティク王と結婚する。父がケスティクと北部のクランとの結びつきを強化するためにこの結婚をお膳立てした。私はまだとても強くヴィルマリルのことを思っているけれど、それは後ろに追いやらなければいけない。私達の愛は禁じられたものだし、この結婚はネードのクランをより強くする。ヴィルマリルはもう、彼自身の人生を歩み始めているの?

* * *
野蛮なヨクダ人達が扉のところに集まっている。今日は父とヴィルマリルが一緒にいるのを見た。2人とも不安げに見えた。ああ、2人ともそれは見せないようにしているけれど、私は2人をよく知っている。ヴィルマリルが侵入者を撃退する計画があると言う。彼は父がその案を支援してくれるだろうと思っている。彼らに必要なのは、ただ他のネードの王を説得することだわ。

* * *
ヴィルマリルは今夜の祝宴の間中私を見ていた。かつては見られなかった…渇望が彼の瞳の中にあった。きっと私が想像しているだけね。けれど、今夜のヴィルマリルの頭の中には侵入者や、軍隊や、戦争のことはなかったと断言できる。彼は私のことだけを見ていた。

* * *
ヴィルマリルは王家の部屋にいる私のところへやって来た。最初は、彼と話すことをためらったけれど、距離を置いているとは思われたくなかった。彼はまだ私を愛していると言った。共に逃げ出そうと頼んできた。彼が冗談を言っていると思い込んで、その考えを笑いとばした。けれど、私にはわかった。彼の瞳の中の、私への思いは今までにないくらい強いものだった。私は、私の思いが私を裏切る前に、後ろを向いた。

* * *
今日のヴィルマリルは冷たく、よそよそしかった。ご機嫌を尋ねたとき、彼はただ、私が次の行動の方向を決心させるのを手助けした、とだけ言った。王の議会が終わったらすぐにヴィルマリルを見つけて謝らなければ。決して傷つけるつもりではなかった。

間違いなく、彼はわかってくれるはずよ。

スカイリーチの探検家 第1巻Skyreach Explorer, Volume One

グウィリム大学 歴史学者 レギナス・ブーカ 著

興奮と恐怖をもって、私はこの一連の日記を書き始める。これはいつの日かスカイリーチおよび古代のネードの人々に関する学術的作品の基礎を形成するだろう。グウィリム大学は寛大にも、この目の前にある題材について、少なくとも2冊の本の出版の独占権と引き換えに、この遠征に対する資金提供をしてくれた。

注記するが、これらの日記は完結し、出版された作品ではない。この旅を通して出会った全ての物に対する私の見解、理論、そして一般的な考えが含まれている。この日記はまた、私の学術的パートナーのヴェリタ・ヌミダによる付記も含む。この者の理論は通常、私が提示するいかなる理論とも極めて対照的である。我々の視野の相違点がより完全な過去の概念を創出すると考えたい。しかし、私はここで、ページの中で認めよう。彼女はしばしば私を知的に激怒させる。そうは言っても、私自身のものと並行して、彼女の支援と高い実績が加わっていなければ、この遠征が実を結ぶかどうか確信はない。

なぜスカイリーチなのか?これら古代の遺跡が、我々が最初にシロディールの調査を始めてから興味をそそられている疑問に対する回答を持っているからだ。すなわち、最終的に強力なインペリアルを生み出した古代のネードとは何者なのか?私は常々、彼らはまるでお互いが敵であるかのように戦うような、未開の獣であると考えていたが、ヴェリタは絶えず、彼らは私が信じているよりももっと進んだ文化を持っているはずだと強く主張していた。おそらく、スカイリーチの遺跡の奥深くで、我々は決定的にこの論争の決着をつけるだろう。

* * *
すばらしい!スカイリーチの街はドラゴンテール山脈の周辺だけでなく、山を貫きその地下にさえ広がっていたらしい。この場所の加工をする技術はなんと素晴らしい偉業であることか。どうやら、私は少なくとも1つヴェリタとの論争に負けたようだ。古代のネードは確かに単なる未開の獣ではなかった。しかし、厳密には彼らは何者なのかということを、これらのモノリスはまだ語っていない。

我々が「要塞」と呼ぶことに決めた、廃墟となった街の部分の調査を始めた。最初の目標はこの地域を探検し、このようなネードの大都市における日常生活はどのようなものであったかについて結論を出すことだ。彼らは外部と内部の空間を共に活用していたのだろうか?また、彼らは主に、山のまさに中心から削られた空間に居住していたのだろうか?おそらくあの複雑な彫刻がいくつかの手がかりを提供してくれるだろう。

最初の調査で、私は誇大に称えられている上級王の1人の個人的な邸宅として、この巨大な生活建造物を建設したと理論を立てた。ネード滅亡の責を負う、デュラク上級王の最後の邸宅でさえあるかもしれない。

ヴェリタはいつものごとく同意しない。彼女は一般庶民がこれら今や廃墟となった建物の中や外で生活や仕事をしていたと推測する。我々が見た、生活空間に変換された区域らしいと示す証拠は、ネードがヨクダ人の侵入の結果、山の中へ後退したという理論の信憑性を増すと彼女は訴える。彼女の理論は正しいと言えるかもしれない。さらなる熟考を重ねれば。しかし、私はまだ譲歩するつもりはない。今はまだ。

スカイリーチの探検家 第2巻Skyreach Explorer, Volume Two

グウィリム大学 歴史学者 レギナス・ブーカ 著
グウィリム大学 歴史学者 グウィリム大学 古代研究家 ヴェリタ・ヌミダによる付記

レギナスには休息とジュニパー茶が必要だったので、スカイリーチ要塞の探検の記録を続けるため、私がインクと羽ペンを取っている(いかに彼が嫌っていようが、私はより友好的で刺激的な執筆スタイルを好むの!絶対にね!)。

私はますます、ネードは高度な社会を持っていたと確信するに至ってきている。ひょっとしたら、いくつかの手法においては私達よりも高度でさえあったかもしれない。山の内部に巨大な場所を建設するために必要とされた、工学的技能は計り知れないものだ。私達の最高の技術者と職人が同じ試みを繰り返したら、追い詰められないでいられるかどうか確証がない。入り組んだ庭、アーチ型の天井、精巧な水路と噴水。これらはすべて、シロディールが提供できる最高のものに匹敵するか上回る、高度な知識と美学のレベルを示している。

私達を取り囲む石細工の中に示された全ての技能と職人技は、ネードが戦いを愛する蛮人をはるかに超えた存在だったということをはっきりと表していると私は考える。ごめんなさいレギナス、だけど私はこれを自分が見たままに記録しなければいけない。その建築は、彼らが石細工とレンガ細工を芸術として扱ったことを示している。その彫刻は簡素な装飾以上のものよ。それらは誇り高く力強き人々の、嫉妬深い侵入者により断ち切られた、星に手を伸ばす文化の物語を伝えている。遺跡の中にあってさえ、息をのむような高尚さがここにはある。

さらに印象的なのは、空に向かって開いた場所よ。これらの開いた天井は、新鮮な空気と日光を取り入れ、ペレナールのかけらやその他のものなどのような、古代の文書や石板のおかげで私達が知るところとなった、ネードが好んだ習慣である夜空の観察をするために最適だった。ネードの星に対する執念は、単純なものではないと私は信じている。彼らは星を崇拝していたか、またはセレスティアルとの間に何か他の深いつながりがあったのよ。私は、ネードがまさにセレスティアルという概念の創造物そのものと、何らかの関わりがあったと信じている。私はこの場所や近隣の遺跡の探検中に、この説の裏づけとなるものを発見するつもりよ。

もちろん、レギナスは私の意見に激しく反対している。彼は羽ペンを返せと要求してさえいる。歴史学者よね、まったく!もし、空想から現れた事実が歩み寄って来て、「こんにちは」と言ったとしても、彼にはわからないでしょう。ええ、いいわよ。どの道、手が痙攣を始めちゃったもの。

スカイリーチの探検家 第3巻Skyreach Explorer, Volume Three

グウィリム大学 歴史学者 レギナス・ブーカ 著

今日、我々はスカイリーチ地下墓地として知られる地下墓所へ初めて踏み込んだ。ネードの街の死者が、この広大な迷宮に葬られていることは明白だ。だが、我々はまだ、すべての階級の市民がこの施設を使用することを許されていたのか、または、裕福で有力な者たちだけの場所だったのかを確定できていない。我々はすぐに墓所の標本の分析に取り掛かる。我々が、どんな遺物がそれぞれのネードの遺体と共に埋められていたと見出すか、誰が知るだろうか?

我々の一行の何人かの衛兵と作業員はこの場所について不平を言い始めた。彼らは、このカタコンベが取りつかれているという。実は、私の生徒の1人が、裏切り者ヴィルマリルの伝説を私に思い出させた。通常、このようなばかげたことは認めないが、私の中に恐怖感があることは認めなければならない。そして私も他の者と同じように、聞き取るには低すぎる声で言葉を話す声が聞こえるような心持になっている。もしかしたら、我々はただこの夢物語でお互いを怖がらせ合っているだけなのかもしれない。それでも、我々が調査を完了するのが早ければ早いほど、この陰惨な場所を早く出て行ける。

(現在、レギナスが恐怖でほとんど凍りついてしまっているようなので、再び私が羽ペンを取っている。実際、私達はまだ幽霊とか歩く死人とかを目撃してはいないが、頭の中で奇妙な声がすると訴える調査隊の者がどんどん増えている。しばらくの間彼らを無視して、私達がちょうど横切ってきた素晴らしい部屋について話しましょう。これはきっと、伝説的なネードの王達の会議が行われた場所に違いないわ!それぞれの王は彼らの生命の最後の瞬間を迎えた時のままに違いない姿に見えた。玉座に座って、あたかもこれから崇高な討論に入ろうかとしているような——ヴェリタ・N)

自分に何が起きたのかわからない、だが、私は陰鬱な感覚を振り払って、我らが空想的なヴェリタから羽ペンを取り返した。私はこの発見の我々の記録を完成させるために、これらそれぞれの古代の王の配置を文書に記さなければならない。彼らの名前は歴史の中に失われているが、上級王デュラクの周囲に散在していた各王の肩書きはわかっている。彼らの中には森林王、精霊王、氷結王といった優れた指導者も含まれていた。彼らがなぜこのような肩書きを付けていたかわからないが、彼らが統治したネードの領域の地域と関連があるのは間違いない。また、ひょっとしたら、彼ら個人の力の紹介のようなものと関係があるのかもしれない。

(その羽ペンをよこしなさい!彼らがどう呼ばれていたかなんて誰が気にするのよ。思うに、この部屋は裏切り者ヴィルマリルの本当の精神状態を表しているのよ。彼がアンデッドの軍勢を起こそうとしていたとは思わない。彼は収集家以上の人だったのだと思うわ。この場所は今や彼の収集物なのだと思う!もし目の前にある証拠を見たら、これはかなり筋が通っていると納得するわよ。——ヴェリタ・N)

ばかばかしい!ヴィルマリルは伝説以上の何者でもない。そして、幽霊話は知識と歴史の理念の前進の為には何の役にも立たない。この妄想的な声に我々皆が屈服する前に先に進もう。

スカイリーチの探検家 第4巻Skyreach Explorer, Volume Four

グウィリム大学 歴史学者 レギナス・ブーカ 著

私達がすでに探検した街の他の部分で見たように、同じ奇妙な形状がネードの建築の至るところで見られた。明らかに大蛇のモチーフであるものがあちこちに描かれていた。私は、これはネードがある種の大蛇神を信仰していたという確固たる証拠だと強く主張する。この神に激しく魅了されていたので、どこであれ彼らが見る場所ではその姿を見たいと思っていたのだ。

ヴェリタは、私の理論に一理あると言っている。そのことには感謝する。だが、彼女は他の見解を提供することを強く主張している。これはすべての可能性について検討してみたことをはっきりさせるためだというが、私は、彼女がただ反論したいだけだと主張する。彼女は事あるごとに異論を唱えることを楽しんでいる。彼女の理論で、大蛇は単純にネードの文化で人気のある形象であったのであり、我々の間で人気がある伝説の、友好的なネッチ、勇敢なる小さなスクリブや、贈り物好きなグアルとたいして変わらないということだ。

これもまた人気ある格言の通り、意見の不一致は認め合わなければならない。

その他の、私達が石細工の中に何度も見つけた奇妙なオーク風の顔、ある種の生き物の角付きの頭蓋骨、そして翼のある大蛇を含む像は、他の蛇の像と結びついている可能性がある。神?大衆に好まれた物語の登場人物?特に深い意味を持たない単なる装飾の構成要素?私は、我々はネードのパンテオンを見ているのだと信じている。キャンプファイアー用の物語に出てくる想像上の生き物を描くのに、わざわざ手間をかけているとは想像し難い。

* * *
我々は今や、カタコンベは元々スカイリーチの街の墓地として利用されていたのだと信じている。我々は埋葬されている者が一般の人々から職人まで、貴族から王族まで、あらゆる階層の出身者だという証拠を見つけた。我々はまた、なぜこれらのカタコンベの領域が我々を大いに動揺させるのかということについて、相反する仮説を発展させた。

