虫の教団 スタイル

クラフトモチーフ60
Worm Cult Style

虫の歌より

死の中にある生と復活
神聖なる暗黒の使命
思い出させる教団の服
倒れる前の最後の光景

ブーツ

メッキのサバトンは包む
バルの暗黒の軍団を
死体の部隊は蘇らせる
死の領域より戻りし者を

ベルト

コールドハーバーの残響は見ゆ
帯、サッシュ、ベルトの中
腰の上にはタセット3つ
頭や生皮を下げるフックの下

デイドラの獣の金属の頭蓋骨のように
虫の兜は頭を包む
重なり、重ね、疲れ果てたように
行進はアンデッドを導く

脚当て

シャッセは胸と変わらず
コールドハーバーの風体に
デイドラのシェブロンは湾曲する
支配の王の姿に

肉体の骨で弓を作る
乾いた音を立てて骨は外れる
虫の弓兵が骨の矢を放ち
人を家畜のように倒し

胸当て

虫の鎧のプレートは捧げもの
我らがアンデッドの王へ
鋼と鉄を結ぶもの
モラグ・バルの皮と姿へ

鋸歯で尖った鋭き剣を持て
定命の者の腸を抉れ
完全なる虫の教団の信者よ進め
敵の慟哭を呼び起こせ

肩防具

鋭きポールドロンは牙の頭蓋
虫の教団の信者の肩を飾る
定命の者は黒き虫の教団の奴隷
でなくば墓の中で朽ちる

手袋

篭手は前腕と手を守る
拳を握れるようにしながら
骨のバンドは指を守る
柄が滑らぬようにしながら

重なるプレートで飾れば
虫の教団の盾にバルの角
コールドハーバーの門を通れば
不死の宿命に導かれるのは全ての者

バルのような角の呪文杖で
闇の魔術師は魔力を集め
人間、獣、エルフは全て
最後に悲劇を迎え

戦棍

敵を殺戮し蘇らせる時
戦棍には利点が多くある
完全な死体を望む時
欠けぬ足と腕が得られる

短剣

曲がった短剣は牙のように波打つ
鋸歯の刃と先端
残忍な武器も役立つ
解体と切断

虫の斧の刃は切断された耳
金属を切りに再び得た命
誰もが恐れる強力な武器
鋼の閃光と漆の輝き

木工師助手メール 30週間目

208日目
あなたは今回の荷物から何をお作りになるのでしょう?素敵な炎の杖か、それとも固くて頑丈な盾でしょうか!可能性は無限大です。何を作られるにせよ、あなたの冒険を手助けすることを願っています。

209日目
昨夜ジョサイに、私が旅立つ前家族からもらった複合弓を見せました。彼女は以前にお話しした木工師です。欲しがられるかもしれないと心配しましたが、彼女は少し観察した後、ただ弓の弦を引っ張り、私を直視して「カジートの内臓?」と聞きました。まったく私を笑わせる術を心得ています!

210日目
他の人々に私の取引のことを話すと、よく困惑されてしまいます。ウッドエルフが木工製品を取引することは珍しくないのですが、職業にしているのはやはり目立ちます。でも仕方がありません。木工への愛は尽きることを知らないのです!この荷物に入っている素材から道具を製造することを、私の代わりにお楽しみください。

211日目
今日、あるレッドガードが私の仕事について尋ねてきました。素材を自分で集めるのではなく助手として購入することで、どれくらいの利益が出るのかを知りたがったのです。私が数字を伝えると、彼は驚いていました。確かに、今の取引では大金持ちになれないかもしれません。しかしこの素材を使っていただけることを思えば、十分に満足です。

212日目
私を助手として信頼し続けてくださっていることに感謝します。エルスウェアであれだけ取引されていれば、荷物の期日に間に合わなくなる心配はありません。私が出会う商人たちの大部分はクラフト用の素材を手にしていますし、売却や交換に喜んで応じてくれます。

213日目
近頃はジョサイのテントで以前よりも長く過ごしています。彼女はすでに、私にいくつも木工の技を教えてくれたのですが、もちろんそれは単に好奇心を満たすためのものです。自分で実際にやってみるわけにはいきません!いかにそれが魅惑的な考えだとしても…

214日目
私がジョサイに言い寄っているという噂が広まってるようです!旅の仲間の一人が、彼女の「寝袋を気に入ったか」と聞いてきたほどです。これほどの侮辱を味わったことはありません!彼女は私の母より年上なだけでなく、とても親切にしてくれている立派な長老でもあるのです。彼女をこんなふうに侮辱するなんて!