私は、それは、共有の幻惑だと考える。いつまでも消えない伝説によって与えられた物質が、我々自身の恐怖によって加速されたものだ。我々はただ、我々の知性と意思の強さを信頼する必要がある。そうすればすべてうまく行くだろう。加えて、幻惑は我々を傷つけることができない。このことを、私ははっきりと確信している。

ヴェリタはもちろん、他の見解を持っている。彼女は、現在我々がパレナールのかけらと呼ぶ遺物の文書を通してのみ知っている裏切り者ヴィルマリルに関する伝説が、それに対する少なくとも一粒の真実を持っていると信じている。これは彼女の考えだが、ヴィルマリルはまさに死霊術師で、どうにかして自然の法則に背き、どのような形であれこの迷宮の奥深くにいまだ存在しているというのだ。私はたわごとだと言ったが、彼女がこの遠征に同行することに同意したように、私には何か、彼女が自分の理論を展開することを認める義務があるような感覚がある。それがどんなにとっぴな話であっても。

これはヴェリタの主張だが、ヴィルマリルは計ることが不可能なほどの長い間眠り続けているという。そして、我々は何らかの形で永遠のまどろみから彼を起こす工程を始めてしまったのだと。ただ、一応念のため、我々はカタコンベの探検を早く切り上げて、施設の次の場所へと移動することにした。ひょっとしたら、後でまたこの遺跡へ戻るかもしれない。我々の頭がすっきりとしたら。

スカイリーチの探検家 第5巻Skyreach Explorer, Volume Five

グウィリム大学 歴史学者 レギナス・ブーカ 著
グウィリム大学 古代研究家 ヴェリタ・ヌミダによる付記 歴史学者 レギナス・ブーカ

レギナスは石の歩道の亀裂に足を挟み、足首をくじいてしまった。現在彼はベースキャンプで熱いジュニパー茶を飲みながら休養している。彼は渋々ながら彼の同行なく、遺跡の頂点を探索することに同意してくれた。スカイリーチ施設の調査を完了させるため、彼の足首の回復を待つ余裕はなかったからね。

そして今、私はスカイリーチ遺跡の通行可能な最頂点にいる。施設内の奥にさらに続く長い曲がりくねった通路があるけど、この場所の目的についての仮説を構築できるだけの証拠はまだ目にしていない。ただ、ここにいるのは私だけではないような、不気味な予感はする。もっとも、護衛や研究助手達を除けばね。これは柱や壁に彫られた顔が、覗きこんでいるように見えることと関係がある?

それはさておき、遺跡内に続く通路は過去に損壊を受けた形跡があった。壁の一部は崩れ落ち、通路の一部は加工した石ではなく自然の洞窟で形成されている箇所もある。もしかしたら地震によって損壊を受け、遺跡内に自然の通路が開かれるようになったのかもしれない。そして今でも振り向けば古代ネードの民、あるいはそれ以上の不思議な存在の顔に出会うのではないかという感覚に襲われる。

通路の終わりに到達した。そこから巨大な完成した部屋へとつながっていた。ここで私は自身が遺跡内に侵入してきた通路が元からあったものではなかったように思えた。それは主室をまるで付け足したかのように分断しているように見え、まるで誰か、あるいは何かがスカイリーチの滅亡後のある時点でこの箇所まで穴を掘り進んでいたかのようであり、私は過去の探検家か墓泥棒が進んだ道をたどっていたように思える。

追加のコメントを書き記す前に、少し考えないとね

スカイリーチの探検家 第6巻Skyreach Explorer, Volume Six

グウィリム大学 歴史学者 レギナス・ブーカ 著
グウィリム大学 古代研究家 ヴェリタ・ヌミダによる付記

私がスカイリーチ頂上の調査に関する解釈を続ける間、レギナスはベースキャンプで休養しながら怪我した足首をいたわりつつ、この調査における自分の不運を呪っているのでしょう。良く考えてみれば、もしかしたら彼はこの埃臭い古代遺跡の中を這い回ることに飽き飽きしていて、少し休みたいと考えていたようにも思える。彼なら、私に仕事を全部押し付けることもやりかねない。

私はこの遺跡の一部の主室まで到達した。ここは恐らく何らかの儀礼場であり、もしかしたらそれはネード信仰、またはアルケイン的慣習に関連していたのかもしれない。部屋の主要な場所に4つの召喚サークル、あるいは儀式用の石らしきものがある。私はアルケイン儀式の専門家ではないけど、これらの石の台が何らかの結界であったと知っても驚かない。これらの石のエッチングを作成し、レギナスに何をあらわしているか聞いてみましょう。

部屋の中央には刻まれた儀式用サークルのような装飾が施されており、何かの異形の様相と思われるものを表している。これは我々がまだ完全に解明していないネードの神の一柱?これに関してはひとまず「多分」の分類に入れておくことにする。この古代の場所からはまるで過去に何か重要なことが起こったかのような、何らかの胸騒ぎが感じられる。ここにそのすべてを教えてくれる文書のようなものがあればいいんだけど。ただしその場合、私の大学での仕事はなくなってしまわないかな?

部屋の奥にある高い台には2つの興味深いものがあった。まず、5つ目の召喚サークル(結界石?)が台の床部分に埋め込まれていた。そして壁に開いた巨大な穴からは夜空が観察できるようになっていた。これは何らかの天体観測用の道具だったの?特定の日にはこの場所から特定の星のパターンが表れるようになっていたとか?この件に関してはもっと調査が必要になるかもしれない。ただ、ここで感じる雰囲気が私を不安にさせる。この場所から感じるのは…怒りよ。まるで爆発するのを待っている、闇の感情のスズメバチの巣のような。

さて、私がここでできることは終わった。後はここで発見したものについて、レギナスがどう思うか聞いてみることにしましょう。

スケールドコートでの生活Life In the Scaled Court

星読みのための報告書
ヴァリンカ・ストーンヒーヴァー 著

ついに私の良き指導者、著名な探検家にして冒険家のナルシス・ドレンに教わった単純なトリックを使う機会を得た。その結果、もしあなたが回りの人々と同じ服を着て、うつむき、所属しているかのように振舞えば、現在クラグローンで活動している教団の中でももっとも邪悪で卑劣な教団にさえ潜入できるということがわかった。とは言っても、簡単なことではない。私はあの場にいる間ずっと、密偵だと暴露されるとはっきりと感じていた。しかし私は忍び足で入り込み、体験談を伝えるために再び脱出してきた。かろうじて!それでは、スケールドコートでの生活についてお伝えしよう。少なくとも、前の央耀日の約4時間の間に見た生活について。

スケールドコートキャンプでの生活の大部分は、皆さんが無鉄砲な戦士と魔術師の集まりの中にいたらと想像されるものとほぼ同じである。そこには共に生活し、働き、戦う者の間にはよくある心温まる冗談の言い合いがあった。荒っぽい言葉のやりとりも少なからずあり、教団の誰もが皆いつも仲良くやっているわけではないということを示していた。だが彼らには同じ1つの目的があった。私が交流したスケールドコートの信徒達は彼らの指導者に、神に、そして大義に全力で尽くしていた。これら男女の大蛇に対する献身ぶりには、ぞっとさせられるものがあった。

リベンスパイアーの元山賊の青年はとりわけスケールドコートの指導者達に夢中になっていた。特に指導者達が自らに任命している仰々しく(私見だが)尊大な肩書きと虚飾に興味をそそられているようだった。それは最上層部、見たところ組織を支配しているらしい摂政達の議会から始まっている。私はどの摂政とも会うことはなかったが、大抵は称賛と畏敬の念をもって語られていた。彼らのうち何人かはほとんどセレスティアルの大蛇と同じくらい崇拝されていて、スケールドコートの中心的な立場を得ているのだ。

アイアンオークの首領を破壊にうねるオフィディアのエグザーチとすることには多少の異論もあったようだ。アイアンオークをスケールドコートの雑兵に加えるのであれば素晴らしいアイデアだと賛同しただろうが、凶暴なブラードスをクラグローン北部の大蛇の軍勢の最上の階級に任命することは、キャンプの全ての者にとって受け入れ難いものだった。私は時折こういった意見を集め、ひそひそ話や囁きから解釈し、もっとも冷静でないメンバーにせがんで彼らが進んで共有してくれる追加情報を聞き出した。しかしそれでも、私が会ったメンバーは誰一人として大蛇のエグザーチや他の摂政に楯突こうとはしていなかった。そういう訳で、オークの首領の昇進は揺るぎないものだった。

スケールドコートにおける他の指導者的地位は、蠢く悪夢の摂政(この人物は大蛇に忠実な怪物を作り出すことにかかわっているようだ)、牙の憤怒の摂政、這い回る幻視の高官、そしておそらく彼らが大蛇の如き計略の摂政と呼んでいるカシピアという名の女性を含んでいる。まったく異なる指揮系統がクラグローン南部にあった。私はこのような仰々しい肩書きの人物には一切出くわさなかった。そして、それは良いことであったに違いない。私の変装が彼らを欺くことができたかどうか、定かではないから。

キャンプでの残りの時間は、歩き回り、会話に聞き耳を立て、どんな軍隊のキャンプにもあふれている多数の日常的な仕事をこなす男女を観察して過ごした(間違いなく、スケールドコートは今までに遭遇したどの軍隊にも劣らない、軍事的な組織だ!)。私はいくつか未知の物質についての話を聞いた。それはスケールドコートにとって重要なもののようであったが、それが実際のところ何なのか突き止めることはできなかった。もしかしたら、星読みのどなたかは聞いたことがあるかもしれない。彼らはそれを「ニルンクラッツの塵」と言って話していた。その物質が何に使われるものであれ、スケールドコートはそれを彼らの計画に不可欠であると認識しているようだった。

キャンプでの最後の1時間、私は確かに見張られていると感じ始めた。即座に警戒し、私がよそ者であると気づかれている兆候がないかあたりを見回してみた。けれど、誰も警報を発している者はなかった。誰も私に向かって突進して来る者はなかった。それでも感覚は持続し、私は長居しすぎたのだと判断した。私は集団からの離脱を始め、アイアンオークの一団がフラリと入ってきた時にゆっくりとキャンプの端へ向かって歩いた。オークの一団は私の肝を冷やしたが、彼らに同行していた初めて見る武装したトロールは、私の血を凍らせた。

トロールは全体にグリフを帯びたオーク風様式の奇妙な鎧を着ていて、その姿に私は顔を背けたくなった(多分それは、ただその生き物が私の中に引き起こした恐怖にすぎないのだが)。間違いなくそれは私をよく見ようと振り向いたが、オークの主人達に引きずられて行ってしまったので、私はキャンプの外に出る障害物のない通路を得た。しかし、気が違いそうなほど欲していた自由へと到達する前に、私の肩を優しくつかむ手の感触があった。私は緊張し、神経を落ち着かせるためにいくつか深い息をつくと、誰であれ私を見つけ出した者へと振り返った。

私は鋭い目をした若いウッドエルフを見た。彼女は微笑んだが、それは意地の悪い感じではなかった。そして私に折りたたんだ一片の紙を手渡した。「あなた、いい人よね」彼女は言った。それから彼女はこれ以上何事もなく出発できるようにと私を残して去って行った。最終的に速度を落とし、疲れ切った背中を大きな、冷たい岩に預けて一休みするまで、1時間かそれ以上も歩いた。私は地面に座り込み、紙片を広げた。そこには5つの短い言葉があった。

「あなたが見たことを彼らに伝えなさい」

私は紙を取り落とし、そして走った。猛り狂う大勢のスケールドコートが追ってきているのは間違いなかった。私は何とか無事にベルカースへと戻り、この報告書を書いたわけだが、その間もそれは私の心に鮮明に残った。ひどく鮮明に。そして恐らく私は、悪夢を見ることになる。

スケールドコートの起源Origin of the Scaled Court

星読みのための報告書
ヴァリンカ・ストーンヒーヴァー 著

物品の収集家として、ダンジョンの探求者として、そして名高い(すぐにそうなる予定)探検家として、私はたびたび特定の品目か情報を手に入れる任務を引き受ける。クラグローンの星読みは、スケールドコートとして知られる最近結成されたグループに関連するものすべてを調査するために私を雇った。

スケールドコートはどこからともなくやって来たかのようだった。天空の守護者達の、夜空からの不可思議な消滅のすぐ後、クラグローン中に突然姿を現したのだ。ちょっとした質問と、合法的な無料飲料の申し出や賄賂的なものにより、クラグローンに到着する前のこの集団は、戦闘をしようとシロディールへと向かう傭兵達の、ゆるやかな共同体であったと突き止められた。

元々ノルドの戦士長、ミルヴァーン・ワンソードが率いていた傭兵達は、金と戦利品で相当額の支払いをしてくれる軍隊があれば、どこにでも兵力を提供するつもりでその地域に入った。しかし彼らは、戦いを雇われの殺し屋に任せることを拒んだシロディールの将軍から強く非難され、門前払いを食った。ワンソードが集団のまとまりを保つため他の計画を捻り出そうと奮闘していたので、職にあぶれた傭兵達はしばらくの間クラグローンの荒野をうろつき回った。ドラゴンスターの南東にある荒れ果てた土地でキャンプをしていた時、1つの人影が意気消沈した集団の視界にふらりと入ってきた。

彼女はインペリアルらしい堂々とした立ち居振る舞いで、抗うことを許さぬ自信に満ちていた。「”季節を持たぬ者”からの伝言を持ってきた」。彼女は大きな、威厳のある声で告げた。「あなた方は大蛇がその身の中に同質の魂を見出した、目的なき放浪者だ。私と共に来れば、大蛇は千倍に報いるだろう!」

もちろん、ミルヴァーン・ワンソードは仲間たちに彼を裏切らせようとするこの見知らぬ者に腹を立てた。刀剣を引き抜いて彼女に近づいたとき、彼女は落ち着いて微笑み、囁いた。「大蛇よ、あなたのしもべを守りたまえ」。突然、ぼんやりとした巨大な蛇の姿がその女性を取り巻いた。彼女が指差すと、ぼんやりした蛇はほどけて稲妻のように襲いかかり、ミルヴァーンの鎧を2つの鋭い、毒のしたたる牙で貫いた。彼は体が地面にぶつかるよりも前に絶命していた。

「セレスティアルの大蛇はあなた方を招集するために私を遣わした」。女性は告げた。「あなた方に想像を超えた目標と栄光と力を与えるために!私は大蛇の如き計略の摂政、そして我らは共にスケールドコートである!」

私が調べた限り、以上のようにスケールドコートはクラグローンへやってきたのである。

スケールドコートの書簡Scaled Court Communique

ドラゴンスターの我が密偵に告ぐ

いかなる事があろうと、貴殿の本当の所属を明かしてはならない。貴殿には引き続きドラゴンスターキャラバン社の活動を監視してもらう必要がある。なぜなら彼らには行動を起こすことを決意した場合、我々にとって厄介な存在になるだけの勢力があるからだ。

またエランウェンという名のハイエルフについて聞いている。彼女は貴重なニルンクラッツを大量に購入し、我々の収集活動を阻害している。彼女が我々の計画をどこまで知っているのか調査せよ。

私はドラゴンスターの街の西側にあるフィアファングス洞窟で我が軍を視察する。私を失望させるなよ。

——牙の憤怒の摂政、エルスカ

すり切れて破れたページWorn and Torn Page

同僚のアバンは扉に手を押し当て青くしていた。何週間にもわたり隠し通路、緩んだ石を探していたんだ。彼は何らかの方法でそこへ入ったが、何も見つからなかった。だが今度は、私がそこへ入る方法を見つけた。

1年前、ヘル・ラ要塞に入り込みたくてしょうがなかった。もうずっと誰も中に入ったことがないと聞いていたからだ。その扉にはかんぬきが掛かっていて、魔法で守られていた。アンセイと彼らのシェハイの秘密が隠された扉だ。

今、アバンと同じ道をたどることを純粋に光栄に思う。先人が残した名高い史跡を訪れることで、きっと心は揺さぶられるだろう。

セレーンの手紙Selene’s Letter

マイルズ

フレデリックと話をしてもらえませんか。彼がブラックキャスターに入ると言って、私の話には耳を貸さないんです。彼はいつでも私達の結婚をよく思ってなくて。でもあなたは彼の父親だから、あなたのことを尊敬しているし、私よりフレデリックを理解してると思います。お願いです、彼と話してもらえませんか。

セレーン

ダガーフォール・カバナントの書簡Daggerfall Covenant Missive

ドラゴンスターの南の交易路で最近起きた騒動については、ダガーフォールの司令部が調査中である

交易路周辺で洞窟のネットワークを調査してほしい。秘められしデューン、もしくは埋められし砂と呼ばれているエリアだ。そこで山賊を見つけたら報告するように

以下のことを留意するように頼む。司令部は、砂と石でできた巨大な戦士に関する最近の噂は根拠がないものと考えている。そのような根も葉もない噂話は広められるべきではなく、できるかぎり懐疑的に扱われるべきである

タムリエルのオーク 第3巻Orcs of Tamriel, Volume 3

グラシウス・ヴィリコ 著

我々はクラグローンの「アイアンオーク」に行きあたった。私はどの学者もこの存在する問題について研究をしていないことにショックを受けた。だがその理由を知るまで時間はかからなかった。

アイアンオークについて学ぶことは難しい努力であることが証明されている。彼らは外部の者なら誰にでも一律に敵対するのだ。「敵対的」というのは、この場合控え目な表現ではない。クラグローンに居た時、私は日常的に切り刻まれ引き裂かれ、そして生の鉄の爪で木に刺された死体を見つけていた。これは落ち着かなかったが、情報を与えてくれた。何がそのような残虐性を駆り立てるのか、私は不思議に思った。大体のことと同様に、答えは過去にある。

古代のオークの洞窟絵画とネードの遺跡には驚くべきスタイルの類似性が示されていた。これらのモチーフは原始のオークとネードの間に明らかに豊かな文化的交流があったことを示している。これらの共有されたシンボルの豊かさは、段階的な、長期にわたる離別の期間の存在を示している。紛争がより一般的になって、金属と石の加工で有利になったネードの時代があった。いくつものネードのフレスコ画に武装した戦士が、武装していないオークと戦っている姿が描写されている。我々はこれらの壁画には、あまり発展していない隣人に対して、本物の軍隊が勝利した様が描かれている。

神話紀末期のある時点でアイアンオークの文明が起こり、根本的な再構築が行なわれた。基本的に平和で、呪術的な社会だったものが、急速に鉱山労働者や鍛冶職人、戦士たちのコミュニティーに代わり、より一般的なオーシマーに近くなる。しかし、そこには特筆すべき違いがある。アイアンオークは、戦争のやり方に対してかなり野性的な手法を導入した。仲間と私は、バラバラになった状態の大量の死体が詰め込まれた墓を発見した。壊れた背骨、散乱した頭蓋骨、ひび割れた胸骨。多くの傷は、殺された後についたものだ。そして多くの死体には、武器もあらゆる種類の防具もないようだ。

クラグローンの説得力のある絵画の中に、証拠を発見したと信じている。アイアンオーク(石に対する尊敬の念が今日まで持続する)は、彼らと崇拝する原始の石を守るための必死な必要によって、採掘と戦争をせざるを得なかった。くわとつるはしを手にして、彼らは信じる神への冒涜を行なったのだ。怒りはある日、憎しみに取って代わられた。特に、この神への冒涜へ彼らを駆り立てたネードにとっては。もしこの説明が正確なものなら、アイアンオークの怒りはもっとも危険な種類の怒りだと結論付けることができる。この怒りは、自己嫌悪からくる怒りなのだ。彼らの文化と崇拝する石を守るために、歪めて何か暗いもの、恐ろしいものにする必要があった。私はそれを、怒りと静かな悲しみ、あまりに暗く、本当の意味で回復するにはあまりに深いものではないかと恐れている。我々は彼らの中から文化的な変化が起こることだけが、唯一の希望だと思っている。それには長い時間が必要だろう。

タルガのメモTarga’s Note

愛しきアニヤ

まず最初に、これらを読んだ後に手紙を燃やしてほしい。もっと頻繁にも、長くも手紙を書けなくてすまない。だが問題が、幼い子が母親を追いかけまわすように私の後をついて回るんだ。

君から離れたこの何カ月もの間に経験したことは、言葉にすることが難しい。その理由は、日々自分の考えていることが、神への冒涜に近いものだからだ。

我々の輝かしい皇帝が、蛮族が死の地と呼ぶ場所に我らを北上させた。そこは名前の通り、荒れ果てた土地で、どんな人であれ住むのに適していない。だが輝かしい皇帝は前進し続け、砂漠の真ん中で揺らめく水の街と、不死の軍隊という狂った夢の約束に夢中になったのだ。

わかるだろ?私のペンが俺を裏切っている。だが、不可解な皇帝の計画を他になんと呼べばいいんだ?戦士の報酬は永遠の栄光とその疲れた身体を休めることだけだ。だが休息を拒まれる戦士はどうなる?そんな兵士にとって、どんな安らぎがあるんだ?

我々の輝く皇帝は、彼の栄光のために我々が死ぬことを否定するだろう。彼は我々の肉体を、不自然な形で蘇らせ、年月を越えて彼の為に戦わせることで冒涜するのだ。また私の言葉が、邪悪にも神への冒涜を唱えたようだ。

本当は、我々の素晴らしい皇帝が判断を誤った(私はその可能性を認められない)のではないとわかっている。だが、あの皇帝のそばにいる異国の者が、常にその耳に堕落の言葉をささやいているのだ。彼からは野望の匂いがプンプンするし、彼の悪しきお世辞に辟易する。

けれど、これが最後の手紙になると思うのだ、親愛なるアニヤ。究極の失敗が、私自身に横たわっている。私は主人に従い、死ぬことを誓わされているのだが、彼の後を追いたくないのだ。この手紙を書き終えたら、私は栄誉ある道を選択し、自らの剣で命を絶つつもりだ。

この手紙を受け取ったら、どうか破棄して欲しい。我々の神聖な皇帝が、私の罪を君が分かち合ったと見抜かない為に。

いつでも君を愛している、
タルガ

チーズルシュリーク作業長の記録Chiselshriek Foreman’s Log

蒔種の月9日

生産量:62ストーン。男たちの1人が鉱山で何かを見つけた。女性の形をしており、磨かれたお守りのようだ。ただし、壊れている。片腕と頭がなくなってしまっているようだ。コラットはそれを売って一財産作ろうと考えている。彼に、誰も壊れた小さな像を泥まみれのシャフト・ラットから買ったりしないと言ったんだ。だが彼はどこかに行ってしまった。コラットの賃金をいくらカットするか、覚えておかねばならない

蒔種の月13日

生産量:46ストーン。シャフトのより遠い部分で遅滞が発生した。正確には何が問題かわからない。何組かの作業者を下ろして、支援部分をチェックさせた。彼らは長い間下で確認していた。崩落のことを心配していたが、聞こえて来たのは風と罵声だった。彼らが違うガスポケットを発見したのでないといいが。まだ下には、肺をやられた作業員たちがいる。

蒔種の月22日

生産量:24ストーン。さらに3人の作業員がいなくなった。より多くの男たちを下へ送るのは恐ろしいが、何が起こっているのか知らねばならない。明日は小さな遠征を組むつもりだ。私、ソルカ、そしてハシドだ。ヘイスジャールに、戻るまで作業長の役割をするように記録を見せておこう。

恵雨の月1日
生産量:14ストーン。ヨリックから引き継いだヘイスジャールだ。作業長とソルカがいなくて、活力がなくなっている。ハシドは戻ってから、役に立たない。いまだに「蒼の女」や何かのことをブツブツ言っている。人員不足と士気の低下により、ここで鉱山を閉めることを決めた。この記録は今後ここを占有する人に向けて残しておく。気を付けてくれ。この下には何かがいる。何かはわからないが、危険なものだ。自分の責任で掘ってくれ。

ティシの研究メモTishi’s Research Notes

兆候:筋力と体格の強化に伴って、突然の狂気と方向感覚の喪失。「シャダ」と呼ばれる複数の参照によって特徴づけられたまとまりのない叙述。

原因:シャダの涙の遺跡内の変色した水が、飲んだ者を悩ませる模様。

試験的な治癒:ソムナリウスのシダの調合薬が精神を落ち着かせ、時間につれて悩みを静めるが、それ以降はぶらぶらそぞろ歩きをする。

試験的な治療法1:水を飲んだ後に、嘔吐を引き起こす毒薬を投与する。しかし嘔吐が症状を緩和するわけではない。

試験的な治療法2:銀杏とアロエを頭に貼りつけ、脳内の体液の分泌を刺激する。だが目立った効果はない。

試験的な治療法3:煮沸と各種の中和試料を加えて、水を浄化する。だが呪いは損なわれずに残ったままだ。

デュサンダーへの手紙Letter to Dusandar

親愛なるデュサンダーへ

バルケルガードはどうだ?貴族たちは新しい肖像画を描いてもらうために並んでいるか?

この旅は私の繊細な気質に素晴らしい効果があった。これで充電した気分でまたハイエルフ社会の宮廷での生活に望めそうだよ。もうすぐね。

今の私は非常に生産的だ。戻るまでに3点の風景画を完成できそうだ。そしてあと12点以上のスケッチも描いてきたから、家に戻った時の…はっ!空き時間にそれらを描こうと思う。

この高台からの眺めはまさにすごいとしか言いようがない。君にもぜひ見せたいものだよ。多分完成させた絵を見たら行きたくなるだろう。スカイリーチの遺跡の上にのぼる月は息を飲むほど素晴らしい。その風景の本質を私のつたない腕前で捉えられればいいのだが。

私は何を言っているのだろう?そんなの当然じゃないか!