アッシュランダー スタイル

クラフトモチーフ48
Ashlander Style

エラベニムスン族の賢女サンネム・カミシ 著

では部族の友よ、私たちの服に興味があるのですね?単純な遊牧民の蛮族がこれほど緻密で洗練された衣服や道具を有しているのはなぜか、不思議に思うでしょう?では、このことを知りなさい。アッシュランダーにとって、簡素な衣服は強いられたものではなく、選択の結果なのです。私たちは善のデイドラの教訓に従います。実践と好みはデイドラの教えに調和しているのです。その他のより深い秘密については、今のところあなたに明かさないでおきます。ですが、服飾や武具については構いません。

ブーツ

ブーツにはしなやかな、通常はグアルの革を使います。つま先を保護するため、キチン製の突起やプレートを足の甲と脛に添えます。このキチンは下の革に、クワマーのカトルと(手に入る時は)馬の蹄から煮出した強力で永続的な接着剤で固定します。馬の残った部分はシチューの鍋に入ります。

ベルト

私たちは常に複数のベルトを丈夫な革で飾り、互いを斜めに交差させて、道具や武器、キチン製のタセットを支えます。バックルは象徴というよりも修飾を目的としたもので、装備者の好みに応じて、キチン、甲殻、人目を引きたければ金属でも飾り付けられます。

フードや兜は頭全体を覆い、アッシュランドの過酷な環境から身を守ります。とりわけレッドマウンテンの機嫌が悪い時のために。マスクかフィルター付きのバイザーは灰が鼻や口に入るのを防ぎ、ゴーグルは煤や燃えカス、煙から目を守ります。頭蓋骨を守るため、幾重にも重ねた硬いキチンを用い、時として突起や頂飾を付けます。

脚当て

胴鎧と同様、アッシュランダーの脚当てはグアル革の束を、クレッシュかルーブラシの繊維から作ったねじれ糸に、ワックスを塗ったものを使って縫い合わせます。キチンか甲殻の膝当てを膝に取り付けてもいいでしょう。こうすることで脚は武器だけでなく、茨やスケイスクロー、尖った火山岩などからも保護されます。

私たちの弓はアッシュウィローの大枝とトラマの幹をカトルの接着剤で薄く張り合わせたものです。表面はキチン、もしくはマッドクラブの爪か、可能ならばドゥルーの爪を使います。矢は手羽の筋か、レーサーの羽根で作ります。

胸当て

アッシュランダーは層にするか束ねたグアルの革を、キチンや甲殻、角、骨、あるいはヴァルドヴァークの殻で補強したもので胴を守ります。束はクレッシュかルーブラシの繊維で作られたねじれ糸で縫い合わせ、多くは乾燥させたスクリブのゼリーかドゥルーワックスを塗ります。所属する部族や宗教を示すため、色鮮やかなエナメルを用いてもいいでしょう。

私たちの剣は曲がりくねった刃を持ち、先端は三日月の蛇か、あるいは鋭利な凍った炎のようにねじれています。鍔の左右それぞれには完全な三日月があり、中子はトラマのハートウッドかキノコの幹の柄に包まれています。刀剣を身に着けることは重大な行いであり、アッシュランダーは一度抜いた剣を、使用することなく鞘に納めることが滅多にありません。

肩防具

私たちアッシュランダーは分厚いグアルの革を煮て硬くし、肩を山型に際立たせます。より重装の防具では、カトルの接着剤で小型/大型のキチン製プレートを固定します。こうしたプレートには、鋭い突起やスパイクをあしらってもいいでしょう。