ああ、あとは君にプレゼントを用意しておいた。君のお気に入りの石コレクションに加えるものをね。現地で取れる石で、趣のある名前の石さ。こちらでは「レッド・ブリットル」と呼ばれている。

また近いうちに会おう。
——ユライメン

ドラゴン・プリースト—出でよ!Dragon Priest—Arise!

出でよ、強大なドラゴンプリーストよ!しもべの前にお姿を現し、その聖なる存在に接する栄誉をお与えください!

蘇れ、アキイアダル!この卑しい巡礼者にその秘密を明かしたまえ。古代の知識を私に与えたまえ。

蘇れ、蘇れ、蘇れ!骨が組まれ、肉体が組成する。死の眠りを振り払い、今すぐここに来るがいい!

汝に命令する!汝を支配する!私の声を聞き、我に従え!蘇れ!

ドラゴンスター・アリーナのゲストブックDragonstar Arena Guest Book

全次元における最高の大会へようこそ!ドラゴンスター・アリーナへようこそ!

私はこの大会における皆様の司会でありバトルマスターである、偉大なる強者ヒアスだ。諸君とは仲良くやっていけそうだな。そして活躍を期待している。いい試合を見せて力の限りを尽くせば、例え死んでしまったとしても、アリーナに出場した勇気のある者として記憶されることだろう。

さて、アリーナの記録に名前の記録を残すため、署名をお願いする。私は一度見た顔は忘れないが、どうも名前を覚えるのは苦手だ。

——アリーナ参加者——

キルシア
カーミオン

エイオラ・ウィンドストライダー
ラムシ・ウィンドストライダー

ダリアン・ゴーティエ
ナイフのスコルド

ホラク
ジュンロック
グンラン

シャリム
チャニサ

ウォスター・フローズンフィスト

ベリンカ
ナリカ
埃を掃く者
ミースク・ラノ

チャンピオン・マルカウルドと戦士ギルド

放浪者カズブル(あ、ここに署名するべきではなかったか)

セリオ
バルロク
ジピティー

ドラゴンスターキャラバン社に入ろう!Join Dragonstar Caravan Company!

大きくて重要なものの一員になりたいか?金を稼いでカッコいい制服を着たいか?それならぴったりの仕事がある!

ドラゴンスターキャラバン社は、我々の増え続けるキャラバンの衛兵の一員として、タフで、優秀で、力量のある男女を求めている。もし、君が威嚇的に見せられるなら、自分の武器を持ち出す必要はない。話に来てくれ。その他すべて欠けている場合は、武器の持参が必要だ。我々は、君がその武器を使っていかなる戦闘にも勝てることを確認したい。

望ましいスキル:強さ、強情さ、冷酷さ、忠誠心、命令に従う能力、逃走中の判断能力、威嚇、差し迫った危険な兆候が敵対状況に変わる前に終わらせる傾向。

ドラゴンスターの街にいる教官フィネモと話をしてくれ。君がキャラバン社ファミリーの一員となることを楽しみにしている!

トランブルのメモTrumbull’s Note

カル

魂石5個とスカイシャード5個の買い手を見つけた。彼は素晴らしい値を提示してくれている。本当だよ。これだけの金があれば、グレナンブラを買えるさ!まあグレナンブラ全部は買えないかもしれない。だがわかるだろ。息子とその息子の代、末代まで続く財産だ。

さて、これらをどこで手に入れるつもりか知らんが、まあどこでもいい。だが必ず見つける。そうだろ?成功しないとな。

トランブル

トレジャーハンターのメモTreasure Hunter’s Note

15年の間調査を続け、ついにそれを発見した。私はルクンゼルフトのドワーフ要塞と、その伝説の地下墓地を見つけたのだ!

彼らは私が愚かだといった。そこにはもうドワーフの宝など残っているはずがない。山賊に奪われたか、時とともに失われたかだと。だが彼らは間違っていた!

明日私は出発する。1週間後には、ファハラジャード王よりも金持ちになっているだろう!私を笑う者たちは皆、私が手に入れる金塊を見れば、きっと媚びへつらうことになるだろう。

トレジャーハンターの日記Treasure Hunter’s Journal

降霜の月3日

騙されたあげく、道に迷ってしまった!ここには財宝もなければ、金の山もない。歯車の歯とバネ、シューッと音をたてるパイプがあるだけだ。私はなんて愚かだったんだ!だが絶望してはいられない。ここにも、なにか価値のある物があるはずだ。隠された何かが。私は見つけよう。今引き返すには、あまりにも働き過ぎた。

降霜の月4日

本を発見した。あの機械グモがどれくらいうろついてるのか、全く見当もつかない。文字は小さく、汚れている。だが何かを建てる計画のようだ。何か巨大なものを。それが何であれ、ここのどこかにあるはずだ。そうに違いない!

降霜の月6日

ステンダールの慈愛にかけて、奴らがたくさんいる。あの巨大な歩行機械が。幸運なことに、彼らはガチャガチャ、ドスンと小さな丸石の上のワゴンホイールよりも大きな音をさせてくれる。

奴らは私がここにいるとわかってる。巡回が頻繁になって来てる。。奴らは何かを護るためにここにいる。なんという幸運だ!価値のない物を守る奴はどこにもいない。まだ財産を成せるかもしれない!

降霜の月8日

奴に発見された。八大神にかけて、巨大だ!全てを聞いている。紙の上に羽ペンを走らせる音まで!私はここから決して生きて出られないだろう。マーラよ、ご加護を!

もしこれを読む者がいたら、これ以上進むのはやめろ。奴は眠らせておけ、奴を起こしてはならない。

トロールへの餌付けと世話The Care and Feeding of Trolls

今やどうしてだか、破壊にうねるオフィディアのエグザーチとして知られることを望む族長ブラードスの命令で、この特別なトロールの手入れが確実に行き届いているようにしなければならない。諸君らをトロールの餌にしたくはないので、以下の手順に従うこと。

1. 水、ニルンクラッツ注入済の泥、そして血を混ぜたものにトロールを浸す。
2. トロールをそれぞれ少なくとも1時間はマッサージする。
3. 飲料用桶に泥鉄鉱エールを満たす。
4. 捕虜を激しく叩き、柔らかくする。
5. 柔らかくなった捕虜をトロールに投げる。
6. 後ろに下がり、食べさせる!
7. 毎日繰り返す。

——ブッチャー・グルゾグ

ニルンクラッツ:研究Nirncrux: A Study

回転する混合剤の摂政
メンダン・フロト 著

なんと卓越した物質をスケールドコートは発見したのか!あるいは「再発見した」と言うべきかもしれない。というのは、古代のネードがこの原初の元素をはるか昔に活用していたからである。彼らはこのエセリアルのエネルギーを吸収し、放出する能力も含めた唯一無二の性質について、知っていたかのようにさえ見える。しかし私は、ネードでさえ発見できなかった、我々が「ニルンクラッツ」と呼ぶ元素の様々な用途を我々が発見したという主張には自信を持っている。

大蛇の如き計略の摂政がスカイリーチの遺跡から出てきてニルンクラッツの贈り物をくれた時、我々はこの原初の元素で何をするべきかわからず、喜びと困惑が半々だった。しかし、大蛇が摂政に囁くと、彼女は次々とこの物質をスケールドコートの力を増大させるためにすぐに活用できるいくつかの方法を説明した。しかし、簡素なトリックと小規模な強化は始まりにすぎなかった。大蛇の如き計略の摂政はもっと大きな計画を持っていて、この元素の有用性を百倍にも増加させるよう、私と私の錬金術師達に命じた。

錬金術師達はまず、自然そのまま固形の状態での元素の実用性について研究した。その物質はクラグローン北部中で密度の高い岩盤を駆け巡る鉱脈として、そして時々、山や丘のふもとや谷の河川敷で砂粒や小さな塊として見つけられる。固形の状態である時、ニルンクラッツは砕けやすく、薄片になりやすい。ほとんどの酸からの攻撃に耐え、水や空気に晒されても変色することはない。とはいえ、武器の鋳造や鎧の作成など、実際に使用できるほど密度が高いわけでも、十分に強いわけでもない。

粉状、または塵状にすりつぶした時に、ニルンクラッツの真価は明らかになる。個々の塵の粒子中に貯蔵されたエネルギーは、より良く大蛇に奉仕するために修正されたネードの儀式を利用することで解放でき、活性化したニルンクラッツは薬や霊薬、それにその他の調合薬に利用することが可能となる。

例えば、予備試験の結果はその塵を、オークが複雑で力を集中させるタトゥーを入れる時に使用するインクに配合できることを示唆している。トロールやウェルワといった生き物をこの儀式的なタトゥーで飾り立てることを想像していただきたい。彼らをよりいっそう強力な破壊の原動力にすることが可能だろうか?断固として「可能」であると我々は信じている。我々はすでに、新たに任命された破壊にうねるオフィディアのエグザーチ、またはアイアンオークの首領として知られるブラードスに、百近い数の野生の生き物を飾り立てるインクを強化するために十分な量の、ニルンクラッツの塵を提供した。そして、私がこれを書いている間にも、さらなる原初の元素が加工のために集められている。

もう1つの塵の活用法については、蠢く悪夢の摂政と彼のチームが陣頭指揮を執っている。これは古代の産卵場と、様々なエキゾチックで危険な生き物にかかわるものだ。彼は増大している大蛇の貯蔵兵器に加えるために、産卵場の原始的な繁殖機能にニルンクラッツの塵を混ぜることにより、全く新しい怪物を作り出すことを期待している。彼の理論がどのように実を結ぶか、興味のあるところだ。

元素のもう1つの状態に関係する有望な研究がある。我々は、溶けた状態の物質が、エセリアルの力のさらなる強力な解放をもたらすに違いないと考えている。我々が発見した古代ネードの文書によれば、失われた民がかつてセレスティアルの生き物の作成、強化をしていた時には、液体状の物質が必要だったと示している。我々は物質を液体に溶解するため、巨大なるつぼを建造している。

錬金術師たちが説明のために数々の理論を展開したものの、なぜ物質がクラグローン北部にのみ出現するのかは謎として残っている。有力な説は、はるか昔この地域に空から落ちてきた岩の塊によって堆積したというものだ。もう一つの可能性として、スカイリーチの遺跡で我々が分析したわずかな壁の装飾がほのめかしているように、ネードが世界のコアの奥深くから物質を引き上げるために、アルケインの儀式を利用したという説がある。

この原初の元素がどこから来たのか、また、それが本当は何なのかを完全に理解することはないだろう。しかし、そのことが、その物質を大蛇と彼の定命の手足である、大蛇の如き計略の摂政の栄光と壮大な目的のために使用することを止めることはない。

バラマスの栄光Glorious Balamath

歌え、おお、バラマスの栄光の女神よ
この絶え間ない歌は、陽気に響く
ガラスを通じて、雷のように引いていく

偉大な風は起こる
節だらけの枝と転がる石の下に
大昔に死んだ学者王の溜息は
ギシギシいう骨を通して常に息づく

ここに解放されてない柱が横たわる
ウェルキンドは強力な闇に対して立ち向かう
アーチは矢を引く形で立つ
学者の印、無限に広がる空、
巨大な嵐の深さの中で
叫び、鼻を鳴らし、荒れ狂う
偉大なる灰色の獣のように
飼い馴らされるのを切望して、待っている

我々はこの場所で力を手に入れた
古代の石の隠された渓谷で
育み、避難させ、隠匿された
忘れられた古アルドメリスのとどろきを

ファイブ・クローの戦いの叫びFive Claws Battle Cries

我らは香り高い!我らはしなやかだ!
我らファイブ・クローに敗北はない!

毛皮と憤怒!

爪となれ!

お前達の方向に向かって鼻を鳴らすぞ!