手袋

手袋は分厚く、皮を何層にも重ねて作ります。私たちは溶岩地帯に生活しているので、焼けた石や沸騰した液体から手を保護しなければならないのです。戦争用の篭手は、前腕をキチンのプレートで保護し、これをカトルの接着剤で手袋の革に固定します。このプレートには、スパイクや突縁を付けてもいいでしょう。

アッシュランダーの盾は複数の軽く、しかし硬い甲殻の大型片を、カトルの接着剤で一つにつなげて作り、キチンのスパイクで飾ります。端には金属の縁を裏までたくし込み、斬りつけられた時に盾が割れることを防ぎます。

アッシュランダーの呪文の杖は魔法の武器だけでなく、儀式の錫杖でもあります。それゆえ、装飾には少なくとも私たちにとって、象徴的な表現があふれています。それぞれの杖には善のデイドラのシンボルが1~3付けられ、キチンと骨の二重の三日月が取り巻きます。持ち手の部分は戦槌のものと似た、尖った石突きになっています。

戦棍

私たちの戦槌は重い頭部の側面に両刃の三日月を取り付け、切断と粉砕の両方を行える武器として作ります。長いトラマの幹で作った持ち手を革の紐で斜めに巻き付け、握りやすくします。持ち手の手元は金属製か骨製の石突きにします。

短剣

アッシュランダーのクリスの波打った刃には、再び聖なる三日月が現れます。私たちにとって、クリスは刺突用の武器であると同時に便利な道具でもあり、こじ開けるための丈夫な先端と、削り落とすための分厚い刃が付いています。柄はトラマのハートウッドか、キノコの幹で作られます。

三日月は私たちにとって古代の聖なるシンボルであり、過剰にならぬよう、意味を込めて用います。斧の刃は三日月型に縁どられますが、先端は不完全になっています。物語が伝えるところでは、予言された出来事が起きた時、三日月は再び完全になります。そうして私たちの斧は、苦境と栄光の時代に身に着ける武具となるのです。その時は、未だ来ていませんが。

使徒 スタイル

クラフトモチーフ56
Apostle Style

発明家ダロマー 著

では、クロックワークの使徒スタイルの武器と防具を作りたいんだな?なら、突っ立ってただ歯車を回してたってだめだ!自分の記憶回路を俺が言うことに合わせ、全てのダイアグラム、設計図、シークエンスプレートに従うんだ。コグとカムを一瞬のうちに同調させて唸らせるよう。あっという間にな!さあ、始めよう!

ブーツ

ラディアスの厳しい環境では頑丈な靴が不可欠だ。使徒のブーツは確実な防水密封と足首の蛇腹ガスケットのため、編み上げと柔らかい革を避けている。履いていると少し汗をかいてしまうかもな。生身の足を金属に取り替える理由はそこにある!

ベルト

ほとんどのよそ者は使徒のベルトが平凡だと考えているが、それは愚かだからだ!柔軟性のある布のベルトはそれ自体目を見張るものだが、本当に際立っているのは職人技で作られた回転締め具だ。中央の部分を回せば、不恰好なバックルや見苦しい結び目なく、ベルトを理想的な腰囲まで締められる!

何よりもまず、クロックワークの使徒はクロックワークの神を敬わなければならない。模倣以上の敬い方があるか?使徒の兜には常にセト卿の祝福された面の形状とモチーフを模した中央の頂飾が付けられている。他と比べて仰々しいものもあるが、誇示しない頂飾に何の意味がある?

脚当て

使徒は滅多に座らない。やることが多いからな!忙しいライフスタイルに対応するため、我々の優秀な先人は腰からふくらはぎまで伸び、腿当てに繋げる与圧ガーダーを発明し、着用者が疲れることなく歩きたいだけ歩くことを可能にした。コンプレッサーの静かな空気音には慣れるまでイライラさせられるだろうが、全ての進化には犠牲が求められる!

正直言って、クロックワーク・シティの外の射手がどうやって生き延びているのか分からない。不安定な羽のついた矢を、馬鹿げた木の弓で弾いてな。創造性はどこにある?使徒の弓の決め手はリムと複雑な滑車システムの結合だ。その結果、鋼にも穴を開けられる弓が生まれる。

胸当て

使徒の胸当ては解剖学的な精度で出来ている。頑丈な真鍮の外殻が手袋のように肋骨や腹部へ適合する一方、しなやかな繊維があらゆる動きを可能にする。呼吸のための胸の拡張も含めてだ(未だにそんなことをする愚か者用にな)。ほとんど全てが狼星の金線細工に覆われているが、白いローブに隠れてほとんど見られない。もったいないことだ!