* * *

香り高いか!次のアリーナでの試合で叫ぶ日が待ち遠しいな。だがまずは練習が必要だ。特にあのぐうたらな砂糖と踊る者はな。あいつは自分の毛皮に名前を彫りこまなければ、自分の名前すら忘れるような奴だ。

——クハサビ

フィアファングス洞窟の完成The Perfection of Fearfangs Cavern

フィアファングス洞窟と呼ばれるこれらの場所は、あらゆる意味で完璧である。研究し、記録できるネードのアーティファクトが多数あるだけでなく、その巨大な部屋はスケールドコートがほぼ隔絶された状態で働き、休むために最適な場所ともなっている。それに加えて、施設内の奥で発見した営巣地もある。この驚くべき発見に非常に満足している。

すでに私の支配下にあるスケールドコートの者達には、フィアファングス洞窟内のすべての部屋の内容物の目録を作成するよう命じている。指示された通り、我々はニルンクラッツと呼ばれる原始の元素の使用および生成に関するあらゆる情報を探している。この元素はかつてネードの者達が深く精通していて、その優れた潜在力を解放することに成功したと考えられている。

後は施設の奥にある営巣場に戻らなければならない。マトロンと同族に対してやらなければならない仕事がある。この仕事によって、この大事業が始まって以来より大蛇が我々に要求してきた、兵士を生産する目途がつくことになる。

——蠢く悪夢の摂政ボワード

フィリップのヤスミンへのメモPhillip’s Note to Yasmine

愛しきヤスミン

この手紙を書くことがどんなにつらいか、君に伝え切れない。偽りの生活は続けられない。つまり、君とアデマールの関係を知っている。3ヶ月前のことだ。君がキスをし、見つめ合っているところを見てしまったんだ。自分にとってはただのキスじゃなかった。その瞬間、疑惑と信頼が真実と裏切りに取って代わった。

なぜそんなことができたのか聞くつもりはない。しかし結婚は続けられないだろう。その名の価値はないのだから。
それでもなお、君のこと、そして私たち2人のことを諦めていない自分がいる。まだやり直せるという希望を持っている。

この望みが無駄でないなら、もうずっと昔に私たちが初めて会ったその時間に、埋められし砂の入口でこの手紙の返事がもらえるよう祈っている。

覚えているだろう。その日は長雨だったけれど、雲が裂け、そこから太陽が顔を出した。そして君の金色の髪を照らしたんだ。それが合図だと考え、勇気を出して君に話し掛けることができた。

その2人が今では、このような受け入れがたい状況に陥っている。

願わくば、君への信頼が見当違いでありませんように。

フィリップ

ブッチャーの追跡Tracking the Butcher

賞金稼ぎレゴル・ホッドの日記より

俺は今、傷の渓谷の伝説的恐怖、グルゾグ・ザ・ブッチャーと呼ばれるアイアンオークの賞金に狙いを定めている。奴は襲撃者と略奪者の一団を率いていて、定期的に危険を冒してアイアンオークの領域に近づきすぎた旅人を恐怖に陥れている。ドラゴンスターキャラバン社はブッチャーの隠れ家を見つけ、奴の動きを止めるために俺を雇った。

* * *
俺のハンティング・ナイフを交えた長期にわたる話し合いの末、捕まえたアイアンオークはついに少しばかり秘密を白状した。今ではどこに行けばブッチャーが見つかるかわかっている。最近、奴は戦術を変えたこともわかった。旅人を襲って持ち物を略奪する前に殺すかわり、捕まえて生きたまま連れ去るようになった。

ブッチャーが何のために生きた捕虜を求めているかを突き止める前に囚人はお亡くなりになったが、良いことなどまったく想像できない。速やかな死はアイアンオークの客人となるよりも好ましい、と何かが俺に囁く。

* * *
その地域にあふれているらしい大量のアイアンオークを何とかかわして、傷の渓谷にたどり着いた。俺の人目を忍び、発見を避ける技術は、あの残忍な野蛮人どもを欺くには間違いなく十分以上のものだった。あの下劣な生物をほんの少し殺すだけで済んだ。

俺は谷の脇の壁のくぼみの奥に隠されたブッチャーのキャンプを見つけた。信じがたいことだが、アイアンオークはトロールをいくつかの能力で奴らに奉仕するよう訓練したようだ。この賞金を回収したずっと後にも、アイアンオークがトロールを率いて戦いに赴くという思考は俺の悪夢に現れ続けるだろう。だが、さらに悪いことに、なぜブッチャーが囚人を連れ去ったかがわかってしまった。トロールに食わせるためだった!

だが、この激しい怒りはやり過ごさなければならない。賞金か否か、これはブッチャー個人の問題だ。俺はあのひどく不快な怪物の頭を肩から切り落とすときには喜びを感じるだろう。もし、それをやれるほど近付けるのであれば。

* * *
ブッチャーにたどり着く前に、アイアンオークは俺を止めた。俺は罠にかかり、追い詰められ、避けられぬ結末を待っている。アイアンオークが俺のところに来るまで長くはかからないだろう。俺は戦って死ぬ計画を立てた。生きたままトロールに食われるのは御免だからな。この計画を達成するだけの強さがあるように、ただ祈るばかりだ。

ブラシウスの未完の原稿Blasius’ Unfinished Manuscript

死の地(後にハンマーフェルとして知られるようになった)と呼ばれた地を征服している間、ヨクダ人は公然と自らを偉大な存在だと称していた。しかし私たちは、彼らによる自己の神話化と実際の歴史を見誤らないよう慎重にならねばならない。

彼らが偉大だと主張したことが何であれ、記録から見るにヨクダ人は残忍で、地元の民衆を徹底して弾圧した。それ以前にあった文明の証拠となるものは、血と骨しか残っていない。

今日もレッドガードの「文明」に、その残虐性が残っているのは不思議でない。

ラ・ガーダの残忍性を象徴する最たるものは、皇帝を自称するタリシュ・ツィだ。彼の信奉社は彼を不死だと宣言した。事実、彼はオブリビオンで生まれたようで、それ故に血の気が多かった。

彼の墓地は今でもクラグローンにあり、野蛮な子孫に崇拝されているそうだ。

ブラックキャスターの通知Blackcaster Notice

通告

エリンヒルの市民はモラヴァルとして知られる遺跡には近づかぬこと。

精霊がいなくなって以来、火山活動がこの一帯で確認されている。そのため我々はここで冒険する者の安全を保証できない旨を通告する。

このエリアへ行く場合、我々は責任を持たない。

—ブラックキャスターの魔術師

ブラッドフェザーの戦闘スローガンBlood-Feathers Battle Slogans

ブラッドフェザーよ、飛べ!

ブラッドフェザーよ、舞い上がれ!

ブラッドフェザーよ、血に塗れる時が来た!

ブラッドフェザーよ、集結せよ!

ブラッドフェザーよ、痛みで奴らをくすぐれ!

* * *

明日のアリーナでこれらをすべて試してみよう。ただ、1番目のスローガンは良い感じかも。
直接的でシンプル、それに自分で言うのもなんだが、受けそうな感じがする。羽のないトカゲにしては上出来だと思わないか、ナハッサール?

—ウタ・ラ

フレデリックの手紙Frederick’s Letter

父さん

あなたとセレーンが賛成してないことは知ってる。けれど、僕は自分がやるべきことをやらねばならない。魔法は心を満足させてくれるものの一つだ。僕は作業台や市場の店で働くようにはできてないし、剣を振るうこともできない。
でも、母さんに起きたことに無関心だと思わないでほしい。母さんとの日々をよく覚えているし、とても会いたいよ。けれど魔法は素晴らしいことに使うものだ。僕たちは母さんに対する悲しみの為に、正義の行為をやめる必要はないんだ。

母さんが僕の幸せを望んでいることはわかる。来週のこの時までに、僕はブラックキャスターの弟子になるつもりだ。父さんが理解してくれるよう願ってる。

フレデリック

P.S. セレーンに、あなたがしてくれた全てのことに感謝してると伝えてほしい。

ヤマヌーコの見習いへの手紙Yamanu-ko’s Letter to Her Apprentice

忠実なる見習いへ

新しい味方との合意を取り付けてくれたと思う。指定されたバラマスの遺跡で、彼らに会えることを楽しみにしているわ。

ケルメン・ロケについてだけど、彼は問題にならないでしょう。彼は精霊が裏切った時に逃げ出した。頼もしい味方は、彼が山賊に誘拐させるよう仕組んでいるはずよ。彼が私たちの計画を妨害することはない。

ただし、仲間の見習いに注意はさせておいてね。ミネルヴァ・ラウゾンが取引に対する支持を撤回しないかどうか、心配なのよ。

あなたの師、
ヤマヌーコ

ヨクダはどうやって星を追いかけたかHow the Yokudans Chased the Stars

…そして星の男とも呼ばれたそのヨクダは星々を研究してその動きを天文図に記した。戦士が空高くにいると勝利が続くことを悟った。そして戦士が空から消えると飢餓と荒廃が訪れた。彼はこの周期を二度の昇りと入りを経験して天文図に記し、戦士の星の軌跡を記録した。

そして星の男は親類に言った。「戦士を追いかけて、休息の場所を見つけるのだ。そして生涯にわたり勝利が到来するよう誓いを立てる。そうすれば永遠に飢餓や荒廃に苦むことはないだろう」

そして合意に至った。星の男はヨクダを船で率い、山や広大な砂漠を越えて戦士の軌跡を辿った。そして勝利が訪れて飢餓や荒廃は彼らの前から消え去った。

また戦士には守護対象が3つあった。大公、淑女、駿馬だ。そしてヨクダ達は贈り物と香をもって敬意を表した…

*****

そうして戦士が頂点に達すると、彼の地で彼らの旅は終わった。彼の地で彼らは旅の途中で死んだすべての戦士達のために聖堂と墓を建てた。また死に至ると戦士が栄誉を授け、その永遠のガーディアンとした。星々のように不滅で美しいガーディアンに。

彼らが留まった場所は如何なる地図にも記載がない。しかし探し出したいと願う者は、彼らが行ったこと、戦士を探すことのみを同じようにしなくてはならない。

ラニスタの日記Lanista’s Journal

物資、熱心すぎる群衆、それに自称剣闘士達をドラゴンスター近くのアリーナに輸送する。今まで引き受けた中で最も洗練された仕事とは言えないだろうが、やり終えればすごくいい報酬が見込める。うまくいけばいいが!頭痛と遅れはあるが。言うまでもなく、絶えず1ダースの酔っ払った戦士の暴走を防がなくちゃいけない。この行程はトラブルの連続だ。

例えば、比較的安全にベルカースを出発した後に起こった出来事だ。荷馬車の御者の1人でゴルソって奴が昨夜、キャンプファイアの周りで「旅客」に混ざって祝いの酒を飲みすぎたに違いない。奴は道にぽっかり開いた穴の上で荷馬車の車輪を走らせてる時に、手綱を握りながらほとんど寝ちまってた。それで今、二つの車輪が砕け、車軸が1本壊れていて、この何もない辺ぴな所に仮設の停車場を設けることを余儀なくされているわけさ。

クラフト台は使える状態になっている。修理は荷馬車の上で進行中だ。ゴルソは最悪の気分でいるが、それは仕事をうまくやれないことに対する罪の意識というよりも、二日酔いなのにやることがたくさんあるからだろう。俺はこの見捨てられた荒野に住んでいるという奇妙なオークのことが少し心配だった。実際この場所がどれくらい防御可能なのか定かでない。だが今の所、その獣の気配はみじんも感じない。

荷馬車の上で修理が続いている間、戦士達が飲むのを止めて見張りを手伝ってくれたらいいんだが。ここ1時間ほど、誰か、あるいは何かが俺達を見ているようなイヤな感じがする。何事もないとわかってる。だが、もしあの戦士とか呼ばれてる奴らが俺達の戦闘を手助けできるような状態だったら気が楽になるんだが…最悪の場合は。

アイアンオークだ!突然現れて俺達を取り囲んだ!なんてこった、あいつら一体どれだけいるんだ!略奪者を追っ払った後でこの先を書こう。この戦闘を生き延びられたら。

ルーン筆写家のクルスへの手紙Letter to Runescriber Kulth

ルーン筆写家のクルス殿

我々の戦士に貴殿のルーンを刻み付け、速度を向上させるため、他に何か必要だろうか?我々はトロールやウェルワにできるだけ早く装飾を施したいと考えており、またアイアンオーク達にも同様にニルンクラッツの力を植え付ける作業を開始したい。

私を失望させないでくれ、クルス殿。貴殿のルーンは我がトロール軍の鍵となるのだ。私は自分の指揮下にあるすべてのトロールやウェルワ、そしてアイアンオーク達が貴殿のニルンクラッツを植え付けたルーンを見につける日を夢見ている。それはまさに輝かしい日となるであろう。

敵には血を、我がクランに鉄を!

——破壊にうねるオフィディアのエグザーチ、ブラードス

ワマスの観察Wamasu Observations

この強大なワマスの卵持ちを選んだことは賢明な選択だった。彼女の同族が錬金術の工程を次の段階に進めるために必要となる、捕食者としての特性を提供してくれるだろう。この特性をあの強力なスコーピオン・マトロンと至高のクロコダイル・マトリアークが提供する特性と組み合わせれば、ワマスからの素材はさらに強化され、マンティコラの力は10倍以上に増加するだろう!

あとは、ワマスの中を通電している電流をマンティコラに移植させることは可能だろうか?それができれば、その生物はさらに素晴らしいものとなるだろう。すでに卵持ちの最初の卵は採取した。それぞれの殻の中にある素材が、産卵場の新たな生物へと簡単に引き継がれる特性を植え付けるだろう。

大蛇がこれまでの私の成果を見たら、必ずやスケールドコート内での私の立場は、産卵場で成長するマンティコラと同様、さらに強大となるだろう。創造物を見るのが楽しみだ!