使徒の剣と使徒の短剣は外観的に非常に強い類似性を持っている。だがその構成はより複雑だ。錬金術の添加が真鍮をより軽く、より柔軟にしている。これは突きの有効性を低めているが、薙ぎ払う攻撃で与えるダメージを大幅に増加させている!

肩防具

華麗なポールドロンがなければ、どうやって英雄的な代弁者のシルエットを完成させる?謎の父自身のように、クロックワークの使徒は美しく彫られた肩防具で自身を飾る。空洞は軽さと柔軟性を共に保証し、強化された真鍮はほぼ破壊不可能にする。

手袋

不格好な金属のミトンや分厚い革の手袋を着けるエクソドロマルには同情する。誰もが知るように、実験をする上で最も大事なのは触感だ。ヴァーミナス・ファブリカントを退治する時にはなお重要だ!掌と指先の人口繊維が、重要な感覚を維持しながら指を保護する。

円形の使徒の盾は破壊不可能な障壁を作るため、クロックワークのモチーフと完璧な放射線が組み合わされている!鮮やかな開口部のデザインは衝撃を完璧な螺旋パターンの外環へと移す。また、これが立てる途方もない金属の音は、お前の歯をガタガタ鳴らすだろう!真鍮の歯に交換することをお勧めする。

使徒の戦棍と同様、我々の杖は完璧な真鍮のスフィアを取り入れることに焦点を当てている。使徒の戦棍とは異なり、このスフィアは中心の軸が回転していて、バランス取りをさらに難しくしている。完全な回転はセト卿の完璧さを反映し、真鍮を通して不思議な力を安定させている。また、それを回すことで愉快な時間を過ごせるため、子供やペットの暇つぶしになる!

戦棍

使徒の戦棍を鍛造するには、よく油を差した精神と安定した手が必要だ。上のタムリエルで戦士たちが振るう不格好な大槌や棍棒と違い、この武器の輪縁は完璧に円の軌道を描いている。完璧にだ!ヘッドの重量や位置付けの僅かな計算ミスさえ、小さなへこみやわずかな痕跡、それに全く受け入れがたい不完全さを招く。

短剣

使徒の短剣は斬撃にも刺突にも優れている。弧を描いた刃とくぼんだ鍔のおかげでな。錬金術処理をされたファブリカントの皮で包まれた柄は、決して滑ることがない。たとえ油や血に覆われていようと!

使徒の斧は円の法、別名回転する車輪の手法に大きく依存している。小難しい言い方で頭の部分を丸くしろと言っているんだ。刃が鈍るか曇ったら持ち主が斧頭を交換できるように、ほとんどが柄に便利なネジの締め具を備えている。我々は物の交換に長けているからな!

エボンシャドウ スタイル

クラフトモチーフ57
Ebonshadow Style

囁く影のロミエン・ガルヴェッタ 著

あなたは美しくなりたいと願う。美しく、そして囁き。囁き、そして暗闇。暗闇、そして美しく、そして囁き。爪を持つ、あのような爪を。あなたは冷たくなる、そして鋭く、そして暗く。エボンシャドウになる。

安息はない、決して安息はない、だから作れ。彼女の意志により武器を作れ、陰謀により防具を作れ。あなたは暗黒の無で満たされる。作るものに吐き出すまで。作る時間はたとえ一人であっても、その時間だけでも意味を持つだろう。

ブーツ

あなたはもう影に沈んでいる。足を過ぎ、脚までも。けれど破滅させることはない。そう、あなたが暗闇を作ったのだから。形作り、革紐で縛り、あなたの一部になった。影の間、世界の間を歩けるブーツを。

ベルト

包み込む。安全に。決して行かせない。暗闇の抱擁で包み込む、彼女の抱擁のように。その中に縛られるけれど、それはあなたのもの!あなたが作った!手の中に暗闇を、影を、黒い、自分を縛り、抱きしめるベルトを作った。