——蠢く悪夢の摂政、ボワード

隠された試練The Hidden Trials

刀剣の道を乗り越えた者は、隠された試練を探し求めなければならない。

穴の奥深くで、獣が獲物の手足を引き裂く。

最上階の屋根の上で、挑戦者が待っている。

これは探求者の試練なり。

炎の試練The Trial of Fire

第1の試練は炎の試練。

道を守護する翼あるものを打ち負かせ。かがり火を灯せばガーディアンが現れる。ガーディアンを倒した者の前に道は開かれるだろう。

汚されたネードの祈祷書Defaced Nedic Prayer Book

慈悲への祈り

天国へ向かい、我々は我々の目を、手を、心をかかげる。
あなたの光を我々から背けるな、必要でない時間でも
その代わり、エセリウスの輝きを発し、夜の暗闇に灯し火をともそう。
季節への秩序をもたらす者よ、
疲れた旅行者への輝く道しるべとなれ。
我々に慈悲のあらんことを。
荒廃の侵略者から我々を守りたまえ、消耗する飢饉から、燃やしつくす炎から
そして約束された栄光へとあなたの信心を導きたまえ。

____
彼らの魂が星になることを約束された者の祈り

これらの魂は、もろい身体の光を
天国の永遠に燃えさかる光へと捧げる
これらの魂を、長い夜を越えて導きたまえ
そして黄金の階段へ
つまづかずに登らせたまえ

これらの魂を取り、自由に与え、
神聖さを分け与え、
あなたの民から信仰に満ちた誓約を与えたまえ。

必要な時、我々を忘れることなかれ
しかし我々の信仰が続く限り、
ガーディアンたらしめん

____
戦士の祈り

偉大なるガーディアン、輝く戦士
自らの軍隊を力で包め
そして真実へ槍を舞わせよ

その腕の力強さは偉大なり
その力強い肩を見れば、敵も震えあがる

我らを恐怖に屈させるなかれ
だがあなたが我らの前にアイギスを置くだけで、我々は立ち上がる

____
盗賊の祈り

[残りのページは切り離されている。本の裏表紙に、誰かが次の走り書きを残している:]

ああ、まがい物の星よ、
娼家に生まれた。
お前の母はみだらな女だ。
お前の父は病に冒されている。
お前を崇める男どもは、愛への渇望を失う。
女どもはお前にくたびれて、髭を生やす。
お前は子供達を穴の中に導き、
落とし穴の中を彷徨わせた。
エルフが彼らを皆殺しにし、女どもを愛人にした。
マーは彼らをからかい、男どもを奴隷にした。
お前の掌は、彼らの血がついている、
お前の唇から、川のように流れだす。
ああ、沈黙の星よ、無慈悲な星よ、
罰が間近にあるのを見よ
その手には、お前の罪への裁きがある。
砂漠で水の母が復活した
そして死の地に花が咲いた。
人々に悪しき光を退けさせよ
真実の慈悲を抱かせよ
幾千の夜に眠ったが、私は夢を見なかった、
だが栄光の歌を聞いた時
シャダと彼女の娘たちは、ネードの全てにそれを望んだ。

牙の憤怒の摂政よりFrom the Regent of Fanged Fury

強きイナズールへ

どうぞ東クラグローンでの努力を続けてください。アイアンオークの助けがあれば、スケールドコートは間もなく地域全体を支配できるでしょう。

そして、あなたの決意と確固たる忠義は大きく報われるでしょう。お忘れなきよう。

—牙の憤怒の摂政

監視人シャブマーの日記Watcher Shavmar’s Journal

監視人シャブマーの日記より

ヴィルマリルを封じ込めなくてはならない!このカタコンベの外で何が起こっていようが、あの裏切り者は自分の犯罪により罰されなければならない。彼の邪悪さが世界中に広がらぬよう、投獄されなければならない!

我々はあの不快な生き物を殺そうと試みた。ヴィルマリルが裏切って上級王デュラクとネードの王達の議会の出席者を殺した後、我々は彼を追跡して捕らえ、その恥ずべき存在を終わらせるため、戦士と魔術師の小隊をこのカタコンベに送り込んだ。私はその小隊の一員だった。私にとってこの言葉を書くことは苦痛だが、しかし、これは真実で、受け入れざるを得ない。我々は負けたのだ。

それはすぐに明らかになった。我々は本当に生きているわけではない存在を殺すことはできない。そのかわり、我々はすばやく新たな計画を立てた。我々はヴィルマリルを弱らせてカタコンベの奥深くに閉じ込めることはできるだろう。そして、自ら犠牲となろう。魂魔法を使って、自らを不死の者、永遠の監視人とするのだ。我々は、ヴィルマリルの守護者として、囚われし者として時の終わりまで務めるのだ。

* * *
魂魔法はうまくいった。我々はヴィルナリルを魂の結界の後ろに封印し、動きを止めた状態にした——深い眠りと同じようなものだ。我々は今や永遠の監視人として裏切り者を見守り、彼のアンデッドの軍勢を解き放つ計画を決して実現させないことを誓った。

後はただ待つだけだ。そして監視する。永遠に。

* * *
ガラランが頭の中で奇妙な声が聞こえると訴えている。我々は彼を無視した。どの道、我々は皆この終わらぬ拘束の間に少しばかり正気を失っているのではないか?彼は大丈夫だ、間違いない。

* * *
今は私にも声が聞こえる。時々、それは千もの声がいっせいに話しているように聞こえる。雑音と混乱が乱雑に入り乱れている。それから、それはとても低い、かろうじて聞き取れる1つの声の囁きとなる。しかし、時折その声は生き生きとした、はっきりした声になって私に届き、そして私は誰が話者だか認識するのだ。どういうわけか、どうにかして、起きないはずのことが起こった。

ヴィルマリルが目を覚ました。

頑丈者ゼルグマへTo Zelguma the Strong

ゼルグマへ

どうぞ西クラグローンでの努力を続けてください。アイアンオークの助けがあれば、スケールドコートは間もなく地域全体を支配できるでしょう。

そして、あなたの決意と確固たる忠義は大きく報われるでしょう。お忘れなきよう。恐らくあなたは、次の苦悶する虫の司祭のローブを着たいのではないですか?

—這い回る幻視の高官より

奇妙な謎Strange Riddle

ミスター・ナシエン、こっそり忍び込んだ
ミスター・ナシエン、入ってはいけなかったのに
ミスター・ナシエン、逃げればよかったのに
ミスター・ナシエン、頭を失くした

驚くべき好機An Amazing Opportunity

スキーティース

先ほどすごい好機について聞いてきた。何人か友人を集める必要があるかもしれないが、我々で何とかできるはずだ。イルサグの塔地下って場所について聞いたことがあるか?

ここからお前のため息が聞こえてきそうだよ。だが信用して欲しい。アイアンオークの連中はこの地面の穴に多くの資源をつぎ込んでいる。だからそこから何かめぼしいものが獲得できるはずだ。場所はクラグローン北部に通ずる北東の通行路の少し先にある、荒廃した塔の地下になる。

イルサグの爺さんがあそこに何を隠しているのか、見てみたくはないか?

一つ指のドビンスカル

護衛への商人の命令A Merchant’s Orders to His Guards

「忠実な」護衛たちへ

このところ、経費について多くの苦情や不平を受けている。ザルガズの洞窟で再び起きたことについて口にしている者には、それが私の面前であろうが、また聞きで耳に入ってきたものであろうが、厳罰が待っているということを明確にしておきたい。

報酬は減額!仕事は追加!さらに私への奉公をやめ、別な主人の下でこれらの中傷を言いふらした場合、アーケイの司祭の前に連れていき、デイドラの起源に関する悪意ある噂を広めたとして告発をしてやる!

要するに、サリアの休息地について二度と聞きたくないということだ!

攻撃された旅人の日記Waylaid Traveler’s Journal

収穫の月8日

我々はクラグローンの道が危険だと警告を受けた。キャラバンの中にいれば数で安全だと思ったが、ドラゴンスターキャラバン社は我々が望んでいた程善意のある会社ではなかった。彼らは我々の安全を保障するかわりに、巨額の「輸送費」を要求してきた。我々はこの機会に、脇道を旅することに決めた。我々は丘で山賊の話を耳にしたが、武装しているし護衛もいる。大丈夫だろう。

収穫の月10日

いままでの所、この決断は上手く行っている。我々の旅は平穏無事だ。

収穫の月11日

我々の護衛が、夜にうなり声を聞いたらしい。護衛の全員が恐れをなし、旅を続けるためにはもっと金を要求している。

収穫の月14日

護衛はいまだに落ち着かないままだ。だがドラゴンスター社が要求した金額よりも低い額で済んでいる。我々の冒険は、まだ利益をあげている。

収穫の月18日

今日は嵐だった。雷と光と土砂降りの雨だ。こんなことが砂漠で起こるのだろうか?時に雨は降るだろうと思ったが、一度に自分の足の前の道が見えなくなる程の雨が降るとは。

完全にびしょぬれになった後、洞窟に避難することを決めた。朝になったら、また動き出そう。

収穫の月19日

今夜は全員がうなり声を聞いた。護衛たちは臆病になって、我々を見捨てた。この邪悪な洞窟とおさらばするのが待ちきれない。雨がやみ次第、すぐに出よう。

最後の考えFinal Thoughts

イソルダ、許してほしい。あなたはスケールドコートに入るなと言ったけど、私達には金が必要だった。あなたは奴らがどういうものか見抜いていた。だけど私は奴らのもったいぶった言葉と約束に騙されてしまった。なんという間違いを犯したんだろう?

奴らはここがどんな所か知っていた。奴らはいつ私達をここに送り込んだか知っていた。今、私達が選ばれたのは信用されたからではなく、奴らが言ったように消耗品だからだとわかった。

他の者は皆死んだ。でなければ、それより酷いことになった。ミクハイルと私は逃れようと試みたけど、あれはこの場所でのすべてのことを見ている。あの燃え上がる眼は、どこへ行こうと見つけ出す。

私はミクハイルが連れて行かれるのを見た。彼が骨だけになるまでしぼませるのを見た。それからその骨は歩いていった。彼は振り返りさえしなかった。

自分がなぜまだ生きているのかわからない。たぶん、あれは見ていて、私の恐怖を堪能してる。私は足を折って、梯子を上って戻ることができない。ここで死ぬんだ。

安らかに死ねるかもしれない。自然に死ねるかもしれない。もしそうなったら、私は幸運だ。

市民の嘆願書A Citizen’s Petition

レディ・ヤマヌーコ

夫がハドック市場の近くの路上で失踪してから1週間が経とうとしていますが、何も行われていません。交易路にこれほど近い場所でブラックマーケットの運営を認めたことだけでも問題だと思いますが、あなたの市民に対する関心の欠如については驚くばかりです。

ブラックキャスター協定を覚えていらっしゃいますか?エリンヒルの魔術師たちは彼らを守るため、人々の苦痛と共にあります。私の夫が失踪した時、あなたの守護はどこにあったのでしょうか?

私はこの間の手紙(おそらくあなたの生徒が書いたのでしょうけれど)で夫が野生の動物に襲われて死んだとほのめかしていましたが、認められません。彼は有能な追跡者で狩人なのです。彼が動物の餌食になるとしたら、門の外にいる殺人鬼か山賊などでしょう。

善良な市民
アダン・コルドレル

死にゆく我らWe Who Are About To Die

「死にゆく我ら——」

いや、これは直接的過ぎるな。救いがない。ではこれなら…

「戦争にゆく我ら——」

だめだ、メロドラマ調過ぎる。私の回想録の出だしとして、何か覚えやすくかつ記憶に残り、思わずページをめくりたくなるようなものが欲しい。さて…

「かつてリベンスパイアー出身の戦士がいた。その戦士は炎上する剣を持ってドラゴンスター・アリーナにたどり着いた——」

これなら出だしとしては順当だな!しかも韻を踏んでいるし!さて、我々がアリーナに入場するまでどこまで書けるだろうか?まあ、急ぐ必要はないか?勝った後に続ければいいだけの話だ。

死の地のネードNedes of the Deathlands

アーガス・メンダー 著

子供の頃教えられたことが全て間違っていたなんてことがあるだろうか?岩と砂の下に埋められ、ヨクダを征服した記念碑によって視界から隠されているものが、野蛮で未開な人々の岩屑以上のものだということがあるだろうか?

これは、サリマ・アトムハイが最新のネードとハンマーフェルでの活動に関する学術的な発表で主張している内容である。彼は注目せずにはいられないような新たな証拠を見せて、その主張を行っている。最近のエリンヒルの魔術師の塔の研究で、彼はこれらの塔がヨクダが作った時代の物でもなく、アイレイドと同じ技術を使ったのでもないと結論を出した。それはドゥエマーの仕事に似ているが、やや未熟なようだ。これによりアトムハイは、これらの塔がヨクダの故郷から高度な建造物を移植されたのではないという結論に至った。実査には、ネードの文明の残滓なのだ。

もしアトムハイの結論が正しければ、ネードはこれまで歴史家が想定して来たよりも、より組織的で進歩的だったことになる。エリンヒルの塔は石細工に熟達した、進歩した文明にのみ建造が可能だからだ。

これらの塔は、ブラックキャスターの魔術師が彼らの学校をエリンヒルに設立した時から占拠されている。では、どうしてアトムハイがこの驚くべき理論を初めて唱えたのか?

この筆者は、歴史家には盲点が存在する物であると仮定している。ネードは確かにその中でも最大のものだ。その理由は数々ある。

まず最初に、ネードの人々は征服軍の犠牲者となった歴史がある。ドゥエマー、アイレイド、ヨクダは全て、東ハンマーフェルのネードを支配しているとどこかの時点で宣言している。ネードが後進的で支配するべき存在だと主張することで、彼らの支配は正当化されるのだ。

次に、民族としてのネードはラ・ガーダのすぐ後、歴史の記録から消えてしまう。そして現存している記録はほとんどない上に、散在している。最初のヨクダがハンマーフェルに足跡を残した時、ネードの文化はすでに消えかかっていた。人々は散り散りになって意気消沈していた。ネードのほとんどは移住してタムリエルの他の種族と混じり合い、事実上その存在が消滅してしまった。

このネードに関する新たな理論は、真剣に受け止めるべきだ。クラグローンの僻地が将来、ネードの存在を探る調査研究に多くの実りを生むのではないかと思う。最後のネードが消えてから、もっとも変化していない場所なのだから。

死んだ剣弟のメモDead Sword-Disciple’s Note

私には分からない。彼は生徒としてここにやってきた。最後の試練を乗り越えた後、私たち皆の目の前で師範を殺した。私たちはまったく力を使うことができなかった。

一体彼はどうやって私たちを支配したのだろう?何らかの策略だ。おそらく毒薬のたぐいだろう。誰にも気づかれずに学校中を汚染して、剣弟を裏切らせたのだ。

マスターは最後の言葉で私たちに、刀剣の大修道院のカスラに事態を知らせるよう言った。私は逃げ出そうとしたが、他の者が行く手を阻んだ。壁の向こうへたどり着く前に、私は彼らに殺されるだろう。

もし誰かこのメモを見つけたなら、どうか引き返してほしい。この場所を去り、他の者たちに警告して欲しい。そして、もしできるなら、ラーニザの刀剣の学院が陥落したとカスラに伝えて欲しい。

私のことなら、もし生き延びて自分の身に待っていることを考えれば、死ぬほうがずっといい…

字が消えて読めない魔術師ギルドの報酬通知Defaced Mages Guild Reward Notice

掲示:

魔術師ギルドのメラニオンの研究のために、ムサンズの遺跡から回収されたドワーフの品に多額の報酬を授ける

[この案内板は、「メラニオン」と名前が付いたハイエルフのわいせつな絵で汚されている。絵のすぐ下に落書きがある:]

嘘つきのイカサマ師め!ドワーフのギアを6つ持っていったのに、報酬はろくでもない本1冊だけ。しかも、一度読んだことがある本だった

商人、悪党、盗賊Merchants, Scoundrels, Thieves

ドラゴンスターキャラバン社との取引について
ハロルド・ファーフライ 著

現在のクラグローンはボロボロで酷い土地に設立されたことは有名だ。シロディールの帝国の監視から逃れた犯罪者、エバーモアやショーンヘルムの街からの貧民、そして文明の快適さと不自由さから逃亡して、冒険を探し求める者達によって。

ベルカースの通りに見られる道徳ほど、黒い起源を持つ場所はどこにもない。不道徳な商人や盗賊、闇市の密売人の集合よりもほんの少しマシな位だ。ベルカース唯一の政府と思われるものは、ドラゴンスターキャラバン社の悪党の意志だけだ。

ベルカースでは、全ての悪しき行為が認められ、全てが売りに出されている。この腐敗の例として、いまやよく知られるマドリガの話を引用しよう。愛され、尊敬されるクラウンの娘であるマドリガは、ドラゴンスターキャラバン社の密偵から彼女の父の執事が被った負債への支払いとして、家から連れて来られた。彼女は誘拐され、クラグローンの危険な場所へと連れて来られた。そして彼女は10年後、クロスローズ酒場のバーテンダーとなっていたのだ。

今や大人の女性となったマドリガは、まったく彼女の父の家にいた内気で美しい子供ではない。実際、彼女は高飛車で気まぐれな女性に成長したが、その厚かましい態度は地元の売春婦よりも少しいい位だ。父親の家が彼女を家に戻し、貴族や名誉ある地位の者と結婚させるために家に連れ戻そうと衛兵を寄こした時、彼女はこう叫んだ。「結構よ。ここの方が賃金が高いわ」

この話をドラゴンスターキャラバン社と関わる機会がある場合の警告として考えてほしい。商人たちは、貴族や文明社会の繁栄を支えてきた、確立された秩序に対して何の敬意も払わない。彼らの唯一の主人は金で、礼儀正しさや名誉が彼らのサービスと彼らの主の間に介在するのを許さない。

城と貴品箱 第3巻:ヘル・ラ要塞Castles and Coffers Volume III: Hel Ra Citadel

帝国の歴史家たち、特にコロヴィア台地のデュービシャスは、ヘル・ラ要塞が築かれたのは、ヨクダの第二次「戦士の波」の間のどこか、西タムリエルのアリクル砂漠に雪崩込んで来た時だと推測している。その名前から分かるように、隣接したヨクダの街を守る目的で建てられたと一般的に考えられている。街の名前は砂と時間と時間の中で失われてしまった。しかしヨクダ人が要塞に名前を付けたのではない。現代のタムリエルが付けたのだ。その建造物は、自らが守っている街が存在する前からあったかも知れない。第二次の戦士の波、もしくは第一次も合わせた侵略の足掛かりだったのかも知れない。今は失われてしまった多くの砦の1つ、ひいては要塞化された訓練地だった可能性もある。神話によると、「剣魔法」を維持するための剣聖の訓練は大変厳しいことで知られている。侵略部隊の間にあっても、そのスペースは必要としただろう。要塞が現在建っている場所には、元々ネードの要塞があったと主張する人もいる。ヨクダ人がそこを占領し、その上に新たに要塞を建てたのだと。

帝国によると、ヨクダ人の撤退以来その要塞が封鎖されていることは確かに知られた事実だそうだ。中に足を踏み入れた人は誰もいない。主張や話はいろいろとあるが、当然すべてが間違いだ。帝国の記録によると、帝国は中へ入ることに失敗している。またレッドガードの探検でも、要塞の正面入口を迂回できなかった。魔法なのか、建物の仕掛けなのか、とにかく軍隊も攻城兵器もその壁を突破できていない。どんな宝が、どんな古代の秘密が内部で待っているのだろうか?要塞の門は開くことがあるのだろうか?

帝国執政官アルバスは、こう言った:

決してない、と

真実の道の試練The Trial of the True Path

第5の試練は真実の道の試練。

真実の道を見つけるには、蔵書庫の地下へ行き、祭壇の前でかがめ。

これが最後の試練なり。すべての試練を乗り越えた者にのみ道は開かれるだろう。

水浸しの日記Waterlogged Journal

今日市場では、皆が沿岸からの噂話をしていた。彼らが言うには、侵略者で一杯の船が見つかったという。噂によれば、同じ侵略者たちが最近死の地の南に来たらしい。
どうやら毎日新たな侵略者が来るようだ。我らは前回の攻撃に耐え抜いた。水は砂漠で切望されているが、岩と砂が我らを守ってもいる。そして、それはネレイドも同じだ。今回も同じだと思う。

侵略者は手を緩めないと言われている。彼らの指導者はタリシュ・ツィと言うらしい。私に言わせれば醜い名前だが、メリーナは名前が醜いとして何か問題があるのかといぶかっている。その醜い名前の将軍に征服されることは心配していない。

今日ザリク将軍が宣言を行なった。タリシュ・ツィとその軍隊が来るが、ネレイドが我々を守ると約束をした。彼は心配しないよう言った。だが私はどちらにせよ心配だ。

街は混乱している。接近する敵と戦うため派遣された、ザリクの部隊が殺されたのだ。兵士は負傷し、タリシュ・ツィが来るという知らせを持って来た副隊長を除いてすべて死んでしまった。敵軍は不死だという。タリシュ・ツィ自身も不死身らしい。それは信じられないが、初めてこの迫りくる攻撃に不安を覚えた。

ザリク将軍は、街を守るために武器を取るよう皆に命令した。だから私はほうきの柄と古いハンマーから戦棍風のものを作った(鍛冶屋は大変な仕事量をこなしているが、全員に行き渡るには武器が足りない)

どこにも、これで本当に終わりだという予感が漂っている。我々の街は多くの侵略を経験して来たが、ついに陥落する。だが同時に、深い友情のようなものも感じる。市場を多くの騒音で満たして来た小さな言い争いは、友情と勇気を与える言葉にとってかわった。死ぬ時は、みな同じだ。

ザリク将軍がネレイドに支援を求めたという噂だ。皆がシャダとその娘の介入を願っている。最後の望みには、奇跡が必要だ。

[日誌の残ったページは、水浸しになっていて読めない]

崇高なるヴァイパーの夜明けDawn of the Exalted Viper

摂政カシピアはもういない!これからの私は崇高なるヴァイパーだ。セレスティアルの位まで登り、世界を変える力を手に入れた!まあ、少なくとも、じきにそうなる予定である。

これらの古代ネードの民の遺跡内で解き明かした秘密により、私はネードの民が定命の者にセレスティアルのエネルギーを植え付ける方法を再現できた。そしてスケールドコートの錬金術師とアイアンオークのルーン筆写家らが開発し、マンティコラやトロールを相手に実験を重ねた技法を組み合わせることで。私は自らの定命の者としての体をエセリアルの力の導管へと変化させる方法を開発した。

もっとも、これらのことは現地人からレッド・ブリットル、我々錬金術師がニルンクラッツと呼ぶ主要成分の発見、または再発見がなければ不可能だっただろう。この真紅の物質は、自然の状態では非常に危険なものとなる。しかし我々が古代の文書より再現した精製方法により、安定化したこの成分こそが、この変化を可能とする鍵となった。

我々は今、新たな世界の岸辺に立っている。この過程が完了し、崇高なるヴァイパーとなった私が産卵場から現れる時、私はセレスティアルの大蛇と比肩すべき存在となる。私は神となるのだ!だが単なる気まぐれや不在な神としてではない。崇高なるヴァイパーは実在して活動し、古き世界の不完全なものを破壊しながら、私が支配する新しい完成された世界を創造していく。

そして私の愛する、利発で純真なリトルリーフが側にいることだろう。場合によっては彼女も引き上げてあげよう。だがそれは、まず自分の立場を確立した後になる。

星読みの乱文A Star-Gazer’s Ramblings

古代の戦士の墓よ!ついに!とうとう!真の神は沈黙しない。耳を傾けさえすれば、真の神は我々に歌いかける。

自分の研究は純粋な学問だと思っていた。傲慢で愚かだった。高く掲げられた死体のように、厳格な継承において、知識は知識に倣うという信念。それが私を苦しめていた。「死は避けられないものだ。だから死ぬことと生きることは区別できない」と私は言っていた。なんて間違っていたんだ。

どうして幾度も星を眺め、光ばかりを見てきたのか?なんという興奮、自分の手に負えない!

真実を征服することなどできない。真実が我々を征服する。そしてついに、最期に役目を果たすことを学んだ。
知識の行き着くところにあるものは、知ることではなく、崇拝することだ。ああ、偉大な戦士よ、あなたの足元にこの体を横たえさせたまえ

星読みメリスの日記Star-Gazer Merith’s Journal

今夜も、荒野で失われた星座の形跡を求めて上空を探している。

待って、これは何?まあ、なんてかわいい、小さなキツネ!元気いっぱいのいたずらっ子ね!ついて来てって言ってるみたい。面白そう!なんて賢い子なのかしら。

お行き、ちびギツネちゃん!案内してごらん、ついて行くわよ!

あっ、いけない!天の星にかけて、これは凄く大きな——

生きています!It Lives!