あなたの頭は秘密で満ちている。暗い予言、彼女の意志、カラスの鳴き声。精神が滑っている、浮かんでいる、保たなければ。安全に。兜、そう、兜を作る。ばらばらに砕けた意識を結びつける。精神が彼女のことだけを知るように。彼女の意志を。彼女は砕けた欠片を愛するでしょう。まだ使い道があるから。

脚当て

あなたは壊れている。違う?欠片が足りない、何かが足りない。これ そう!これが完成させる。まるごと。一つに結び付ける。影が私たちを結びつける。これを作り、一つになる。鍛造し、一つになる。最後には、彼女の影と一つになる。あなたは壊れていない。あなたは完全。私は完全。

触るには冷たいでしょう?黒い氷。けれど指は滑らない。黒檀の握りをしっかりと掴み、矢を飛ばす。貫く。夜を貫く真実。素早く。敵の肉体を貫き、熱い血があふれ出す。冷たい矢に対する熱い血。熱い。けれどあなたは冷たいまま。

胸当て

喘ぐ、喘ぐ、けれど息ができない。暗闇の重みがのしかかる。肺を圧迫する、けれど今。今、身を守る防具を作った。胸を包み込む、鈍った心臓の鼓動に背いて。それが重みを止めるでしょう。圧倒的な重みから守るでしょう。

黒く、優美で、破壊的な刃。ある晩、あなたの耳を満たした彼女の言葉のように。刃先は鋭く、容赦がない。これは飢餓。聞こえる? 暖かさを求めている。血を。敢えて歯向かう者が餌食となるでしょう。飢えている、彼女のカラスが飢えているように、あなたがいつも飢えているように。暖かさを求めて。死を求めて。

肩防具

彼女の意志はあなたの肩を押す。重く、耐え難く。けれど今はあなたが暗闇を作れる。砕けた欠片は影によって纏められた。縛るタールによって。彼女の意志となる。そして肩には重さも、負担も、何もなくなる。何も感じないことが、彼女を救う。

手袋

あなたの手は氷、冷たく、全ての接触に麻痺する。なのにまだ暖かさを保とうとする。影に糸を通し、命令に従うよう作りなさい。それは指を包み、誘い込み、ほぼ安全だと感じさせる。それは彼女の暗い意志のために手を動かす、けれどそれは癒し。ほとんど暖かい。ほとんど生きている。

光はあなたを捉え、溶かし去ろうとする。彼らの光。彼らの剣、彼らの短剣、彼らの戦棍。彼らは突き出し、刺し貫く。終わらせようとするけれど、あなたは影。終わることはない。この盾で彼らの光を防ぎなさい。これであなたは彼女の暗闇の中で安全。終わりなき抱擁の中で。

かつてあなたの魔法は色で、暖かく、喜びだった。もうそうではない。彼女に渡してしまった。我が女王は色を手にし、力を与えた。冷たい杖を。その上にカラスが止まり、見ている。裁いている。敵が倒れ、あなたが暗闇に落ちるのを見ている。深く、深く、最も深い影へ。

戦棍

叩いて開けなさい。彼女の敵、内側が暖かい。ほらね?色を見て、落ちていくのを。あなたには色がない、けれどまだ見える。この戦棍の中に彼女の意志を築き上げた。他の者全てにその力を使いなさい。彼らは暖かい、けれどあなたは冷たい。何も感じない。結局、影は何も感じない。

短剣

笑う、鳴く、そしてついばむ、ついばむ、彼女のカラス。あなたもついばまなければ。そして暗闇から短剣を鍛造する。小さく、軽く、鋭く。鋭く、恐るべき先端。それは必ずや熱い肉体を刺し貫く。指に血を感じる。熱い、けれど手はまだ冷たい。夜に立ち上る蒸気を見て。

斧が見える?いいえ、それは爪、輝かしい爪、夜空のような弧を描く爪。このような爪があれば開ける。大きく開き、紫と青を出すことが。それは出たがっている。斧を突け、突け、つるはしのように。突いて暗闇を溢れさせて。そうすれば溢れ出すでしょう。
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