もっとも名誉ある、そして崇められる指導者、大蛇の如き計略の摂政へ

実験は予測していたよりもずっとうまくいきました。この報告をできることを誇りに思います。あなたの洞察力のあるご提案のおかげで、合成生物を生み出すことに成功しました。それはサソリ、クロコダイル、ウェルワ、それに人を含むさまざまな肉食獣の特徴を併せ持っています。私はこれをマンティコラと呼ぶことにします。

ご提案くださったように、粉末状のニルンクラッツの塵を原始の産卵場に投入し、必要としていた合成生物のすばやい繁殖に推進力を得られました。今や我々は、さらなる大蛇の栄光に向けて、マンティコラの軍隊を作り出すために利用できる強力な真祖を手にしたのです。

生産性を上げたいと思っていますので、すでに産卵場を拡張する行程に入りました。加えて、できるだけ近いうちにもう1つの真祖を作るべく、2つ目の産卵場を建造しました。そのうちお時間がある時にでも我々の作業場に来ていただきたく思います。我々の労働の成果をお見せして、真祖を紹介させていただくことを楽しみにしています。

大蛇の名の元に、
蠢く悪夢の摂政 ボワード

摂政エルスカの命令Orders from Regent Elska

大蛇の巣と呼ばれる洞窟内で働いている、スケールドコートの要員に告ぐ。これまでの倍努力しろ!作戦の次の段階を開始するには、新たな施設が不可欠となる。

足場の組み立てを完了しろ。食料と武器も用意せよ。そして熊の死体を洞窟から取り除け。見た目が不快なだけでなく、酷い臭いを発すようになっている。

ラミアだけは避けるようにするのを忘れるな。連中は敵と味方を区別できないからな。そして特別な用がない限り、奥にある産卵場には近づくな。

——牙の憤怒の摂政、エルスカ

摂政カシピアの称賛In Praise of Regent Cassipia

大蛇の如き計略の、摂政の執事長、リトルリーフ 著

何人かの私の同国人に、これから私が書く言葉は悪趣味だと見なされるかもしれない。その他の者にとっては、これは神への冒涜に他ならないだろう。しかし、私はもうこれ以上この考えを自分だけで抱えていることはできない。もしそうしようとしたら、頭が粉々に破裂するのではないだろうか!そして、そう経験したいとは願わない。

最初に、私は自分が誰であるかということ、なぜ大蛇の如き計略の摂政と呼ばれている、クラグローン北部のスケールドコート部隊の指導者、美しきカシピアの称賛すべき特質について書く資格があるのかということをお教えすべきだろう。

私の名はリトルリーフ。私達がスケールドコートに加わる前から我が女主人にお仕えしている。私はカシピアに、彼女が魔術師ギルドの高位メンバーであったオーリドンで出会った。彼女は遠くから彼女の力と優美さに感嘆している私に気づいて、彼女のあらゆる用事をこなす者として直々に私をお選びになった。それ以来、私は彼女のもっとも奥底にある考えと静かな思いを世に伝える共鳴板を提供し、腹心の友、聴罪司祭となった。私以上にカシピアのことをわかっている者はいない。そして私のように、全身全霊を込めて彼女を信じる者はいない。

大蛇が私達の主人であり、指導者であるなどとどうして言えようか?ああ、私は大蛇を信じ、崇拝している。間違いなく、心から!そもそも、彼こそ私達がスケールドコートに加わった理由であった。しかし、大蛇が常にスケールドコートへ命令を下すわけではない。彼は昼も夜も私の側にいるわけではない。そして、思い切って言うなら、彼は私の愛するカシピアの美しい顔と素晴らしい姿からはかけ離れている。

誰が大蛇の要求に応えてアイアンオークを私達の集団に連れ込んだのか?もちろん、カシピアだ。彼女は大蛇の命令に従うが、常に彼女自身と信奉者達にチャンスと幸運を作り出す方法を捜し求めている。

だが、私のことを彼女の夢想にのぼせ上がった馬鹿だと思われる前に、なぜカシピアが私達の集団の中でとても高く上り詰められたのか説明させていただきたい。カシピアは断固として容赦しない。彼女は力強くカリスマ性がある。そして、彼女は何がスケールドコートにとって最良なのかを知っている。クラグローン南部で私達が苦しんだ、不運な後退をもたらしたあの鈍くさい愚か者とは違って!大蛇の「選り抜き」が地域の南部で彼らの要塞を失っている間、摂政カシピアはクラグローン北部で多忙だったのだ。

故に、摂政カシピアを称えよ!彼女が末永く大蛇に仕え、スケールドコートを導かんことを!

大気の試練The Trial of Air

第3の試練は大気の試練。

真実の目の砂が足元を導き、隠された道を明らかにするだろう。

大蛇の噂A Rumor of Serpents

ドラゴンスターキャラバン社監察官向けの報告書、斥候ザギュラより作成

噂は正しかったようだ。少なくとも今回に関しては。どうやら大蛇の巣と呼ばれる、クラグローン北部にある古い洞窟地帯の西側の箇所は、その地下に名称と同類の者達を集めつつあるようだ。私はそこからスケールドコートの者達が自由に出入りするのを目撃している。連中はそこを所有しているように考えているふしがある。

連中がそこで何をしているのかは不明だが、近づかないようにするのが賢明だ。ドラゴンスターキャラバン社が不用意にスケールドコートの仕事にかかわってもろくなことがないと思われる。

大蛇の歌The Serpent’s Song

這い回る幻視の高官として、私はセレスティアルの大蛇と直接的、または間接的に関わる予兆か兆候を探している。それらの意図する内容を、いかなる形であろうとスケールドコートの主のために解釈するのが、私の栄誉ある役目である。

大蛇の巣の奥深くで、驚くべき光景を目の当たりにした。アウリーエ、ラウリーエ、タウリーエとして知られるラミアの姉妹(少なくとも、あのクリーチャー達は親類であると仮定するが)が宗教的な歌を歌いだし、我々がここに来てからほぼ休みなく歌い続けている。彼女らの使う独特な言語を翻訳するまでには至ってはいないが、セレスティアルの大蛇を称える歌である可能性が高い。

彼女たちは大蛇に祈りをささげているのだろうか?何か具体的なことを願っているのだろうか?もしかしたら単に、大蛇のこの世界における存在の栄誉の恩恵に浴しているだけなのかもしれない。いずれにせよ、あのラミア達はその歌を使って、大蛇からの褒賞としか考えられない力を呼び出すことができる。蛇を呼び出して自分たちの代わりに戦わせることも、空から稲妻を呼び出すこともできる。そして領域を守るため、自らの周辺の水を毒に変えることも目撃した。

あの獣達についてより深く理解し、彼女らと大蛇との関連性を学ばねば。

——這い回る幻視の高官、バラリウス

大蛇の刀剣The Serpent’s Blade

危険なるヴィスカー

大蛇が貴殿に微笑まんことを、誉れ高き戦士よ!常日頃より貴殿の刃と影を使いこなす技量に一目を置いております。また、その横には共に戦ってくれる蛇の一団が随伴してくれるという祝福まで与えられているとのこと。貴殿が主に目をかけられていることを、羨ましく思う限りです。

偉大なるヴィスカー殿に一つお願いしたいことがあります。実はスカイリーチ聖堂に通ずる参道を守護して頂ける人を探しているのです。道の安全を守り、我々の敵を遠ざけてくれる人を。この重要な役目に考えられるのは貴殿だけでした。道の安全を守っていただけるのならば、大蛇は手厚く報いることでしょう!

大蛇の如き計略の摂政、カシピア

大蛇の如き計略の摂政よりFrom Regent of Serpentine Stratagems

エグザーチ・アーノスへ

スカイリーチ要塞の遺跡での成功を楽しみにしています。私もその古代の場所が、ニルンクラッツの主要な供給源となると思います。どうか、あなたのトロールが抽出できる最大限のレッド・ブリットルを獲得するため、あらゆる努力をしてください。

そして、あなたの決意とスケールドコートに対する確固たる忠誠心は忘れません。

——摂政カシピア

大蛇への祈りA Prayer to the Serpent

セレスティアルの大蛇よ、我の祈りを聞き届けたまえ!

大蛇よ、天から降りし者よ、この取るに足らない声を聞き、我を引き上げたまえ。

大蛇よ、世界の皮を脱ぎ、我々をより純朴で良き世界に戻す者よ、私の卑しい声を聞き、あなたの巣に私の場所をお与えください。

大蛇よ、力と栄光でうねる者よ。私の捧げ物を受け取り、その毒の祝福をお与えください。

セレスティアルの大蛇よ、我の祈りを聞き届けたまえ!

追って通知があるまで閉鎖Closed Until Further Notice

残念ながらオゴンダルのワイナリーは、あの役立たずの甥の替わりの新しい店員が見つかるまで閉鎖します。あの怠け者のホーカーが!

どうか、信用できる従業員の束の間の不在に乗じて、みだりに略奪をしないでください。

その間、何か必要な場合はお気軽にベルカースのクロスロード酒場にいる私にお知らせください。もし仕事をお探しでしたら、解決できると思います。

経営者 オゴンダル

低俗王者ドーゾグのバラードBallad of Dorzogg the Gutter-King

自称吟遊詩人のシェイ・ベークス 著

彼は城を所有したことがなかった、
だが常に王冠をかぶっていた、
彼はスキーヴァーやスリをも分け隔てなく愛した、
威張ることはしなかったが、正義感だけは強かった、
彼は12人の信頼できる騎士を従えた、
彼らはアリーナに入り、困難をものともせず勝利した、
こうして低俗王者ドーゾグの伝説は広まった。

敵には血をBlood for Our Enemies

敵には血を、我がクランに鉄を

伝統的なオシ・オーニムの讃美歌

石が我々に語りかける。それは我々に力とパワーを与える。石は生命を与える。

我々は石の子供たち。我々は岩の人々。我々はオシ・オーニム!

岩の声を聞こう、石の移る音を聞こう。

山よ我々を守りたまえ。大地よ我々を養いたまえ。カラスよ永遠に我々の背中にあれ。

我々はオシ・オーニム!クルン・グラノッシュ!敵には血を!我がクランに鉄を!

刀剣の道The Way of the Blade

刀剣の道は5つの試練から成る。

第1の試練とは炎の試練。

翼あるガーディアンから炎を盗む者が、道を照らし刀剣の道へ進む。

これが第1の試練なり。

破れたページTorn Page

ここを去ろうとすると、首をはねられて死ぬ。留まれば、ここを住処にしている何らかの獣によって死ぬ

なぜそうなのか?なぜ今?もしそれが分からぬ間に死んだなら、この場所に出没することを誓う。彼らに何かをした覚えはない。要塞は鍵を掛けたほうがいいだろう

まだ矢がいくつか残っている。ジェネドゥシルの最後の抵抗の時間だ。そのとおり、これをそう呼ぶのさ。この時期はソブンガルデが素敵なことを願う

破れたページTorn Page

我々を苦しめる悪霊は空から降ってきたのかも知れない。彼らは、太陽が影一つ落とさない真っ昼間にやってきた。どうやって来たのか見当もつかない。

彼らは人間のように動き、人間のように殺すが、しゃべらない。筋道が通らない。

今は彼らの音は聞こえないし、姿も見えない。

でも彼らはそこにいる。矢の雨と炎と刀剣で、我々を何十人も殺した。

他の者は動くのを恐れている。もしあいつらがこの橋で我々を殺さなくても、太陽が殺すだろう

これを読んだすべての人へ。誰かが私に教えてくれていたらと思う。とにかく引き返せ。振り向いて、できるだけ急いで逃げろ。要塞に近づいて、いいことは何もない。

武術の知識の試練The Trial of Martial Knowledge

第3の試練は武術の知識の試練。

試練の書物を正しい順に並べ、己の知識をマスターに示す心づもりをせよ。

並外れた危険のレシピA Recipe of Surpassing Danger

この並外れた料理に不可欠な材料を集めるには、極めて危険な状況を乗り越えられるだけの計り知れない勇気と不屈の精神が必要だ。だが、できあがった料理はとてもおいしく、命懸けで貴重な珍味を探した時間の全てが価値のあるものになると断言しよう

ドゥルーの卵、1ダース
無傷のドゥルーの脚、2本
大きなボールを作れるだけのクモのシルク
ファイアトードの皮、無傷のもの6枚
ラミアの鱗、17枚
亡霊の影キノコ、大1個
デイドラの心臓、1つ、角切り

深鍋かやかんで材料の卵と脚をゆでる。どちらもない場合はたらいで代用する。次に加えるのは…

[レシピは血で汚れており、以下の手順は判読できない]

傍受された星読みの文書Intercepted Star-Gazer’s Document

ハーラ

クラグローン北部でスケールドコートの巣をもう1つ見つけた。やつらはスカイリーチ遺跡の北東にあるロスナ洞窟を乗っ取った。洞窟内にいる軍勢は相当なものだ!大蛇がどのようにしてこれだけの配下を集めているのか、まったく分からない。場合によっては彼らの雇用戦略を見習う必要があるかも(冗談だ!冗談!)

アサシンのヴィスカーがロスナ洞窟に入るのを見た。これはこの洞窟が、スケールドコートにとって非常に重要であることの証拠となる。そしてその危険性は飛躍的に増した。

他に何か分かったら、また連絡する。

星読みオリオール

防具屋ウシクへの手紙Letter to Armorer Uthik

防具屋ウシク殿

我々はニルンクラッツを植え付けた鎧の生産量を上げなければならない。生産量を3倍にするのに必要な条件を伝えてもらえれば、必要な資材や人員をすべて用意させるよう手配しよう。

私を失望させないでくれ、ウシク殿。貴殿の鎧は我がトロール軍の鍵となるのだ。私は自分の指揮下にあるすべてのトロールやウェルワ、そしてアイアンオーク達が貴殿のニルンクラッツを植え付けた鎧を見につける日を夢見ている。それはまさに輝かしい日となるであろう。

敵には血を、我がクランに鉄を!

——破壊にうねるオフィディアのエグザーチ、ブラードス

密売人のメモSmuggler’s Note

これは最後の警告だ。このような不手際は二度と起きてはならない

前回注文した卵だが、少なくとも半数が割れていた。購入者はひびの入った卵を必要としていない。死んだ卵など求めていない!実際に生きたドゥルーが生まれる卵を欲しがっているのだ。理由は分からない。だがそんなことは関係ない。とにかく卵を持ってくるんだ!

あの古いドワーフの遺跡に主要な巣があるというもっぱらの噂だ。ムサーナズ、確かそう呼ばれていたはずだ。卵を持ってくるんだ。センチュリオンに壊されないように頼んだぞ